どうせウグイなんて外道でしょ?
なんて思ってるそこのあなた!
その考えはもう古いですよ。
今は外道じゃなくてゲストといって、魚種にこだわらずマルチに楽しむのが普通。
魚に上下・優劣はなく、それを決めるのはいつだって私たち釣り人の先入観にすぎません。
そこで今回は最近注目されている身近なターゲット、ウグイのルアー釣りについて徹底解説!
春~冬まで時期を問わず遊べるし、むずかしい仕掛けも不要でお手軽♪
熱狂的なファンもいるウグイングとはどんな釣りなのか?
この記事を読んで身近な好敵手と遊びましょう!
餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。
「釣りの楽しさをお届けする」をモットーに、初心者の方にも分かりやすく釣りの情報を発信中!
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ウグイのルアー釣りの投稿
ウグイの種類
ウグイ
基本的にウグイといったらこのタイプで、沖縄を除く全国に生息しておりこの記事でご紹介のもこのウグイ。
50cmまで成長しますが釣りでは20~30cmクラスのサイズがメインになるでしょう。
産卵期は3~6月頃で南ほど早く北ほど遅い傾向があります。
婚姻色は色鮮やかなオレンジでインスタ映え間違いなし(笑)
マルタウグイ
恒例のマルタウグイ釣りへ🚙なんとか数匹口使ってくれました!鮮やかですねー🌈 #マルタウグイ #fenwick #アンバサダーリール #オールドアブ #ダーデブル pic.twitter.com/ktgPKq9uwy
— 🎴房総トップ男塾🎴イマイ (@Fender6fenwick9) March 17, 2022
マルタウグイはウグイの中で最も大型になる種で、なんと最大で60cm!
河口周辺の汽水域で活動するため、シーバスを狙っている人がよく釣っていますね。
産卵期は3~5月頃で、その頃になると河川を遡上して中流域の川底に石に卵を産みます。
普通のウグイとは婚姻色で見分けがつき、ウグイがオレンジ模様が2本なのに対しマルタウグイは1本しかありません。
太平洋側は関東以北、日本海側は北陸地方以北にしか生息していないので私の住んでいる岡山県にはいないんですよね~。
ジュウサンウグイ
やっぱでっけえw
— 鰰 (@masahirougui) April 6, 2022
ウグイというよりもうコイなんだよな… pic.twitter.com/YKKeWbrtap
ジュウサンウグイは富山県以北の日本海側と青森県~北海道にかけて生息しています。
サイズは60cmまで大きくなり、昔はマルタウグイだと思われていたのですが2015年に別種として認定されました。
同じ大型でもマルタウグイよりも太いのが特徴ですね。
エゾウグイ
他のウグイ達にはない、これぞエゾウグイという出っ張った鼻は善き。サメっぽいよね。 pic.twitter.com/GL2A2yciJI
— 藤川直人(ななおと) (@namazumana) August 25, 2022
東北から北海道に生息するウグイで、海に下ることはなく淡水域で生涯を過ごし40cm程度まで成長します。
見分け方としては鼻が大きく前に突き出していることと、婚姻色のオレンジが顔の下の方にしか出ないことですね。
ウケクチウグイ
ウグイのなかでも異質な格好良さを持つ「ウケクチウグイ」。
— Kazuho (@high_wind77) September 15, 2020
名前の由来にもなっている受け口と魚を獰猛に捕食する特徴はこの種ならでは。
1度は見てみたかった魚なので、本当に嬉しい1匹だった!
ガイドしてくれた友人には感謝です。#ウケクチウグイ pic.twitter.com/u1AgrYWRvF
その名の通り受け口になっているウグイで、なんと最大80cmまで成長します!
長野県の最上川水系、新潟県の阿賀野川水系にしか生息していない貴重な種類。
ただし絶滅危惧種に認定されています。
ウグイ向きのタックル
ロッド
- 長さ…5フィート~7フィート前後
- パワー…ウルトラライト~ミディアムライト
- アクション…レギュラー~レギュラーラースト
長さは川幅によって使い分けてください。
街中の水路や川幅10mぐらいの渓流なら5フィート台がいいでしょう。
逆に下流や川幅40mあるような本流なら7フィートクラスが強いですね。
間をとって川幅20~30mなら6フィート台を選べばOK!
リール
スピニング
1000番~2000番のシャロースプール搭載モデル。
5フィート~6フィート前半までのロッドなら1000番、6フィート半ば以上なら2000番がピッタリ。
万能なのは間をとってC2000番ですね。
ベイト
3g程度が投げやすいフィネスモデル
あえて言い切りますがベイトならダイワの28mmスプール機一択。
シルバークリークエア、アルファスAir、スティーズAirなどですね。
シマノ派には申し訳ありませんが軽量ルアーの投げやすさはダイワの勝ち。
レベルワインダーがどっちかに寄ってたら3gクラスのルアーは極端に飛距離が落ちます。
ライン
ナイロン・フロロカーボンライン
3lb~5lb
釣り方はこの後ご説明しますが、ウグイ狙いでは底を取ることが多くなります。
またウグイは鈍重そうなイメージとは裏腹に、瞬間的なバイトやトラウト並の引きをしているので細すぎるのもダメ。
そのためナイロンフロロなどモノフィラメントラインの場合は下でも3lbは欲しいところです。
もし40cmクラスの大型がかかるポイントなら5lbクラスは欲しいのですが、そうなるとフロロではゴワゴワするのでナイロンにしましょう。
PEライン
0.3号~0.6号
20~30cm程度のアベレージサイズの引きだけを考えるなら0.1号~0.2号でも十分です。
ただしボトムを取ることを考えると0.3号は欲しいですね。
極軽量のルアー・リグを使用するわけではないので過剰に細いラインを使う必要はありません。
それによってルアーの操作が~とか、食いが落ちるとかそこまでシビアな釣りではないので大丈夫。
これらを考慮すると以下のタックルの流用が望ましいですね。
- トラウトタックル
- アジングタックル
- メバリングタックル
- バスタックル
ウグイに効くルアー
スプーン
スプーンは川用のルアーのオールラウンダー。
現在のトラウトフィッシングではミノーに主役の座を奪われてはいるものの、ことウグイ相手にどちらか選べと言われれば私はスプーンを選びますね。
金属ルアーならではの飛距離、コンパクトさ、浮き上がりやすさ、フラッシング、フォールも織り交ぜられるなど何でもできる!
ただスプーンなら何でもいいわけじゃなくて、ウグイングを快適に楽しみたいなら相応の性能を求める必要があります。
基本的にウグイは渓流魚がいるところよりも流れが緩いポイントを攻めることが多い。
とはいえエリア(管理釣り場)みたいな止水域でもない。
ということで渓流用スプーンとエリア用スプーンの中間的なタイプがもっとも理にかなっているのですが、丁度いいものが見つからなくて自作する人もいるほど。
でもそこまでしなくてもシマノのロールスイマーがピッタリなのでオススメ!
選ぶ重量は川幅によりけりですが幅10mの小川なら2g程度、幅20mの川なら3.5g、幅30mの川なら5g程度を目安にしてください。
スピナー
スピナーとは金属の軸にブレード、ビーズ、ウエイト、フックなどが取り付けてあるもの。
人によってはスピナーは渓流において最強!というほどで、ウグイにもムチャ効くので持っておくに越したことはありません。
そんなスピナーにおいて最もオススメなのがARスピナー。
落ちた瞬間に回りだすほどの高レスポンスなブレードと、スイベルシャフトで糸ヨレを押さえているのが最大のミソ。
ロッドワークで左右へのスライドアクションも演出できる優れものです。
詳しくはこちらをどうぞ⇒ARスピナーの記事を読む
ミノー
トラウト相手にはメインを張るミノーですが、ウグイのような底を好む魚にはそれほど出番が多くありません。
それにも関わらず私がミノーを推すのは、ウグイのサイズ狙いにおいてはミノーこそが最強だから!
詳しくは後ほどウグイの釣り方で説明しますが、大きく成長したウグイは小魚を好んで捕食するようになるのでミノーは攻略に欠かせません。
ウグイにオススメのミノーはリュウキ38S一択です!
小粒でありながらシンキング仕様で飛距離が出るため、ウグイ釣りのメインフィールドである川幅のある本流で非常に頼もしい存在。
秒速15cmぐらいの丁度いい速度で沈むので誰でもレンジキープが簡単に決まりますよ!
中層で食わないならロッドの角度を下げてリトリーブ、底にゴツゴツ当たりすぎるなら少しロッドの角度を上げるだけ。
巻いてるだけでバンバン釣れてしまう凶悪なミノーです(笑)
詳しくはこちらをどうぞ⇒リュウキ38Sの記事を読む
ナッゾジグ
初めてウグイに使った日に30匹も釣らせてくれたナッゾジグ。
スプーン並の飛距離
スピナーを彷彿させるブレード
ミノーのようなアクション
まるで上で紹介した3つのルアーを合わせたようです。
一応ジャンルとしてはメタルジグですが「魚種限定解除」と言われるほど多彩な魚種が狙える唯一無二のアイテム。
元々は海での使用を前提としていますがエリアや渓流で使っている人も多い実力派ルアーです。
詳しくはこちらをどうぞ⇒ナッゾジグの記事を読む
ウグイに効く色
ゴールド、シルバー、アカキン、オリーブ、黒、白…色々試しましたが、ウグイはどの色でも釣れます。
今日はこのカラーにバイトが集中した~!などもそれほど明確にありませんでした。
どうやら釣果にはそれほど関係ないようですね。
- 自分のお気に入りのカラーを使う
- スレないようにカラーローテーションする
これでよいかと。
ウグイがいるポイント
川は流れが速くて浅い瀬と流れが緩くて深い淵が連続しています。
ウグイが多いのは主にこんな淵ですね。
ただし夏は淵から上がって流れがあるポイントにも入ってくることがあります。
とはいえ水面が波立っているような瀬の中までは入りませんから捨てましょう。
また冬は淵以外でつれることはほとんどありません。
ウグイのルアーでの釣り方
基本
「ウグイは底を釣れ」
そんな言葉をあなたは聞いたことがありますか?
ルアーで狙うとはいえウグイは純粋なフィッシュイーターじゃなくて雑食性の魚で、藻や他の魚の死骸なんかも食べます。
そんなウグイにとって中層の小魚を積極的に追い掛け回す必要はありません。
水面の浮遊物を食べることもありますが、底にいる川虫やら甲殻類やらヨシノボリやらの方が楽に捕食できるでしょう。
ということでウグイのルアー釣りの基本はボトムをゆっくり引いてくること。
もちろんズルズルと引きずったら根掛かりしてしまいます。
上流に向かってスプーンを投げたらいったん着底させ、そこからゆっくりと巻きあげる感じですね。
たまに糸を出して底を取り直してください。
そこにウグイがいればそれだけでちゃんと釣れます。
食わない時
ウグイは外道=簡単に釣れるイメージがありますが、専門に狙うと意外と難しい一面もあります。
1~2匹釣ったら他の個体が警戒して食わなくなったり、アクションを変えたら口を使うこともしばしば。
ということでスプーンを投げてもバイトがなくなったら、ぜひスピナーを使ってみてください。
スピナーはスプーンほどの飛距離は出ないし根掛かりの可能性も高まりますが、食わせの能力ではスプーンを超えるという人たちも多いほど。
先ほどまでの沈黙が嘘のように連発するなど、スピナーだけの爆発力は確かにあります。
リフト&フォールなど積極的に縦の誘いも入れてください。
サイズ狙い
これはウグイだけに言えることではありませんが、雑食性の魚は一定のサイズを超えると肉食性が強くなります。
具体的には30cmを超えると傾向が現れ、35cm以上は明確に傾向が現れます。
ここまでで「流れが緩い淵がいい」とか「底をゆっくりせめよう」とか言いましたが、これらが通用しなくなるんですね。
具体的にいうと本流トラウトが好むような速い流れの中に入っていきます。
とはいえ白波が立つような瀬の中までは入らないのでご注意を。
具体的に言うと淵と瀬の中間エリアの流心脇などで、そこに大岩なんて絡んでいたら一等地です!
上流側にミノーを投げたらゆっくりと巻いてラインを張り、流れの力で下流側に流しましょう。
あとはそのままUターンさせて岩の裏に送りこむだけ。
シーバスのテンションドリフトのそのまんまですね。
猛烈な勢いで飛び出して食いあげてきた良型!
もう完全なフィッシュイーターです(笑)
ウグイのルアー釣りまとめ
- 春~冬まで時期を問わず釣れる
- ポイントは主に淵
- 大型は小魚を積極的に捕食する
- スプーン、スピナー、ミノーが鉄板
- ルアーの色はあまり関係ない
- タックルは他のライトゲーム用を流用
小川の釣りに関する記事はこちらをどうぞ⇒小川の釣りの記事を読む
コメント
コメント一覧 (2件)
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お疲れ様です。
待ってましたよ。淡水魚コーナー!!
キレイなウグイですねー。ほんとなんでもうまく釣りますね。。。
ウグイ、ハス釣りたいなー。
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釣り好きさん、お久しぶりです!
私はオヤニラミが釣りたいですがカスリもしませんw