先日、当ブログに読者の“enasheさん“から以下のコメントを頂きました。
今年から本格的にチニングを始めたのですが、なかなか釣果に繋がらず自分の得意な釣りに逃げてしまいます。
自分は岡山~宇野がメインフィールドなのでとても参考になりました!
また是非岡山方面の記事お願いします!
とのことです。
そしてこの日は用事があって東方面に行きましたので、これは期待に応えねばなりません。
自分の力が普段行かない場所でも通用するのか知りたいですし!
餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。
「釣りの楽しさをお届けする」をモットーに、初心者の方にも分かりやすく釣りの情報を発信中!
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吉井川の特徴
高梁川…
川幅が広くフラット。チヌの魚影は濃く狙いやすいが、変化が乏しいので沖を回遊するキビレは居場所を絞りづらい。駐車スペースはそこそこあり、ほとんどの場所で竿が出せる。
旭川…
川幅が狭く流れが速い。魚の着きそうな場所が明確で、ある意味一番結果を出しやすそう。ほとんどの場所は足場があるが、駐車場がほとんどないのが残念。
吉井川…
駐車場もあるし足場もある。川幅も結構ある。支流・港・水門・沖に付き出した石積み・港など全体的にポイントもある。ある意味一番バランスが取れた川?
実釣
※2021現在は車でここへは降りられません。気合があればかなり下流から歩いてくることは出来ます。また、堰から100メートル下流は釣り禁止ですのでお気をつけ下さい。
ここで釣りをしていたら、2人のおっちゃん達が現れました。
手には竿を持っています。
そして…堂々と立ち入り禁止区域に入っていく?!
何をするんだろう?と思っているとフェンス越しにチヌを引っ掛けて釣り始めました。
そして自分の視線に気付いたのか、満面の笑みで
「ここのチヌは唐揚げにすると美味いよ!横でやってみるか?」
と。
何の罪悪感もなく少年のように屈託のない笑顔で言われると心が和みますねw
ご遠慮して移動することにしました。
ということで今度は堰の右岸、岡山市側です。
右岸もここから先は立ち入り禁止ですので気を付けましょう~!
それにしても吉井川の潮止めは流れが速いですね!
先程の左岸側に比べれば、こちらはやや根掛かりしにくい感じです。
それでもやはり普通にやると根掛かりは多発しそう!
夏の河川のチヌを考える
従来チニングと言えば”干潟でラバージグ+ワームでずる引き”が基本メソッドなんですが、高梁川や吉井川の潮止めのような根が荒い場所では、根掛かりしてしまい釣りになりません。
また、夏場の早い流れの中に入っているチヌは底ベタではなく浮いていることも多く、完全にボトムまで落とすと見切られることもしばしば。
更にアフターのチヌはリグを強くひったくって行かず、口を離すのが早いこともあります。
そしてアフターのチヌは雑食性が強くプラグへの反応がとてもよいので無理にワームを使う必要はありません。
ハードルアーで中層攻略!
何が言いたいかというと、この時期の河川の流れが速いポイントではプラグやメタルルアーの中層の巻きの釣りの方が簡単に釣れるということです。
実際この時期はチニングスタイル(ワームのボトムゲーム)の人よりも、プラグでシーバスを狙っている人が外道でチヌを釣ることの方が多いのです。
そこで「チヌとシーバスって釣り分けることが出来るの?」ということになると思いますが、厳密には出来ません。
しかし同じ中層といってもやはりチヌの方がボトムに近く、フォール時にバイトが集中しますのである程度の釣り分けは可能です。
ということでメタルマル13gをキャスト。
着底
巻き巻き
フォール
巻き巻き…
ゴン!
チヌゲット
吉井川チヌゲット!
メタルマルの13グラムは抜群の飛距離、フォールも入れられる、浮き上がり易く根掛かりしづらい…ということでチニングにはマストアイテムです。
※2021年現在では、その後インクスレーベルから発売されたナッゾジグの方がオススメです。釣れっぷりはどちらも変わらないのですが、ナッゾジグは根掛かりがとても少ない上に値段も安いので。
もうちょっと水深がある場所、足場が高い場所ではバイブやメタルバイブの方が底を攻めやすいので分けると良いと思います。
ちなみに根掛かり回避はルアー任せにするのではなく、”ボトムタッチに気付くこと”で、レンジコントロールをすることで回避します。
底に当たったらすぐ竿で跳ね上げ、ボトムに付かないように、とはいえ離れすぎずたまに底取りをし直すこと。
一応投げてみましたが反応はありませんでした。
仮に水門がしまっていたとしてもこのような場所はチヌが着きやすいです。
ここら一帯の敷石は所々少し沖に出っ張っているのも高ポイントです。
本来は吉井川のように大きな川は朝から夕方までかけて一通り回るのがベストなんですが時間的にそうも行きません。
何も無さそうな場所にもチヌはいるんですが自分の場合は
「何もない場所はあえて捨てる」
という考えでランガンをしています。
こういう場所には必ずチヌが居着きますし、回遊するにしても定位場の周りを回遊する可能性が高いと思っていますので。
実釣
ということでまずは水門や護岸の足元周りを攻めてみますが、残念ながらノーバイト。
ということでこの水門の沖を探ることにしました。
前回は根が荒く流れも早い場所でしたのでメタルマルで中層を攻略しましたが、ここは堰ほど流れも速くありませんし根も荒くありません。
こういう場所ではやはりボトムゲームが活きてきます。10gのフリーリグで遠投し、ボトムを巻きの釣りを開始します。
まだアフター真っ盛りでチヌも回復していませんので、巻きの中にも定期的に”止め”を入れます。そして2秒ほどシェイク!
ちなみに自分の場合はワーム自体を大きく動かすシェイクではなく、ラインを張る→ラインを緩めるだけのシェイクです。
PEラインなのでダイレクトにリグに力が加わりますしそれで十分だと思っています。
この食わせの間に違和感を感じたので即アワセすると…
これで終了です!
以下は今回釣れたポイントです。
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