ダイソーにタモ網が売ってるけど使い物になるのかな?
タモ網=ランディングネットはある程度の大きさの魚が釣れた時には必ず必要になるものです。
タモ網を使わずに魚を抜き上げようとすると、糸が切れたり最悪は竿が折れますよ!
でも釣具屋に並んでいる商品を見るとどれも数千円はしますよね…。
釣れるかどうかも分からない魚のために数千円は勇気が必要です(笑)
そんなタモ網がダイソーにはなんと500円で販売されてるんだから驚きですね!
でもあまりに安すぎるので不安になる人の方が多いんじゃないでしょうか?
もし使い物にならない粗悪品だったら500円を捨てることになってしまいます。
ということで今回はダイソーのタモ網を徹底レビュー!
この記事があなたのお買い物に役立てば嬉しいです♪
概要
- 品名…折り畳み式魚とり網
- 価格…500円(税別)
- 長さ…97~145cmまで調整可能
- 横幅…35cm
- 網…ポリエステル
- 柄…アルミ
外観
網
網は折り畳まれた状態になっています。
使わない時はこのようにコンパクトに収納できるわけですね。
広げたらこんな感じ。
網はスタンダードな丸型ですね。
柄
今度は柄=シャフトを見ていきましょう。
最も短くした状態で長さは61.5cmでした。
柄の断面は8角形で強度に優れた形状ですね。
先端はこのようにネジ式になっていて長さ調整が可能。
使い方は後で解説しています。
ここに網側のネジを取り付けるわけですね。
グリップはラバー製になっており、溝があってグリップ力はなかなかのもの。
これなら手が滑って落とすことはありませんね。
使い方
まずは網を広げないといけません。
折りたたまれているフレームを広げたら、片側についているネジを反対側のフレームの穴に通します。
網を広げたらネジを柄の先端に入れます。
完成!
別角度から。
次は柄の長さ調整をご説明しましょう。
こんな風に先端側は引っ張れば伸びるようになっています。
好きな長さに伸ばしたら、接続部をねじって固定すれば動かなくなる仕組み。
網まで入れた全長では97~145cmになります。
重量
パッケージにタモ網の重さの記載がなかったので測ってみましたが、約220gでした。
柄が短いことに加えアルミ製ということもあり軽量ですね。
これなら子供でも楽々と扱えます。
欠点
短い
そもそも145cmという全長は海、川、池を問わず短いです。
砂浜は別ですが基本的に足場と水面には高低差がありますし、タモ網は真下ではなく斜め下の魚に向かって伸ばさないといけません
そう考えると足場の高さが50cmちょっとまでの釣り場じゃないと使い物になりませんね。
堤防で使うとか書いてますけどまず無理ですよ(笑)
海で使うならよほど潮位(水位)を計算した上で敷石や磯で使うしかありませんが、極めて限定的ですね。
ダイソーのタモ網はむしろ淡水の方が使い道が多いはずです。
とくに水路は足場が低いところも探せば多いし、雨の後や水門開放後を除けばそんなに水位変動もしませんからね。
それでも短いですけど(笑)
作りが雑
網の末端処理が適当。
ぐちゃぐちゃですね。
大物非対応
フレームの幅は35cm×35cmです。
深さは記載がないので測ってみたら約37cmほどでした。
50cmぐらいの魚だと落としてしまいそうで、シーバスやチヌなどよく釣れる魚に使いにくいです。
錆びる
アルミ製だから海で使っても錆びにくい…なんて思っていたそこのあなた!
こちらをご覧ください。
フレームや柄はアルミ製ですが使用されているネジは鉄製のようで、海で使ったら普通に錆びます。
フレームのネジが錆びると開閉ができなくなっちゃうんですよね。
ルアーが絡まる
左がダイソー、右が一般的な釣具メーカー製のネットです。
アップで見るとこんなに違います。
ルアー釣りではタモ網のことをランディングネットといいますが、この商品はルアー釣りに向いていません。
というのもこんなに目が細かい網では魚をすくった時にフックが絡まって外すのが大変なんですよ。
そんなにたくさん魚釣れないから別にいいよ!
…と思うかもしれませんが甘い!
網に絡んだフックを外すのはあなたが想像している以上に大変です。
針が外せた頃には魚はもう助からないでしょう。
幼い我が子と釣りに来て、リリースした魚が目の前でプカ~と浮かぶのはちょっと…(笑)
お子さんは釣りを嫌いになるかもしれません。
ネジの規格が特殊
網は破れるものだし、柄は折れるものです。
だから釣具屋では各部だけ別々に売っているのが普通で、異なるメーカー同士でもネジ径は共通なのでつないで使えるのが普通。
ただしダイソーのタモ網のネジは一般的なものと違うので互換性がありません。
だからどこがが壊れたら全部まとめて買い直すことになります…まぁ安いからいいんですけど。
他社製のネジを削ってダイソーの柄に取り付ける改造をしている猛者もいますが、そこまでするなら普通に他社製の柄を買った方がいいです。
まとめ
- アルミ製&短いので軽い
- 145cmまで伸ばせる
- 短くて使い所が限られる
- 作りが雑
- 小さくて大物には向いていない
- 網が細かくてフックが絡む
- ネジ規格が特殊で他メーカーと互換性なし
ハッキリ書きますが、ダイソーのタモ網はオススメできません。
網は目が細かすぎ、柄は短すぎ…これでは使い道がほとんどないかと。
これはどう見ても釣り用というより魚捕り用なんですよね…。
ということで値段は少し高くてもちゃんとしたものを買いましょう。
どんなのがオススメなの?
ネットは対象魚の大きさで選びます。
バスやチヌなら35cm、中型のシーバスなら45cm、大型のシーバス狙いや青物を視野に入れるなら75cm。
ダイワのランディングネットは折り畳みジョイントが最初からついててお得です。
シャフトは足場の高さで選びましょう。
バスやチヌなら4m、シーバスや青物なら~6mで足りるケースがほとんどです。
色んな所で使いたいなら5mが海での標準ですね。
堤防など一ヵ所に腰を据えて釣りをするならいいんですが、ルアー釣りでは常に移動するのでベストやバッグのD管にセットしておくのが普通。
それがステーというツールがそれなんですが、ルアーマンなら限りなく100%近い人がいずれ使うようになります。
ダイソーの釣具一覧はこちらをどうぞ。
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