まいどです!
ほーぷれす(@hopeless_orz)です。
2022年はチニングの年です。
「どうも!本家チニングメーカーです!」
もりぞーさんをオリムピックから引き抜いたダイワ。
新生シルバーウルフを市場投入し一気に沸き立つ。
「いやいや、元祖はウチですから!」
遅れを取る訳にはいかない!
負けじと黒田さんを引っ張りだすシマノ。
そんなシマノが2022年、満を持して送り込んむ隠し玉…ブレニアスエクスチューン!!
今日はそんなブレニアスエクスチューンを…ブッた斬る!!
黒田さんと嶋田さんの対談
ついにそのベールを脱いだブレニアスの上位機種・エクスチューン!
その計画の裏には、あの2人がいた。
ついに出てきたか…シーバス四天王の一人であり、紛うこと無き伝説の釣り人・嶋田さん!
嶋田さんはチニングというジャンルを確立した主要人物達の一人で、シマノのチニングブランド「ブレニアス」の生みの親。
そして
国内最高峰トーナメントJB TOP50に参戦するバスプロでありながら、地元静岡の浜名湖でチヌ・キビレにも精通する黒田さん!
そんな豪華な二人の対談は必見です!!
動画解説
それでは動画の内容を私なりに分析し、解説していきます。
あ、あれ…ちょっと見ない間に嶋田さん、雰囲気が変わりましたね…
昨日の夜コンビニで立ち読みしてたおっちゃんにそっくりです。
嶋田さん
「最近の浜名湖のブリームゲームってどんな感じですか?」
黒田さん
「当然、ネガカリノタテを中心にしてて…」
黒田さん、目上の人を立てる気配りはさすがです!
でも絶対ネガカリノタテとか使ってないですよね…
※ネガカリノタテは嶋田さんが生んだチニングルアーです。
トップに限らずフリーリグやボトムワインドなど様々な釣り方があることを分かりやすく説明していく黒田さん。
黒田さん
「逆にそちらはどうですか?」
嶋田さん
「瀬戸内海はブリームゲーム発祥の地だから成熟してて、ほぼ完成形になってきている」
は……はい……?
この場合の瀬戸内海とは、もちろんチニング発祥の地であり嶋田さんのお膝元である広島を差します。
しかし確かにチニングは広島で生まれましたが、発展してきたのは大阪です。
広島のチニングは岡山と同じで、10年以上前のまま止まっていたのです。
釣具屋のチニングコーナーの品揃えなんて岡山と同じようなレベルで、申し訳程度に端にチョコンと置いてあるだけです。
もりぞーさんの影響でようやくここ数年で一部の人達によって再び動き出したのです。
それが成熟してて完成形…?
嶋田さん
「ところで…」
いや、ところでじゃなくて。
黒田さんは色々説明してくれたのにそれだけで終わりですか?
ここで嶋田さんはおもむろにブレニアスエクスチューンを取り出しました!
ついに来ましたね~!
ワクワク♪
嶋田さん
「当時Sリグっていうのがあって…」
懐かしいな…
これはまた化石のようなリグの名前が登場しました…。
そしてS76Mは昔懐かしのSリグ用ロッドということが判明しました。
嶋田さん
「ちなみに初代ブレニアスにはベイトがあったけどその後はないんです。その理由は…」
あぁ、あのベイトロッドは黒歴史でしたよね~
ははは…
嶋田さん
「あまりにも出来過ぎた良い竿だったので、この竿をしばらく使いたかったからです」
?!!
私はパニックになりました。
どんなに思い出しても、あのベイトモデルがそんなに釣り人に評価されていた記憶がありません。
嶋田さん
「でも今回はベイトも加えてほしいという要望がかなりあったから加えました」
やっぱり今まで要望がなかったんじゃねーか!!
くそっ…なんなんだ、この対談は…!
嶋田さんが何を言いたいのか分からなくなってきた私は、デスノートの一コマを思い出しました。
嶋田さん
「このベイトロッドを使って皆さんにやってもらいたい事が…」
ようやくB76MLの核心きた!
待ってました!
さぁどんな使い方の為に生まれたロッドなのか?!
嶋田さん
「ネガカリノタテというルアーがあるんですけども……」
それはもういいから…
し、しつこいな…!
B76MLはネガカリノタテ用のロッドであることが判明しました。
そして対談は締めに入ります。
黒田さん
「このブレニアムエクスチューンで色んな楽しみ方を見つけて欲しいですね」
さすが黒田さん!
綺麗に締めましたね~。
普段正直に言いすぎてしまうこともある黒田さんですが、時と場合そして立場をわきまえた振る舞いをされるのは非常に好感がもてますね♪
頭が良くて、大人なんだと思います。
だけど少年の心も忘れない。
そんな素敵な黒田さんの締めの言葉に続き、嶋田さんが締めて終わります。
嶋田さん
「ブリームゲームを最初に広めた時にですね…」
今そんな話してたっけ…?
自分がチニングを広めたという武勇伝を会話にねじ込む嶋田さん!
ちなみに黒田さんは、さっきからずっと同じ顔をされています…。
なんだか可哀そうです。
嶋田さん
「ルアー1個持ってピョッと投げたらすぐる釣れる!」
…………
気を失いそうになりました。
せっかくのこれまでの黒田さんの説明が無に帰した瞬間でした。
黒田さんもデスノートの一コマを思い出していたのかもしれません…。
・チニングは俺が広めた
・ネガカリノタテを買え
・昔話に付き合え
…と軽くイジらせて頂きましたが、これは私からの「嶋田愛」です。
ディスる気持ちはコレっぽっちもありません!
時の止まった偉大なチニンガー・嶋田さんのお話に、まるで10年前にタイムスリップしたような錯覚を覚えました。
素敵な時間をありがとうございます!
心から尊敬しています!
という訳でブレニアスエクスチューンを見ていきましょう!!
ブレニアスエクスチューンの特徴
カーボンモノコックグリップ
この存在は大きいですよね。
自分もカーボンモノコックグリップのロッドを使っていますが感度が高いのが特徴です。
振動をグリップで増幅して釣り人に伝えるラッパ形状。
これはボトムの感覚を拾っていくチニングにとってこれはメリットしかないです。
グリップ性能においてはシマノは抜きんでていますね。
釣り人との接点であるグリップは、ブランクスに負けないぐらい重要なのです。
スパイラルXコア&ハイパワーX
高強度樹脂の使用により多方向からの曲がり、捻じれ、潰れへの耐性がアップしています。
更に外層をカーボンテープで斜めに交差するように締め上げることで性能向上。
シマノの硬質で強度のある使用感のブランクスはチニングにも向いています。
デザイン
やっぱりカッコイイですね、ブレニアスエクスチューン!
カーボンモノコックグリップのデザインは人によりけりかと思いますが、私はカッコイイと思います。
無印シルベラードを彷彿させるかすかな紫、そしてコルクグリップ!
デザインは文句無しですよ!
コルク部にXTUNEのレーザー刻印があるのもまたニクイですね~!
ブレニアスエクスチューンのラインナップ
品番 | 全長(m) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径(mm) | ルアー重量(g) | 適合PEライン(号) | 価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
S72ML | 2.18 | 111.8 | 89 | 1.6 | 1.6 | 0.4-1 | 45,000 |
S78ML | 2.34 | 119.8 | 95 | 1.6 | 1.6 | 0.4-1 | 45,500 |
S76M | 2.29 | 117.3 | 95 | 1.6 | 1.6 | 0.5-1.2 | 46,000 |
B76ML | 2.29 | 117.3 | 93 | 1.7 | 1.7 | 0.5-14.5 | 45,500 |
S72ML
トップ、シャッドなどのプラグ操作メイン。
飛距離も出るしボトムゲームにも対応する。
オカッパリでもボートでも使える新しいスタンダード。
S78M
ボトムゲーム主体の釣り方におけるスタンダードロッド。
リフト&フォールなどの色々な操作もしやすくオールシーズン使えるシリーズの中核。
S76M
10グラム超のボトムゲームに対応。
チヌやキビレだけでなく、良型のシーバスも余裕で獲れる。
冬の掛ける釣りにも対応。
B76ML
ベイトの特徴である操作性とパワーが売り。
フリリグ等ボトムの釣りからトップに至るまで使用可能。
ブレニアスエクスチューンの評判は?インプレまとめ
今まで自分が使用していた旧モデル(ブレニアスB706ml)との比較になりますが、今作ではメーカーが「操作性、感度、強度」の総合性能を追求したと謳っている通り、操作性については、10gシンカーを使用しましたが、キャスト時のロッドのブレが限りなく抑えられており気持ち良く振り抜く事が可能でした
— いまぞー (@masatoshi2011) March 30, 2022
この方、素晴らしいインプレをされてますね。
腕に覚えのあるチニングエキスパートと見ました!
上記はツイッターで見かけたB76MLのインプレで、大規模河川や砂浜などで7gから14gシンカーと3インチ前後のワームをフリーリグで遠投し、着底後にクイックに使用したい為にご購入された方です。
チニングと言えばやはり一般的に魚影が濃いことから河川で行われることが多いですよね。
そしてこのクラスの本格的なチニングロッドを購入する方はベイトタックルユーザーが多いはず?
それにリグ的にもまさにチニングのど真ん中の設定。
ですのでこの方のインプレは非常に参考になるかと思います。
10gシンカー&3インチワームを投げる時に竿が無駄にブレなくて気持ち良く振り抜けるとのこと。
60センチ台後半のシーバスも竿のパワー的に不安なく寄せることが出来たので強度的にも問題なし、と。
感度的にはキャストしたリグが底に着く時に魚のアタリと勘違いしてしまうほど明確とのこと。
ブレニアスエクスチューンS78MLのインプレ
グリップ
まずデザインが無茶苦茶かっこいいですよね。
コルク好きな人にはたまらないと思います!
写真で分かるようにビニールを剥がすのが勿体なくてしばらくこのまま愛でていましたw
コルクには特有の感度の良さとEVAにはない質感があって大好きです。
昔バス釣りやってた人ならグッと来る物があるのではないでしょうか?w
感度
反響感度に関しては今までのチニングロッドの中で史上最高ではないでしょうか。
無茶苦茶軽いのに加えて、やっぱりカーボンモノコックグリップが有能過ぎます。
先までパツンパツンの高弾性で、遠投した先でチヌ、キビレのコツッという小さなアタリが手元に大きく伝わってきます!
パワー
硬い、柔らかいで言うとブレニアスエクスチューンは間違いなく硬いロッドです。
軽くて硬いロッドってあまりトルクがないものが多いんですが、ブレニアスエクスチューンは問題ないですね。
というのもブレニアスエクスチューンはシルバーウルフMXのようにソリッドティップを使っていません。
チューブラーなので先径がソリッドに比べて太く、結果シルバーウルフに比べてややマイルドなレギュラーファーストに仕上がっています。
おかげでスパイラルコアXで補強されたバットパワーをロスなく伝えられるからですね。
40~45cmくらいのチヌを多数釣りましたが全くパワー不足は感じません。
飛距離
びっくりするぐらい飛びます!
これこそがS78MLを私が選んだ理由。
10gシンカーを背負うと高弾性なブランクのおかげで、今まで狙えなかった沖のポイントが打てるようになり釣果が上がりました!
操作性
ティップまで張りがあるということで心配の方もおられると思いますが、そこはML。
不可が加わるとちゃんと素直に曲がるので3.5gというチニング的軽量シンカーのリグでもきっちり操作出来ます。
もちろん10gはベスト、14gでも操作出来ます。
高性能ブランク+スピニング+ロングレングス+MLの汎用性…
S78MLはハイスペック・オールマイティー・チニングロッドです。
ベイトタックル派の人にも是非使ってほしいですね!
S78ML以外のオススメは?
ブレニアスエクスチューンは間違いなく良いロッドです。
特にここ数年のシマノのロッドはレベルが高く、ダイワ派の私も乗り換えるほど。
もともとシマノのブランクスはチニングにもよく合うと思っています。
それにカーボンモノコックグリップが加わるんですから悪い訳がありません。
シマノのブランクス、開発陣の方達の技術は確かなものです。
B76ML
B76MLは私は持っていない(釣具屋にあったけどお金が無かった)ので、知人に振らせてもらいました。
これシルベラードプロトタイプと方向性は違いますが、負けてないですよ。
ベイト派の人はB76MLは抑えておきたいですね~。
ベイトモデルのスタンダードなレングスとパワー設定で、この番手は外せません。
カーボンモノコックグリップの恩恵が一番あるのもこのモデルです。
トップ、ボトム、プラッキング全てのど真ん中だと思います。
自分が買うならこれですね。
あとはS72ML。
ボート主体の黒田さんだからこそのレングスですが、ボートを使わない人にとっても面白いモデルと言えます。
短めのレングスは小規模河川、取り回しが効かない場所…そういう場所で釣りをする人はピッタリです。
レングスを短くすることによる感度と軽量感は明確ですよ。
これは今まで無かったタイプのロッドです。
この2機種はシルベラードを使い込んだ黒田さんが今出せる最高のロッドとのこと。
その上で全ての面でシルベラードを超えたとは思っていないけど、是非シルベラードユーザーにも使ってほしいと言われています。
S78MLもいいですが、この2本も欲しいですね!
ブレニアスエクスチューンの対抗馬
シルベラードプロトタイプ
ブレニアスエクスチューンは安ければ35,000円で販売しています。
シマノのチニングロッドのハイエンドなのに安い!
ミドル機種の価格ですよ。
ただしもう1万円出せるならよりパワーがあるシルベラードにするという手もあります。
もりぞーさんはオリムピックから離れてしまいました…。
あぁミスターシルベラードが…私のヒーローが……。
それでもシルベラードプロトタイプは現時点におけるチニングの最高峰なのは変わり有りません。
このロッドはもりぞーさんの理想を高次元で再現した物です。
予算が許すならシルベラードプロトタイプを選ぶのも手ですね。
しかしオリムピックには懸念材料もあります。
現在釣り業界は材料不足。
オリムピックのシルベラードプロトタイプは、折れてしまうと修理に約1年近くかかるという声もあります。
確かにオリムピックにとってチニングという分野は、アジングやエギングに比べれば吹けば飛ぶような存在でしょう。
製造の優先順位は低いはず…それは理解出来ます。
しかしまともなメーカーならアフターサービス分のブランクの在庫(折れたら基本的には交換)まで販売しようとはしないはず。
売る時だけ売って、後は知らんぷりなんてダメでしょ!
それでいいのか?!
オリムピック!
ちなみに現在ネットに僅かに残っていますがそれが売れたら次回生産は多分秋頃という話を聞きました。
そんなこんなで性能を求める人にはオススメですが、供給面やアフターも考慮に入れたい人や予算を抑えたい人にはブレニアスエクスチューンが良いと思います。
でも新作のS832M(※もりぞーさんは監修に携わっていません)が発売されるのは気になってるんですよね~!
スピニング&M&8.3fというスペックには非常に可能性を感じたのですが発売は秋予定。
良さそうですよね…チヌ以外にもシーバスとか小型青物とか根魚とかナマズとかニゴイに。
シルバーウルフAIR AGS
やっぱりシルバーウルフAIR AGSが一番の対抗馬かな?と。
軽くてシャキシャキなロッドですから、ブレニアスエクスチューンと方向性が似ていますね。
こちらはモリゾーさん監修モデルです。
ちなみにシルバーウルフAIR AGSの下のグレードでMXも素晴らしいです。
こちらはブレニアスエクスチューンより更に10,000円安いです。
3万を切る値段は魅力的ですよね。
これからチニングを始める人にはシルバーウルフMXの方が良いかもしれません。
また83MBというモデルはチニングロッドの限界を突き詰めたレングスで、既存のガチなチニンガーも気になる所でしょう。
ただしある程度しやなかでマイルドなので、もっとキンキンに尖ったロッドじゃないと満足出来ない!という方はブレニアスエクスチューンの方が幸せになれると思います。
性能ではさすがにブレニアスエクスチューンに部があります。
まとめ
チニングロッドに関してはこちらの記事でまとめていますので読んで下さいね!
コメント
コメント一覧 (4件)
ホープさん元気そうですね。ネガカリノタテ。。。チニングに興味を持った時、釣具屋に陳列してあるのを見て、「これがチニングとやらのトレンドなのか?よし、これをたくさん買っておこう。きっと釣れるはず」と考えて何個も買いました(笑) ほぼ使わず今も箱に入ったまま、保存されてます!10年後とかプレミアついてないっすかね!?最近全くチニングしてないので今年は頑張ります(笑)ちなみに去年ヒラメにも挑戦してわりとあっさり釣れました!
かめこさん、お久しぶりです~!
決して使えないわけじゃないんですが、1個800円くらいするのはボトムゲームでは痛すぎましたね
プレミアは付かないと思いますw
おっ!
ヒラメも釣れましたか。
さすがです!
また何か釣れたら是非教えて下さい!
質問失礼します!
ブレニアスエクスチューンの78MLを購入しようか迷っているのですがホームページなどを見るとボトムの釣りに適していると書かれてるですがトップなどの使い方は難しいでしょうか?
良ければトップやプラグなどの使用感を教えていただけると嬉しいです。
匿名さん、こんにちわ!
ブレニアスエクスチューン全般、高弾性パンパンブランクですからプラグには適していません。
ボトムとプラッキングは相反するので。
ミノーやシンペンは硬い動きになりバイトを弾きやすくなりますし、ペンシルも首をふらせにくいです。
ただ例外としてポッパーのダイビングアクションはやりやすいです。
と言ってもやりやすくない、というだけなので使い手次第でなんとでもなります。
ただなかなかに尖った竿なので、性能を活かし切るならやっぱボトムゲームですね。