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写真で見分ける!チヌとキビレの違いを徹底比較

チヌ キビレ
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あなた

これチヌ?キビレ?どっちなの?!

チヌとキビレってよく似ていますよね。

でも釣り人ならそれぐらい見分けられないと恥ずかしいですよ!

そこで今回はチヌとキビレの違いを徹底比較しましたので、ぜひこの記事を読んで正しい知識を身に付けるお役に立てれば幸いです♪

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ほーぷれす

餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。

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目次

チヌとキビレの概要

チヌ キビレ

分布

チヌは北海道南部から南にかけての本州、四国、九州に分布していますが奄美大島(鹿児島と沖縄の間)よりも南にはいません。それに対してキビレは千葉県から南にかけて分布しています。

分布の違いからキビレはチヌよりも水温が高いエリアを好むと言われていますが、最近では東北地方でも目にすることがあるとか。

これは恐らく海水温の上昇によるものです。例えば私が住む瀬戸内海でも20年前はアイナメがその辺でいくらでも今では幻の魚ですし、太刀魚も減ったと思ったら東京湾でよく釣れるようになりました。水温上昇によって魚の生息域が北上しているんでしょうね。

生息地

チヌは汽水域から遠洋に至るまで広く生息しています。ストラクチャーに強く依存する性質があり港湾の岸壁、磯、藻場などに多いですね。

それに対してキビレは汽水域周辺にしか生息しておらずチヌと違って沖で釣れることは稀です。私の経験上では河口から5km程度ならキビレは狙って釣れますよ。ストラクチャーに依存せず流れや潮位によって好みの場所を回遊している感じですね。

食性

チヌとキビレはどちらも雑食性で、貝類、甲殻類、海藻類、小魚などそこにある物は何でも食べる魚。だから餌釣りの世界ではスイカやコーンやサナギなど色んなものが昔から使われてきました。

外観

チヌ=黒鯛は全身が黒~銀色がかっている魚でして居着きの個体は黒く、回遊の個体は銀色がかっていることが多いですね。個体によっては縦縞模様がよく目立ちます。
それに対してキビレ=キチヌは水質に関わらず銀色の個体ばかりで尻鰭や尾鰭の下部が黄色いので黄鰭=キビレ。

サイズ

チヌは50cm以上になると何年生きたか分からない=年無し(としなし)と呼ばれて一種のランカーサイズ扱いされ、チヌを狙う人達は皆この50cmを目標にしています。稀に60cmまで大型化する個体もいますが、釣れる確率は交通事故よりも低いかと。

キビレはチヌより少し小さく45cmを超えたらランカーと呼ばれ、50cmを超えるサイズはまず目にしません。

写真で各部を比較

ほーぷれす

以下の写真は全て上がチヌ、下がキビレです!

チヌ キビレ

どちらも30cmぐらいの小型で、あんまり違いは分かりませんね。ただチヌは大型になると顔が長くなってきてカッコ良くなります。キビレは大きくなっても顔は小さいまんまで「キビレは顔付が間抜け」と馬鹿にする人もいます。

胸鰭

チヌ キビレ

胸鰭はどっちも同じようなもんで形状的には違いはありません。ただ体色の違いが胸鰭にも現われており、チヌの方が黒味がかっています。

背鰭

チヌ キビレ

チヌの背鰭が黒っぽいのにキビレは白っぽいですね。形状的はキビレの方が背鰭が長くて恐竜チックで格好いいです。

腹鰭

チヌ キビレ

腹鰭の裂け具合は個体差がありますから形状の違いでチヌとキビレを見分けるのは困難でしょうが、やはり色が違いますね。キビレの方は少し黄色がかっています。

尻鰭

チヌ キビレ

尻鰭も形状は同じようなものです。

チヌは黒&青味がかっていますが、キビレはハッキリと黄色ですね。この部位で完全に見分けが付きます。

尾鰭

チヌ キビレ

尾鰭も形は同じですが、キビレの方は下部が黄色くなっています。尻鰭同様、ここが見分けのポイントになります。

ウロコ

チヌ キビレ

チヌでも銀色っぽかったり、キビレでも黄色が薄い個体はいます。夜など辺りが暗ければどっちかよく分からない人もいるでしょう。でもチヌとキビレは側線(魚の体表にある横一文字の線)から上の鱗の枚数に違いがあるので見分けることが出来ます。

側線から上の鱗はチヌは5.5枚、キビレは3.5枚。つまり同じ大きさだったらキビレの方がウロコが大きい訳ですね。

その他の違い

引き

<こんな意見を聞くけれど…>
・チヌの方が引きが強い
・チヌは手前に、キビレは沖に走る
・チヌは鈍重、キビレは瞬発力がある

はっきり言って時期や個体差などによって全然異なります。どっちとも産卵後のアフター個体は引きませんし。

タイ科独特の竿を叩く感はありますが、引きの強さや方向なんてのは個々マチマチなので無理に分類付けして人に話すと逆に恥をかきます。

これも個体差があるので微妙ですが、チヌの方が美味しいという人が多いですね。

ちなみにチヌもキビレも川を遡上するのでカワダイと呼ばれ、汽水域を遡上する為身が水っぽくて臭みがあります。

塩水締めなどで補えるんですが、他の海の魚よりも美味しいか?と言われるとNOと答える人が多いでしょう。

ただチヌに関しては沖でも釣れます。水質が良くて臭みもないので、そういう場所で釣れたチヌは美味しいという人が多いですよ。

その代わり湾奥の居着きの真っ黒チヌは食べる気になりません…。

釣り方

チヌとキビレが混在するポイントで釣り分けることは不可能です。そのフィールドにどちらの個体が多いかが全て。

逆を言えばストラクチャーに依存するというチヌの性格を活かすことである程度の釣り分けが出来ます

チヌだけを釣りたいならストラクチャー打ち、キビレも狙いたいなら沖の潮打ちですね。

まとめ

  • チヌはどこでもいるがキビレは汽水域周辺にしか生息しない
  • チヌの方が大きくなる。ランカーサイズはチヌ50cm、キビレ45cm
  • キビレは腹鰭、尻鰭、尾鰭が黄色い
  • 側線より上の鱗はチヌが5.5枚、キビレが3.5枚
  • 引きの強さや味の違いは不明確
  • 両方が混在するポイントでは釣り分けは不可能

チニングの道具・釣り方など総まとめの記事はこちらをどうぞ!

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