ダイソーのクローワームってよさそうだけど…実際どうなの?
いかにも釣れそうなデザインとカラーで注目されているダイソーのクローワーム!
でも安すぎるので「ダイソーだしなぁ…大丈夫なの?」なんて不安もあるのではないでしょうか?
そんなあなたの為に今回はダイソーのクローワームを徹底レビュー!
ほんとにお得なの?
それともダメなの?
結論からいうとパクリリスペクト元と思われるオリジナルには釣果ではかないませんが、それでもちゃんと釣れますよ!
この記事があなたの節約フィッシングライフのお役にたてれば嬉しいです♪
餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。
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評判・口コミ
DAISOの新しいクローワーム
— 懐疑帝國💉💉💉FFM (@kaigi_teikoku) November 27, 2022
かなりドライブクローに寄せてるなw pic.twitter.com/FEU2okEwxV
ダイソーの新しいクローワーム。めっちゃぷるるん。 pic.twitter.com/akS1PsNPZ6
— ごろどく (@gorodoku) November 26, 2022
まだSNS上では釣果情報は上がっていませんでしたが、これからバンバン上がるでしょう!
記事の後半で私も魚を釣っているので、良かったら読んでやってくださいね。
パッケージ
- 価格…100円(税別)
- 入数…3
- サイズ…65mm(2.55in)
- 対象魚…ブラックバス、黒鯛、根魚など
- 触覚と脚が細かい波動を生み魚を誘う!
- 塩配合で飛距離・沈下速度アップ!
- カバーやハードボトム攻略に
カラー
グリーンパンプキン
テキサスリグやラバージグのトレーラーなどで実績の高いカラー。
爆発的にハマるということは少ないですが、どんなフィールドでも安定して釣れるスタンダードカラーです。
スカッパノン
春先のスポーニング絡みのバスには赤系がめっぽう強い!
根魚でも実績が高く、チヌのナイトゲームでも有効なカラーです。
外観
上面。
底面。
ピントが合わせられなくてすいません。
上面は丸みを帯びていますが底面は平らなため、ボディ断面は三角形状になっているのが分かりますね。
ダイソーのクローワーム最大の特徴である、丸みを帯びた大きな爪。
水流を受けた時にプルプルと震えるようなアクションをするのですが、それを最大限に活かすため、腕(ボディと爪の間)は細く薄っぺらくなっています。
ヒゲは極細のカーリーになっています。
水流を受けるとこのヒゲが小さくアクションして波動を生み出すのですが、各部についてるパーツが複雑な波動を出すことによって魚に本物の餌だと認識させるわけですね。
3本1対のレッグ。
1本は逆向きについており、水を受けると機敏に反応するようになっています。
残りの2本は空気抵抗の少ない純付け。
向きの違うレッグの組合せによる複雑な波動で生命感を生み出すとともに、水受けと空気抵抗のバランスが取れていて合理的ですね。
ボディの中央にはスリットがあり、フックを抜く時に中心からズレない工夫がしてあります。
ボディの付け根の方には段差がついています。
これはただ見た目の問題だけじゃなくて、魚がバイトしてきた時にボディが折れて針先が露出しやすい意味があるんです。
重量
ダイソーのクローワームはパッケージに重量が記載されていないので測ってみました。
まずまずの重量があるのでベイトタックルでも扱いやすいですね。
ダイソーの他のワームに比べてサイズ感の割に重量があるな~と思ったんですが、どうやら他のワームに比べて塩の含有量が多めなようです。
というのも付けたフックを抜いたら塩が結構でてくるんですよね。私はダイソーの他のワームも使うので差を感じるのです。
インプレ
実釣
ごめんなさい。バスは釣れませんでした!
何やってんだこのヤロー!
ダイソーのクローワームでバスを狙ったのですが、反応はするもののバイトは得られず。
ちなみに元になっているのはOSPのドライブクロー3だと思いますが、そっちではちゃんと釣れました(笑)
しかしバスは一流メーカーとプロが本気で作り込んだワームですら、ポンポン釣れるほど簡単な魚ではありません。
もちろんダイソーのクローワームも決して釣れない訳ではないしょうが、スレたメジャーポイントで通用するほどのポテンシャルは感じられませんでしたね。
ということで大河川のゴロタ浜。
バスは難しいので簡単に釣れるチヌを狙いにやってきましたよ!
手前はご覧の通りで根掛かりして釣りになりませんが、沖はドロ底なのでだいじょうぶ。
ダイソーのクローワームに2.4gのスモラバをセットしてキャスト!
ここは20m沖~15m先のゴロタの切れ目の4~5mがバイトゾーン。
それより沖もそれより手前も捨て、バイトゾーンのみを横に広く探っていくと…
年無し(50cmオーバー)チヌゲット!
ソルトでチヌ、キビレ、ロックフィッシュなどを狙うならアリですね。
ただこの日釣れたのは3枚のみ。
チニングで第一線をはっているワームなら倍は普通に釣れるポイントなので、ダイソーのクローワーム釣れるじゃん!!…と言えるほどではないですね。
タックル
- ロッド…7.7f/MLのスピニングタックル
- ライン…1号のPEライン
- リグ…2.4gのスモラバにセット
ダイソーのクローワームはノーシンカーで使うことは少ないでしょうから、軽め~中量級リグのキャストとの相性がよいパワースピンで使ってみました。
飛距離
- 1投目…25m
- 2投目…24m
- 3投目…24m
- 4投目…25m
- 5投目…25m
上記の条件で5投し、およそ24~25m飛びましたね。
特別飛ぶという訳でも飛ばないという訳でもなくごく普通といった印象。
塩入りなので比重もそこそこあり、形状的に飛行姿勢も悪くありません。
多少の風が吹いてもクルクルと回ってしまうということはありませんでした。
アクション
- アピール度…普通
- アクションの質…ワイドとタイトの中間
- レスポンス…あまりよくない
リールを巻いたりロッドアクションを加えるとアームがプルプルと可もなく不可もない強さで動きます。
カーリーやシャッドテールのようなアピール系と、タイトでハイピッチな微波動系の中間的なアピール感ですね。
状況を選ばず使えるアクションと言えるでしょう。
割と弾力があるボディのおかげで操作感も悪くなく、ボトムバンピングでは爪をあげて威嚇姿勢をとったのちに倒れ込むのもイイ感じでしたよ。
ドライブクローを使ったことがあるなら「まぁ安物だしこんなもんだろ」くらいにしか思わないかと。
アームのレスポンス、ヒゲの揺らめきなど釣具屋のワゴンにある無名メーカーのクローワームの域は出ていませんでしたね。
ドライブクローとの違い
ダイソー クローワーム | O.S.P ドライブクロー3インチ | |
---|---|---|
価格 | 110円 | 858円 |
入数 | 3つ | 7つ |
コスパ | 36円 | 122円 |
重量 | 4.3g | 4.8g |
カラー | 2色 | 30色 |
サイズ展開 | 1種類のみ | 2,4,3,5インチ |
魚からの反応 | よい | やや悪い |
比較してみましたのでご参考にどうぞ!
弱点
ここまででダイソーのクローワームのコスパが優秀であろうことは分かっていただけたと思います。
ただ褒めるばかりでなく正直に弱点も書かせて頂きましょう。
サイズ・カラーが少ない
元となっているであろうドライブクローは2008年に発売され、いまだに第一線を張っている定番クローワーム。
サイズやカラーのラ豊富さは比べものになりません。
オリジナルほど釣れない
これがオリジナルだけがもつ、本物のアクション。
バイトの多さでも本物には劣りますが、これは単にアクションがどうこうという問題ではありません。
よく釣れるクローワームは形状の全てに意味があり、素材なども含めて総合バランスが優れているのです。
形だけそれっぽくして練り上げず十分な実釣テストを行っていないものは本物には太刀打ちできないんですよ。
プラグなんかは内部構造までパクれば近い性能は発揮できるし、ジグ系は金属の塊だからそれほどの違いはでませんが、ワームは品質にモロに差が出るんですよね。
おすすめの使い方
テキサスリグ
- シルエットの自然さ
- 根掛かり回避力
- 飛距離
あらゆる点で安定した釣果をもたらすのがテキサスリグ!
ダイソーのクローワーム自体が何かに突出してない無難な性能に仕上がっているので、汎用性の高いリグとの相性がいいですよ。
逆を言えばフリーリグなどフォールアクションが物を言うリグや、ダウンショットなどレスポンスや食わせ能力に突出したリグとの相性はあまりよくありません。
全くダメとはいいませんが、そういう繊細なアクションを求める使い方だと「ただのダメなクローワーム」になってしまうかと。
フックサイズは#1がベスト。
上の写真は#1をセットしており少し大きめに感じるでしょうが、アイまでしっかりワームに埋め込んでいる状態です。
アイを出して使うなら#1がちょうどいいですね。
バレットシンカーはバザーズワームシンカーのNewバレットがオススメ。
マット塗装されていて魚に余計な違和感を与えません。
ラインストッパーも忘れちゃダメですよ~。
スモラバorラバージグのトレーラー
2~5g前後のスモラバや7g~10g程度のラバージグのトレーラーにもいいですね。
アームのレスポンスがあまりよくないので食わせの能力は高くないので、1g台の繊細なスモラバに使う意味はないでしょう。
逆に14gなど重めのラバージグに使うトレーラーとしてもアピール力やボリュームがイマイチです。
スモラバならOSPのシンクロがイチオシです。
ラバーの本数、太さ長さ、ヘッド形状、実績、作りの丁寧さ…
数多のスモラバが発売されては消えていきますが、総合バランスでこの定番スモラバに勝る物はいまだにありません。
ラバージグのオススメはダイワのカバージグSS。
ヘッド部の後方を削り前方に重心を持ってきているので、重量の割にカバー貫通力が高いのが魅力です。
サクサスでフックの刺さりも抜群、ワームもしっかり保持してズレないなど総合的に見ても◎。
価格が控えめなのもいいですね。
まとめ
これはダイソーのワームの中でもかなりのアタリでしょう!
安い、作りもいい、魚もちゃんと釣れる。
普通に使えればそれでいい、という人にとってはかなりお買い得ですよ♪
渋いフィールドや厳しい冬など、過酷な環境で貴重な1バイトを逃したくないという人にはドライブクローラー3の方がオススメ。
ダイソーの釣具一覧はこちらの記事をどうぞ。
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