ダイソーなのに500円？！フィッシングプライヤーのインプレ

魚の口から針を外すだけなんだから安い物が欲しい…。

とはいえ粗悪品で買って損するのは逆にもったいないし…。

その気持ち分かります！

竿やリールじゃあるまいし、安くてそこそこの物があればいいですよね。

ということで今回はダイソーのフィッシングプライヤーを徹底レビュー！

ダイソーにしてはちょっと高めだけど買う価値はあるのか、是非参考にしてやってくださいね。

パッケージ

ダイソーのフィッシングプライヤーはただのペンチではなく、7つの機能を持たせて釣りに特化させています。

しかし値段は500円とダイソーにしては強気ですね。

ちなみにパッケージに重量の記載がないので測ってみたら123.7gでした。

外観

別にカッコよくはありませんが、さほど安物感もない無難なデザインですね。

ロック部

ロックがついているので使わない時は閉じておけますよ。

　

ロックを外したらバネが効いて開く仕組みです。

グリップ部にはプラスネジがついており、分解してメンテナンスすることもできるようになっています。

リング外し

フックの交換はルアーフィッシングでは必須。

そのためにスプリットリングを外せるようになっています…が購入時には気を付けてください。

ダイソーのフィッシングプライヤーは精度の個体差が激しいので、先端の隙間が大きくて使いものにならないものもあります。

このように隙間が少ないものを選びましょう。

#3程度の比較的大きなリングには使えますが、ライトゲーム用やトラウト用のルアーなど#0～#1のものには使いにくいですね。

釣り針外し

リング外しの下のギザギザ部でぺンチのように魚に掛かった針を外すことができます。

ギザギザのおかげでガッチリつかめるのでホールド感はいいですね。

ただ残念ながらそのすぐ下にガン玉潰しの隙間があるため、針をつかめるのは先端の僅か1cmの範囲のみ…。

魚が口の奥に針を飲み込んで暴れていたら、針を掴むのに苦労しそうです。

ガン玉潰し

この部分ではガン玉を潰すことができます。潰したガン玉を開く場合は先端を使って下さい。

ラインカッター

歯にはギザが付いているのでラインを逃がさずキャッチすることができます。

しかし歯の長さはわずか1cmほどしかないので使いにくいですね。リーダーの余ったヒゲなど細かいところのラインを切るのには向いていません。

では切断能力を見ていきましょう。

　

フロロカーボンラインの3号はスパスパ切れました。

ちなみにパッケージには鉄線0.8mm銅線1.2mmまで切断できると書かれていますが、そんなことをすると歯が傷んでしまいます。

このフィッシングプライヤーでラインを切りたいならば、金属の切断はやめましょう。

　

刃にギザが付いているのでもしかして？と思いましたが、やはりPEラインは切れませんでした。

多機能ナイフ

ダイソーのフィッシングプライヤーのグリップには細工がされています。

それでは左側のグリップから見ていきましょう。

　

爪をひっかける為の窪みがあるのはナイス！

ちなみに90度以上開かないとバネが効いて勝手に収納されます。

指を挟まないように気を付けてくださいね。

　

ギザのついた刃が収納されていました！

しかし切れ味はお話になりません…指を当ててグニグニ押したり、指を横にスライドしても切れませんでした。
(※個体差があるでしょうから真似はしないでください)

釣った魚をその場で捌くのには向いていませんが、イカを釣った時は刺して締めるくらいはできるでしょう。

釣り針外し2

右側のグリップ内には針ハズシが収納されています。

この先端にラインを沿わせて魚の口の中に導いていくのですが、太くて短いので魚の口の奥に入れにくいですし、糸がすぐに外れて使い物になりません…。

定規

反対側はこのように定規になっています！

しかしこの僅か4cmの定規で一体何を測れというのでしょうか。

タナゴなど小ささを競う魚の釣りには使えるかもしれませんが…。

ウロコ落とし

定規の下のギザギザ部で魚の鱗を落とすことができます！

釣った現場でウロコを落として持って帰りたい、あるいは調理したい人には嬉しい機能ですね。

ただ小さいので大変使いにくいし、そんなヘビーなことをする人ならちゃんとしたツールを準備していると思いますが…。

まとめ

ダイソーのフィッシングプライヤーを持っていれば忘れ物をしてもとりあえず釣りはできますから、予備として持つにはアリかもしれません。

しかしいろんな機能が付いているけどどれも使いにくくてしょうがないので、メインで使うアイテムにはなり得ませんね。

快適性を求めるならそれぞれ個別のツールを準備すべきでしょうし、実際ほとんどの釣り人はそうしています。

結論を言うとダイソーのフィッシングプライヤーは無しです。

とりあえず安いフィッシングプライヤーが欲しい人は家にあるペンチを使うか、200円でダイソーの工具コーナーにある安いペンチで間に合わせた方がいいですよ。

ちなみに私だったらフィッシングプライヤーは最初から満足いくものを購入します。

どんな釣りにも必要だし、竿やリールより長く使えるものですからね。

500円払って後で買い直すのは安物買いの銭失い。

一見お得ないようで実際には節約からもっともかけ離れた選択だと言えるでしょう。

ウミボウズのフィッシングプライヤーは釣り人の意見を元にして生まれ、細部まで徹底的にこだわり、性能をそのまま形にしたようなプライヤーなのでオススメ。

これなら買って後悔することはないでしょう。

Amazonだと3,000円切ることもあるのでタイミングがあえば買いですね。

　

ダイソーの釣具一覧はこちらをどうぞ。