また根掛かりしちゃったよ…
バイブレーションというルアーはどうしても根掛かりが避けられないルアーです。
しかし釣具屋で販売されている価格を見るとどれも1,500円前後…もっと高い物も珍しくありません。
そんなものが一投目でロストする…学生やサラリーマンのお父さん方にとっては恐ろしいですね(笑)
そんな理由でバイブレーションというプラグに苦手意識を持っている人はとても多いんです。
特にストラクチャー周りをタイトに狙うバス釣りでは余計にですね。
でもダイソーなら安価に買えますし、投げるのを躊躇していた場所にも投げられます。
そう、あなたの釣りの幅がグンと広がる=釣果アップという訳です。
そんなダイソーのバイブレーションについて徹底解説しますので、読んでやって下さい!
餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。
「釣りの楽しさをお届けする」をモットーに、初心者の方にも分かりやすく釣りの情報を発信中!
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口コミ・評判
日没1時間チャレンジ
— えもちゃん(江森) (@kazusan5296) August 6, 2020
ヒットルアー
ダイソー100均
バイブレーション
レッドヘッド
多分シーバス用?笑
ダイソーすげーなおい!? pic.twitter.com/miZRLJgz3g
橋脚で雨宿り中にキビレ🫡
— りょーくん (@Deez_ryokun) August 12, 2022
ルアーはダイソーバイブレーション🤣 pic.twitter.com/ZJTrXB9B1y
バスはもちろんですが、ナマズやシーバス、キビレなど色んな魚種がダイソーバイブレーションで釣れます!
ダイソーの旧バイブレーション
本題のダイソー“新”バイブレーションのご紹介の前に、まずは“旧”ダイソーバイブレーションのご紹介です。
旧と言っても以前からあるというだけで、まだ現行の商品です。
仕様
- タイプ…フローティング
- 重量…11.5g
- カラー…4色
- フック…#6
- 素材…本体/AS樹脂、フック/ステンレス鋼
- 周囲の安全を確認する。
- 子供が使う時は保護者が一緒に。
- 火の近くに置かない。
- 直射日光のあたる場所に置かない。
- 子供の手が届くような場所には置かない。
フローティングだと?!
一部を除き、バイブレーションは普通はシンキングのはず。
ダイソーめ、やるなぁ~!
外観
ダイソー旧バイブレーションは4色展開。
上からワカサギ、ブラックバス、ホットタイガー、レッドヘッド。
見た目は安っぽい100円ルアーですが、カラーはなかなか良いじゃないですか。
レッドヘッドとかソルトも視野に入れてる所がグッと来ますね!
上から見た写真。
大きめのスプリットリングが付属で付いています。
バイブレーションとしては平均的な厚みですね。
前から撮った写真。
もったりとした顔付き…いかにも100円ショップのルアーといった感じ。
写真では分かりにくいですが、ところどころ色ムラがあります。
水受けを良くするためでしょう。
ヘッド部に小さな凹みがあります。
水中姿勢
フローティングバイブレーションというのが気になって水中姿勢を確認しようと思って水に入れると…
沈むじゃねーか!!
やけにニッチなジャンルを攻めて来るな~と思っていたらまさかのシンキング。
これはダイソー、やる気がありませんね(笑)
旧バイブレーションのインプレ
- 飛距離…あまり飛ばない
- アクション…レスポンス悪い
- ラトル音…大きい
- 根掛かり…しやすい
以前から売っている旧バイブレーション…ネットで検索してもほとんどインプレがないんですよね。
ハッキリ言うとあまり良い出来ではありませんでしたが、100円ショップのルアーなんで本来はこんなもんでしょう。
飛行姿勢も崩れやすく、釣具メーカーのバイブレーションに比べると飛距離は落ちます。
レスポンスも悪く(逆に釣れる場合もあるかもしれませんが)、ラトル音はとても大きい。
昔みたいにバスがワンサカいるような環境ならともかく、バスが全国的に減ってしまってなかなか釣るのが難しい今の時代に大きなラトル音はプラスよりもマイナスに働くことの方が多いです。
もちろんソルトで使おうにもシーバスやチヌにもマイナス。
ダイソーの旧バイブレーション…擁護出来ないほどいい面がありませんでした(笑)
それでは気を取り直して、”新”バイブレーションを見ていきましょう!
ダイソーの新バイブレーション
仕様
- 重量 :約15g
- タイプ:シンキング
- カラー:ブルー、黒金色
- 対象魚:ブラックバス、ナマズ、シーバスなど
- バスフィッシングに!
- 振動で広範囲へアピール!
先ほどはダイソーの旧バイブレーション…というか旧ルアー全般に言えることですが、あまり良い部分が感じられなかったことについて書きました。
しかしその後ダイソーは異常なくらい釣具ジャンルに力を入れ始め、釣り人を唸らせるヒット商品もチラホラ出るように!
その流れで発売されたのがこの新バイブレーション。
パッケージにはブラックバス、ナマズ、シーバスなどと分かっている釣り人が書いているとしか思えない説明文も。
それでは見ていきましょう!
外観
カラーは金黒色とブルーの2色展開!
ダイソーの新バイブレーションは洗練された形をしています。
旧バイブレーションの方はいかにも適当でしたからね(笑)
マッディな池で魚にアピールしやすい黒金と、クリアウォーターでの使用を前提にしたブルーと覚えておきましょう。
デザインも塗装も1,500円クラスの釣具メーカーの物にヒケを取らない美しさですね!
背中、側面、腹側とカラーがキレイにグラデーションがかかっているのもナイス。
ちないにブルーの側面にある黒丸は、ここに向けて食ってこいよ!という魚へのバイトマーカーです。
多少の塗装ムラはありますがしょうがないですね。
上から見た写真。
スプリットリングが付属でついています。
ダイソーのルアー全般に言えますが、やや大き目ですね。
腹側の写真。
ダイソーのルアーだから金黒色という名前なら金と黒だけなんだろうな~とナメていたら、ベリーはオレンジ。
多少色ムラはあります。
オレンジは目立ちやすく濁りがある場所で効果を発揮するアピールカラーです。
マッディな水質だとホットチャートの方がむしろメジャーかもしれませんが、実際には黒金+オレンジの方がはまるケースは多いです。
前から撮った写真。
以前のバイブレーションのような小さな凹みはなくなり、代わりにヘッドの水流を受ける面積が広くなっています。
アイシールもキラキラと光ってアピールしてくれます。
それにしてもウロコ模様も芸が細かいですね。
本当にダイソーのルアーとは思えません…。
新バイブレーションのインプレ
- 飛距離…普通
- アクション…普通
- 根掛かり…普通
キャストしての飛行姿勢も悪くなく、あきらかに以前のものよりも安定しています。
他のルアーもよく使う私からしても「普通に飛ぶな」というのが感想。
単純に以前の物より重量アップ(11.5g→15g)したのも大きな理由ですが、以前の物が重量が低い割に本体が大きい=比重が低いので飛ばなかったので、これは嬉しい!
バイブレーションの要であるアクションもいいですね。
さすがに先端を行く市販のバス用バイブレーションに比べるとレスポンスが低めなのは否めませんが、それでも魚を釣るには十分。
全部普通かよ、つまんねーな…と思わないで下さい。
ダイソーのルアーの良さは普通の性能のルアーが安く買えることに他なりません。
メタルバイブやジグなどと比べてプラグは高いし、バイブレーションはクランクやミノーに比べて根掛かりしやすい。
だから値段の安さは大事な性能の1つなんですよ!
ラトル無しのサイレントにしてくれたらソルトでも使い勝手が上がるので嬉しいんですが、まぁバスを主眼に置いているでしょうから難しいかもしれません。
バスにもサイレントの方がいいんだけどなぁ。
ダイソーバイブレーションの改造
ダブルフックチューン
バイブレーションは深場やボトムを攻めるのに適している為、どうしても根掛かりしやすい。
根掛かりが多いフィールドでは、トレブルフックだと着底したら一発でストラクチャーに引っかかってしまいます。
ということでダイソーバイブレーションのフロントのフックをダブルフックに交換しちゃいましょう!
フッキング率は確かに下がりますが、根掛かり率もグン!と下がります。
特にボトムでリフト&フォールで誘う場合などはこの方法をオススメします。
根掛かり回避はもちろんですが、そもそもウィードを拾った状態ではバイト率は大きく下がります。
それよりは多少フッキング率が落ちたとしてもダブルフックの方がずっと釣れる確率は高いです。
チニングにもオススメ!
ブレードチューン
ご存知ですか?
ブレードがもたらす効果はフラッシングや回転による水流のアピールだけではありません。
ダイソーバイブレーションはそのまま使うだけでなく、ブレードをリアにセットすることによってグッと使いやすくなるのです。
ブレードの回転が抵抗となって沈みにくくなり、バイブレーションが苦手とするシャローでも巻きやすくなります。
岸沿いは餌が豊富なことからバスやシーバスにとって餌場になることがよくあるのですが、浅いことが多いですよね。
そんな時でも過剰な早巻きをしなくても岸沿いを攻めることが出来るようになります。
ブレードサイズは1~3で良いです。
1は抵抗が少なく沈みやすくアピールは少なめ、3は抵抗が大きく沈みにくくアピール強めです。
バイブレーションの特徴
飛距離が出る
バイブレーションは基本的にシンキング仕様で、もちろんダイソー製も例外ではありません。
比重が高く、体積が小さいことからバイブレーションはプラグの中では最も飛距離が出る部類に入ります。
バイブレーションより飛ぶとなるとメタルルアーぐらいしかないですね。
様々なレンジを通せる
バイブレーションはトップでもボトムもなく中層を狙うルアーです。
しかし他のプラグのようにリップの有無や大きさによって自動的にレンジが決まるタイプのルアーではありません。
着水後カウントダウンしてから巻き始めることによって水深2m、水深4mなど任意のレンジを刻みながら攻めることが出来る応用力の高さが魅力です。
根掛かりしやすい
そんなバイブレーションですが弱点もあります。
沈みやすく、リップがない。
これはイコール根掛かりしやすいということなんですね。
対象魚が豊富
ダイソーのバイブレーションは癖が無く、対象魚を選ばないルアーです。
バスやシーバスやメバルはもちろんナマズやニゴイ、ヒラメや青物だって狙えちゃう優れモノ!
そんな沢山の魚種が狙えるんだから使わない手はありません。
ダイソーバイブレーションが活きる場面
バス(冬の野池)
11月までは岸沿いの水深1mでも釣れていたバスですが、12月に入るとハッキリとレンジが下がります。
今までクランクベイトで岸際を狙っていたそこのあなた!
いつまでもその狙い方じゃ釣れませんよ~
レンジは大きく分けてシャロー、ミッド、ディープの3段階で表現されますが、厳密には決まった定義はなく人によって認識は異なります。
しかし最深部で8m程度の水深がある野池の場合、一般的には~2m程度までをシャロー、~5m程度までをミッド、~8m程度までをディープという人が多いですね。
夏~初秋までシャローに多く見られたバスは水温の低下と共に深みに移動していきます。
もちろん真冬でもシャロークランクでバスが釣れることはあるんですが、安定して釣ろうと思ったらバイブレーションで深みを攻めることは必須になります。
具体的には11月中旬からバイブレーションの出番が増え、12月に入るとほぼメインになります。
バイブレーションはそれぐらい出番が多いルアーなんですね。
多魚種(オープンエリアのサーチ)
これはバスやシーバスに限らず色んな魚種通じることですが、ダイソーバイブレーションは遠投出来ることと任意のレンジを刻めることからパイロットルアーとして優れています。
何も必ずしも深場を攻める訳じゃなく、シャローの早巻きなんて使い方だって出来るのです。
大河川や海など広大なフィールドでは数あるプラグの中で最も短時間で広範囲を攻めることが出来るのがバイブレーションの大きなメリットですね。
一ヵ所で粘らずに、投げて反応が無ければ即移動!
そういうルアーです。
ダイソーバイブレーションの使い方
ただ巻き(レンジサーチ)
これはバイブレーションの基本の使い方です。
簡単で誰でも出来るし効果抜群なのでまずはここから始めましょう。
ダイソーバイブレーションの飛距離を活かして、まずはフルキャスト!
その後着底したらボトムに付かないように巻いてくるだけ。
これは沖の深場から手前の表層近くまでを一気に探る方法です。
これによって魚のレンジと距離を測る訳ですね。
ただ巻き(レンジ固定)
上の方法で魚の反応が掴めるようになったら、もう一段階上の使い方をしましょう。
ここからは難しいですよ!
今度は遠投後に着底を待ちません。
ダイソーバイブレーションの着底までに8秒かかるなら、着水後に2秒待ってから巻きます。
そして次のキャストでは4秒、その次のキャストでは6秒…という風にカウントして任意のレンジを探ります。
これが出来るのがバイブレーションの強み。
シーバスなどでは遠投性能や沈みやすさからメタルバイブの方がメインで使われる時代ですが、レンジ刻みには適度な沈下速度のバイブレーションの方が有利です。
レンジを外すと釣れませんが、レンジが合えば爆釣出来ることもあるのがこのメソッドの良い所♪
オススメのバイブレーション
ダイソーのバイブレーションは確かに安い!
だがしかし悲しいかな…釣れないわけではありませんが釣果は今一つ。
ということで根掛かりの多い場所や初場所やきわいどポイントに投げる時はダイソーにお任せするとして…根掛かりの心配が少ない場所では私はDuoのレアリスバイブレーション55をオススメします。
アクションが全然いいし、シミーフォールはバイトも多いし、釣獲力が違いますからね~。
ダイソーで普段の出費を抑えつつ、ここぞという所では性能の高いルアーを使う。
これがダイソーの正しい利用法だと思っています!
ダイソーの釣具一覧はこちらをどうぞ!
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