デイメバリングって難しそう…
どうせあんまり釣れないんだろうな
いえいえ、普通に釣れますよ!
雑誌や動画でよく目にするデイメバリング。
でも実際に釣り場でやってる人って少ないですよね?
それには以下のような理由が考えられます。
- 雑誌や動画はどこか遠くの恵まれた地域だし…
- 自分が住んでいる地域はそんなに釣れないから…
- 周りで誰もやってないから自分も釣れる気がしない…
分かりますよ、その気持ち…!
でもハッキリ言いますが、夜にメバルが釣れるフィールドならデイゲームは必ず成立します。
もし釣れないならポイント選びとコツが分かってないか、知識としては知っていても現場に落とし込めないかのどちらかと言わざるを得ません。
でも大丈夫!
これからは釣れますよ!!
この記事を読めばナァ!!!
ということで今回はデイメバリングの釣り方やポイントを徹底解説!
ちなみに私がメバリングに通っているのはライトゲームの神様的存在のレオンさんから以下のように評価を受けているエリアです。
岡山市内近郊でソルトライトゲームというのは、実はとても厳しいのです。
ベイト云々言う以前に釣れる魚が極端に少ないので、地元に精通したベテランさんに連れて行ってもらうしか手が無いほどポイントに苦労します。
県内であれば泊まりで下津井の離島へ渡るしか無いと思いますよ。
下津井の離島ならかなり行きました。
ジカタは釣れなさすぎるので一回のみです(笑)
引用元:レオンさんの質問箱
ここで釣れるんだからあなたの住んでるエリアでも釣れるはず!(泣)
ということでこの記事を読んでたくさんデイメバルを釣りましょう♪
餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。
「釣りの楽しさをお届けする」をモットーに、初心者の方にも分かりやすく釣りの情報を発信中!
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デイメバリングの特徴
ライバルが少ない
メバリングはナイトゲームが主流なので漁港の外灯周りポイントになります。
灯りがあると餌が集まりやすいのでメバルも寄ってくるし、釣りをするにも楽ですよね。
だから休み前の夜ともなればメジャーフィールドはどこもかしこも人だらけ…。
でもデイゲームなら外灯という要素に左右されないので入れるポイントがいっぱいあります!
昼まで寝てから釣り場にでかけても大丈夫♪
暖かい
メバルがよく釣れる冬から春にかけてのナイトゲームは寒さとの戦いですよね…
かじかむ指をさすって鼻水を垂らしながら苦行に耐えねばなりません!
でもデイゲームだったらお日様のおかげでまるで快適に釣りが楽しめます。
視覚で楽しめる
デイゲームは海の中が丸見えなので勉強になりますよ。
普段投げて巻いてるルアーがどんな動き方をしているのか、藻や岩がどこにあるか知ることができます。
もちろんメバルのバイトシーンも丸見えなので視覚的にもエキサイト!
難易度は高め
メバルは夜行性のなので、ナイトゲームに比べるとデイゲームの方が難しいのは事実です。
メバルは夜になったら活性が上がり浮きやすくなるので、常夜灯の周りでワームを投げて巻くだけで釣れることもありますよね。
しかしデイゲームではそう簡単にはいきません…。
地域によっては「10円玉メバル」なんて目の大きさでサイズを表すようにメバルは大きな目をもっています。
その視力は捕食時に発揮されるのですが、デイゲームともなるとルアーを容易く見切ってしまうんですね。
デイゲームに適した時期
特定の時期のみ昼間の反応がよくなるという訳ではありません。
デイゲームでメバルが釣れる時期とはメバルが多い時期と考えましょう。
具体的には(3~5月)と秋(11~12月)。
その理由としては親メバルは冬にに産卵して体力を消耗しており、回復するまで深場の底から動こうとしないので狙いにくいのです。
では20cm未満の産卵に参加しないサイズはというと、水温が低いのでやはり口を使いにくいんですね。
春になると体力も回復して水温も上がり、メバルは活発に餌を探して動き回るようになってきます。
この記事は昼でもメバルの群れを見ることができるようになるでしょう。
しかしメバルは冷水性の魚なので高水温に弱く、夏になると沖に落ちてしまいます。
全くいなくなる訳ではないんですが絶対数はかなり少なく、昼に狙って釣るのはかなり難しいんですよね…。
そして秋になると産卵を意識してまた接岸してくるので釣れ始めるといった感じのサイクルです。
オススメのポイント
フィールド選択
どうせ魚なんて5分前のことも覚えてないでしょ!
それが魚にも学習能力があり、連日釣り人のプレッシャーに晒されているとスレてしまいます。
渋い日に釣り人が「今日は魚が入ってきてないな~」なんて言ってても、水中カメラで見るといっぱいいるなんてよくある話。
そこで考えてみてほしいのですが、毎晩のように釣り人が押しよせている漁港とそうでない漁港、どっちのメバルが釣りやすいと思いますか?
デイゲームではどうせ常夜灯の恩恵がないのですから、少しでもプレッシャーが少ない漁港に行くのがオススメです。
岸壁
夜にたくさんいたメバル達は日が昇ると姿を消してしまいます。
岸からじゃ届かない沖の深場に落ちてしまうんだろう…そう思っていませんか?
確かにそういう群れもいますが、メバルは意外と足元に残っているんです!
波戸はそれ自体が巨大なストラクチャーであり日中のメバルの付き場になってるんですね~。
その中でも特に有望なのはコーナーと先端なのですが、さすがにここは昼でも先客がいるでしょう。
どちらも一等地なので仕方ない…とあきらめるのはまだ早い!
足元をよく見てください。
みんなが見逃しているケーソンの継ぎ目はデイゲームでは欠かせないポイント!
ここは港外と港内の水が出入りしているので餌が流れてくることをメバルはよく知っています。
船道
船の通り道は潮通しがよく水深もあるためデイゲームでは見逃せないポイント。
メバルも必ず周辺にいますが、船の邪魔にならないように注意しましょう。
水道部
狭くなって流れが絞られているような場所は必ずチェック!
波止の隙間、波止の下がトンネルになっていて港外と繋がっているポイントは怪しいですよ。
藻
昼のメバルは藻の周辺にも潜んでいます。
とはいえアオサのような海藻ではなく、ホンダワラなどある程度高さのある藻が有望。
偏光グラスで海の中をよく観察しましょう。
テトラ
テトラはもっともメバルのストック量が多いストラクチャーです。
なるべく際ギリギリを攻めるのがコツ!
テトラの上は滑りやすいので、無理はせず安全第一で楽しみましょう。
ブレイク
このように敷石が斜めに落ち込んでいる先のブレイクにもメバルがいます。
根掛かりに気を付けながら攻めてみましょう。
大岩
小さい石はメバルが身を隠せないのでダメですが、大岩は美味しいポイント。
ただだし写真のように干潮時でも1m程度の水深があるような岩であることが条件。
潮位があがると周辺のメバル達が回遊してくるポイントになります。
潮のヨレ
地形に沿って潮が流れていれば、地形が変わる裏側には必ずヨレができます。
よく潮が動いていれば日中でもメバルが浮いてくるのでよく目を凝らしてみてください。
釣れないポイント
浅すぎる場所
こんな水深50cmもないようなポイントは昼はダメです。
基本的に水深2mはほしいですね。
例外としてテトラだけは浅くても中に入っているので穴釣りで釣れます。
潮が動かない場所
港の奥など潮が動かない場所はダメ。
潮が緩いとメバルが色んな方向を向いており、食い気が無い状態になります。
小さいメバルならいるにはいるんですが、基本的には食わせられません。
デイメバリングのコツ
潮
メバルは潮を釣れというぐらい潮に敏感で、それは昼も変わりません。
潮がよく動いているポイントのメバルは活性が高く口を使いやすいんです。
もし釣り場の潮が動いていないなら一旦移動し、時間をおいてそこに入り直しましょう。
群れがみんな流れに対して頭を向けるくらい潮が効いてる場所がいいですよ。
粘らない
なかなか反応がない場所であの手この手を尽くして何とか一匹ひねり出す…それもできなくはありません。
ただ広い海でそれをやるのはとても効率が悪いし、何度も目の前をルアーが通過するほど確率は下がっていきます。
同じポイントで投げるのは3投までと自分ルールを決めてテンポよくランガンするのが効率的ですよ。
点で攻める
波止に付いているメバルを狙うところを想像してほしいのですが、端から端まで攻めるのはとても時間がかかりますよね。
だから時間短縮のために有望なポイントだけをせめて、それでダメなら次のポイントまで移動してください。
その中間にもメバルはいるかもしれませんがそこはあえて捨てましょう。
その時間を使って少しでも可能性の高いポイントを1つでも多く攻めるのが正解です!
両極端な釣り方
デイゲームではワームをただ投げて巻いているだけではほとんど見切られてしまいます。
そこで軽量リグで丁寧に食わせるか、リアクションで強引に食わせるか2択で攻めましょう。
中途半端にテロテロ巻くのが一番食わないのです。
小型メタルジグのフォール
上でご説明した通り足元の岸壁に付いているメバルは多くいます。
そういうメバルに有効なのが3~5g程度の小型メタルジグ(マイクロジグ)を使った縦の釣りで、レンジ(棚)は底に固定してかまいません。
まずはマイクロジグを底まで落とすんですが、岸壁には藻や牡蠣などたくさん付着しているのでギリギリではなく50cmぐらい離してください。
底を取ったらロッドでマイクロジグを1、2と跳ね上げた後にティップを3、4と下げて落とすだけ。
これを2~3回繰り返してでアタリが無ければ見切って次のポイントに落としましょう。
単純ですがデイゲームで効果抜群の釣り方です。
ドリフト
足場の高さや潮の速さにもよりますが極力軽くて小さいジグヘッドを使用してください。
見えているメバルの群れやヨレなど、ポイントの上流側にキャストしましょう。
ジグヘッドが潮で手前に流されてくるのでそれに合わせてリールを巻いてください。
これはジグヘッドを動かすためではなく、あくまで糸フケをとるためです。
ワインド
ドリフトでも食わない場合に有効なのがワインド釣法。
専用のジグヘッドとワームを組み合わせることで、ロッドでパンパンと弾いた時に左右ジグザグに飛び跳ねます。
これがやる気のないメバルにスイッチを入れて強制的に食わせる最終手段!
ただし最初からこれをやってしまうと、ワームの激しい動きやラインの水切り音でメバルが警戒してしまいます。
他のことをやっても釣れない時に移動する前の最後の一手として使ってください。
それではどんなワームが有効なのか、見ていきましょう!
ワーム
カラー
昼ってどんなカラーが釣れるのかな?
クリア(透過)系のカラー一択ですね!
メバルはとても視力がいい魚で、昼はワームのカラーにとてもシビア。
ピンクやチャートなどのどぎついアピ―ルカラーはいとも容易く見破られてしまいます。
見えにくい=見破られにくい。
水や藻、そして岩…どんな背景にも馴染んでしまうクリア系は究極のナチュラルカラーと言えるでしょう。
薄い透過系なら完全な無色透明じゃなくてもOKですよ。
ただしギラギラと光を反射する大きなフレークが入っているものはダメ。
カラーで見破られなくても過度なフラッシングで見破られます。
ドリフト用
おすすめは小型なのに飛距離が出て操作感もよいビビビーム。
ボディにリブが入っていて好きな所でカットして使えるようになっており、2節ほど切って使うとよく釣れますよ。
デイメバリングではカラーは基本的にクリア系にラメやフレークが入ったものが高実績ですね。
ドリフトに使うジグヘッドは極軽量ヘッド+小型フックを兼ね備えた月下美人の極みがオススメ。
特に0.6gは難攻不落のサスペンド・デイメバルをあっさり釣らしてくれて度胆を抜かれたこともあります(笑)
これがないとボウズもありえるので手放せません。
ダート用
デイゲームのダート用にはデュアルビームがおすすめです。
三角断面形状になっていてちゃんとダートするんですが、細身&柔らかめなのでその後のアクションは実にナチュラル。
リアクションと食わせを兼ね備えた珍しいワームですね。
ナイトゲームだったらバシバシとダートするワームにリアクションで食ってくるんですが、シビアなデイメバリングでは弱めのダート+その後の食わせの間こそがキモになってくるんです。
ワインドには月下美人のダーティンジグヘッドがおすすめ。
ヘッド形状と針軸角度がワインドに最適化されており、細軸で針先キンキンな上にヘッドが塗装されているという安くて弱点がないアイテム。
1gを中層ワインドさせるとドリフトに興味を示さなかったメバルでも激しくバイトしてきますよ。
プラグ
デイゲームでプラグで釣れるイメージが湧かない…
そう思うのも無理はありませんが、実はプラグは昼でも普通に釣れるんです。
ただし何でもいい訳じゃありませんよ!
オススメはミノーやシャッド含む)です。
プラグで普通に釣れると言いましたが、昼に水面を割ってトップウォータープラグに出るほどメバルの活性が高まることは稀です。
またプラグは巻くのが遅すぎるとワーム以上に見切られやすいのですが、シンキングペンシルは早巻きするとアクションが破綻したり水面から飛び出してしまいやすいんですよね。
ミノーやシャッドははリップがあるのでちょっとやそっとではアクションが崩れにくいのが強み。
。
またロッドアクションを入れるとイレギュラーなアクションを演出できるため、やる気がない日中のメバルの興味を引き付けることができます。
タックル
デイメバリングでは繊細は食わせやリグ操作を行うため、ロッドには長さやパワーよりも繊細さと操作性が求められます。
具体的に言うと乗せ掛け調子のソリッドティップ、6フィート台後半のULがバッチリ!
リールは1000番~C2000番までの軽量で小型なタイプを使いましょう。
安いもので十分と言いたいところですが、デイメバリングでは細いラインを使用するため最低限のドラグ機能は必要です。
基本的に一万円未満で売られているものはオススメできません。
下巻きのいらないシャロースプールのモデルにしておきましょう。
ライン
1g未満の軽量リグでドリフトメインで釣りをするフロロカーボンが扱いやすいですよ。
PEラインだと風に弱くて浮力が高いので、軽量リグは投げにくいし沈ませにくいのでイマイチ。
軽量リグの飛距離を少しでも伸ばして沈めるために2lb程度の細糸がおすすめです。
しかしワインド釣法で食わせるなら伸びが少ないPEラインの方がアクションにメリハリをつけられます。
特に水深が7mを超えるポイントでボトムを取るならPEライン一択と言ってもよいでしょう。
この辺はどちらをメインに使うかで選ぶ形になりますね。
PEラインは強度があるので根ズレに気を付けながら0.1号を使いましょう。
まとめ
- ライバルが少ない
暖かい
視覚で楽しめる
難易度が高め - 春と秋がおすすめ
- ポイント
常夜灯の無い漁港
波止のコーナー、先端、ケーソン
藻の周辺
船道
水道部
テトラ
ブレイク
大岩
潮のヨレ - コツ
潮が動いてる場所
粘らない
ポイントだけ攻める
丁寧か強引か両極端な釣り方
小型メタルジグのフォール
軽量ジグヘッドのドリフト
1.5~3gジグヘッドでワインド
いかがでしたでしょうか?
きっとあなたが通っているポイントでも釣れるので、デイメバリングを楽しんでください!
メバルの釣り方に関してはこちらの記事をどうぞ。
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