イイダコが釣れないよ~
何か間違ってるのかな…
コツが分かれば簡単ですよ♪
刺身、煮付け、炒め物、天ぷら、おでん、パスタ…イイダコは、いつだって旨い。
でも毎回100杯超えする人がいる一方で、ボウズ同然の人も多いのがイイダコ釣りの特徴です。
しかし心配いりません…私があなたにイイダコを釣らせてみせます!
時期やポイント、釣り方のコツなど分かりやすく解説させて頂くので次の休日はあなたも大漁間違いなし!
この記事は約4分で読み終えることができるので、ぜひ参考にしてください♪
餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。
「釣りの楽しさをお届けする」をモットーに、初心者の方にも分かりやすく釣りの情報を発信中!
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イイダコの生態
イイダコは足を伸ばしても10cmからせいぜい30cmまでしか成長しない小型のタコ。
日本では北海道の南部から南にかけて全国に分布しており、塩分濃度が低い近海の砂泥底を好みます。
あまり深い場所にはおらず水深15mよりも浅い場所に多いので、もしドン深な海峡部で釣りをしているならポイント選定を間違っていますよ~!
ちなみに産卵期のメスは頭(本当は胴)には米粒状の卵が詰まっていることが、飯蛸(イイダコ)という名前の由来です。
他のタコの見分け方ですが、このように目の間に傷のような柄があったり足の付け根に金色の輪があります。
イイダコは獰猛な肉食性で、貝類/甲殻類/多毛類(ゴカイ)など何でも食べる食欲旺盛なヤツ。
こういうと知能が無さそうに思えますが、タコ類は無脊椎動物の中で最も知性が高くて犬と同程度だとか…。
おかげで意外と見切られることも多く、想像していたよりも釣るのが難しいと感じる人も多いんです。
そんな小憎らしいイイダコですが春に生まれて冬に産卵するので寿命は約一年と短く、その間にマゴチに食われたり人に釣られたりと可哀想な一面も。
でも貧乏な我が家の貴重なタンパク源ですから容赦はしません(笑)
イイダコ釣りの時期
イイダコ釣りは9~11月がハイシーズンで、数は減りますが1月末までは狙えます。
厳密には8月でも釣れるんですがこの頃はまだ小さく「手乗りイイダコ」とか「親指クラス(頭)」とか言われ、狙っていると鬼畜の所業のように厳しい目で見られるのでおすすめしません(笑)
またシーズン終盤には型もよくなりメスは卵を持つので、あえてその時期だけ釣りに行く人もいるんだとか。
厳密に言うと2月でも釣れるんですが苦行みたいなもので、よほど変○しか釣りに行きません(笑)
メバルでも釣りながら春の訪れを待ちましょう。
詳しくはこちらをどうぞ⇒イイダコの時期に関する記事を読む
イイダコ釣りの時間帯
「イイダコは夜行性なので夜の方がよく釣れる」なんて言われますが、岡山県では夜はイイダコはあまり釣れません。
ただ昼に50杯釣れるポイントが夜だと5杯と差は明確なんですが、特定の時期や条件下では岡山でも夜によく釣れるので間違いとも言い切れないという…。
アコウなんかも瀬戸内海ではナイトゲームが主流なのに日本海ではデイゲームが普通ですから、イイダコにも地域差があるのしょう。
この辺はあなたが住んでいる地域の釣具屋さんに行って聞くのが一番です。
イイダコ釣りの仕掛け
針が大きくて良型も掛けられるテンヤ。
針が小さくて小型も掛けられるスッテ。
底でフワフワ動いて小技が効くエギ。
堤防でも船でもイイダコはこれらを使って狙います。
詳しくはこちらをどうぞ⇒イイダコ仕掛けの記事を読む
イイダコの釣り方
堤防
イイダコを堤防に釣りに行く時は、まず地元の釣具屋さんで情報収集をしましょう。
エリアによって数が多いor少ないの違いがあるため、実績がある釣場に行く方が確実なんです。
釣場に着いたら竿やリールなど道具の準備をしましょう。
イイダコにはオモリと針を組み合わせたつになったテンヤやスッテと言われる道具が使われます。
堤防から釣りをする時は大体4~8号(1号=3.75g)のものが使いやすいので状況に応じて適したものを選択してください。
軽すぎると飛距離が足らずにイイダコがいる場所まで届かなかったり、重すぎると根掛かりが多発するしアタリも分かりません。
スッテorテンヤをセットしたら思い切り遠投しましょう!
イイダコは手前の方にもいるんですが基本的には遠投して広く探る方が有利なんですね。
だから重いものでも振り抜けるように、強めのシーバスロッドやショアジギングロッドを使うのをおすすめします。
着水したらそのまま待って、リールから糸が出ていかなくなったら底を取れた証拠です。
底をズルズルと引く感触を感じながらゆっくりとリールのハンドルを巻いてください。
イイダコを釣るのが苦手な人の多くはこの時に速く巻き過ぎています!
普段のルアーフィッシングに慣れてしまっているのでしょうが、イイダコは長い距離を素早く移動することはできません。
リールのギア比にもよりますがハンドル一回転に5秒くらい掛ければ大丈夫ですよ。
またロッドは写真のように下を向けている方が楽なのですが、岩混じりの地形で底がゴツゴツしている時は上に向けた方が根掛かりが減ります。
針に乗ったら巻き心地が重くなります。
そうしたら竿を立てて一気にリールを巻いてイイダコを底から引き剥がしてください!
油断していたら底にへばり付かれてしまうので、重みを感じたらすぐにアワセを入れるのがコツです。
このクラスのランカーがイイダコが掛かったら少しでも気を許すとキャッチできませんよ!
「気が付いたら根掛かりしていた」という人が多いんですが、それは高確率でイイダコに底にへばり付かれているんです。
よほどの激流でもない限りいつの間にか根掛かりすることはありません。
釣れたイイダコは水汲みバケツに入れておき、次のキャストをしてどんどん数を稼ぎましょう!
この時に必ず写真のようなチャック付きのフタが付いているものじゃないとイイダコに逃げられますよ~。
また少しでもチャックが開いていたらそこから脱出するので注意が必要です!
ある程度釣れたらクーラーボックスに移しましょう。
船
8月下旬になると遊漁船のイイダコ便が始まります。
大体1人10,000円ほどですが船や地域によっても異なるので、なるべく評判がよくて料金が控えめなところを探しましょう。
グーグルマップで探すと近くの遊漁船や口コミも見れるのでおすすめですよ!
ポイントに付いたら船長が合図を出してくれるので、沈めて底を取りましょう。
この時に潮が動いていれば船が流されるので真下に落とすだけでもいいのですが、潮が止まっている時は10mちょいほど軽く投げ、広範囲に探ったほうがよく釣れますよ。
基本的な釣り方としては底に2~3秒置いて竿で15cmほど持ち上げてみて、この時にイイダコが抱いていれば重みを感じるのでそのまま釣り上げます。
ただし活性が低い時は底に最大10秒ほど長く置き、イイダコが抱いてくる時間をとってやらないといけません。
またシーズン初期でイイダコのサイズが小さい頃は重みが感じられなくても乗っていることがあります。
そのため20秒に一度くらいは念のためアワセを入れる(=空アワセ)のが大事。
船ならどんなに渋くてもボウズはまずありません。
また難しいこともしないので初心者の方でも十分に楽しめますよ♪
イイダコ釣りのコツ
ストラクチャーがあるところ
イイダコを狙っていたら牡蠣殻とか空き缶が釣れることがありますが、中を見ると高確率でイイダコが入っているはずです。
イイダコは砂泥底に潜って餌を待ち伏せするのですが、とはいえ岩の隙間度など身を隠せる隙間が大好きでもあるんですね。
だから底に何もない砂浜ではイイダコもあまりいません。
そういうポイントでよく釣れた経験がある人もいるでしょうが、それは垂直護岸エリアなど足元が住処になっているケースがほとんどです。
この砂浜は有名なイイダコポイントですが、何故イイダコが多いか分かりますか?
よく見ると波止が海中に伸びて行っているのが分かると思いますが、これは海水浴場なので砂が流されないためにあるんですね。
そして敷石で出来た波止はイイダコにとって最高の住処となるわけです。
イイダコが自然の砂浜より海水浴場で実績が高い傾向の理由がこれですね。
潮でポイントを選ぶ
イイダコはトロトロと潮が動いているぐらいの時が食いがいいんですが、逆に大潮など潮がよく動きすぎると完全に沈黙してしまうことが多々あります。
よってポイントにもよりますが大潮周りは流れが緩い港内や砂浜など、小潮周りは潮がよく動く海峡部など潮周りでポイントを変えると釣りやすいですよ。
動かしすぎない
周りが釣ってない中で1人だけポロポロ釣り続けている人を見ませんか?
みんなが釣れない=活性が低い訳ですが、そういう時に釣っている人は高確率で「チョンチョン…チョンチョン…」と軽く誘い、ジワリと重みが乗った時を逃さず掛けているのです。
イイダコは確実にいるはずなのに釣れない…そんな時は不必要に動かさず、じっくりとその場で誘いましょう。
バラさない寄せ方
アワセを入れて底からイイダコを引きはがしたら、その後はこのように竿を寝かしてラインと一直線にしてリールを巻いて寄せてください。
普通の釣りだと魚を掛けたら竿を立てると思いますが、イイダコの場合は水面を割った時にラインテンションが抜けてばらす確率が高いのです。
水中でイイダコに一定の水圧をかけながらゆっくり巻き続ければそうそうバレることはありません。
これは地イイダコマスターの釣具屋店員さんと「だよね~!」と意見が一致したメソッドなので、ぜひ試してみてください。
まとめ
- 9~11月がハイシーズン
- 昼釣れる地域と夜釣れる地域がある
- 防波堤…
遠投して底を感じながら巻き、重みを感じたらアワセる - 船…
2~3秒に一回底を小突きながら重みが乗れば巻き上げる - ストラクチャーの周辺の方が数が多い
- 大潮は潮が緩い場所、小潮は潮が速い場所に行く
- 活性が低い時は抱いてくる時間を長めにとる
- 竿と糸を一直線にするとバレにくい
いかがでしたでしょうか?
イイダコ釣りの道具に関してはこちらの記事をどうぞ!
岡山県のイイダコポイントに関してはこちらの記事をどうぞ。
コメント
コメント一覧 (2件)
毎度ありがとうございますシーズン開幕ですね。今回も既出のポイントでしょうか?気になります
LANDYさん、まいどです!
今回は既出の場所ではないです。岡山の中でも比較的早期から始まるポイントです!