チニングにおけるシンキングペンシルの使い方

チヌ
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11/2 Youtube更新しました!

ほーぷれす

まいどです!
ほーぷれす(@hopeless_orz)です。

この記事ではチニングにおけるシンキングペンシルの使い方をまとめています。
使いこなせると強力な武器になりますので、是非最後まで読んで下さい!

目次

チニングにシンキングペンシルってアリ?

あなた

シンキングペンシルでチヌ・キビレが釣れるってホント?

ほーぷれす

シンキングペンシルほどチニングに向いたハードルアーは無いですよ!

チニングに使えるルアーと言うとあなたは何を思い浮かべますか?

まずは多くの人がトップウォーターを思い浮かべるはず。
次にバイブレーションと答える人が多いのではないでしょうか?

チニングに積極的に使う人は少ないですが、実はシンキングペンシルは無茶苦茶釣れるんです!
ややマイナーとはいえ、昔からシンキングペンシルの有効性に気付いていた一部の人達は影で良い思いをしてきたんですよ。

それではチニングにおけるシンキングペンシルの強みと使い方を見ていきましょう!

チニングにおけるシンキングペンシルの強みとは?

チヌ

シャローの中層をスローに攻略出来る

チヌやキビレは季節にもよりますが、浅場に餌を食いに来る個体が多くいるのでチニングにおいてはシャローは見逃せないポイントですよね。

あなた

ボトムは根掛かりしてしまう…。
とはいえ水面には出ない…。

ほーぷれす

そういう状況ありますよね~

例えばボトムがガッキガキの牡蠣殻地帯だったらどうしますか?
テキサスリグやフリーリグでも毎投根掛かりして釣りになりませんよ。

あるいは藻だらけだったらどうしますか?
一投ごとに藻が絡まりますし、そもそも魚からリグが見えません。

しかしトップウォーターに反応しない時なんていくらでもありますよね。
そんな時に安定した釣果が見込めるのが中層。

しかしバイブレーションプラグのように、飛距離が出るプラグというのは基本的に比重が高いので沈みやすいですよね。
だからある程度の速度で巻き続けないといけません。

そんな時にシンキングペンシルなら、その浮上しやすい性能を活かしてシャローをスローに巻くことが出来るんです!

シンキングペンシルは飛距離が抜群!

シンキングペンシルは比重の高さを抑えながらも、その空気抵抗の無さから抜群の飛距離が出ます。
ソルトにおいて飛距離は正義でして、釣果に直結します。

シャローを攻めやすい&飛距離が出る…シンキングペンシルがチニングに向いていることが分かって頂けたかと思います。

チニング的シンキングペンシルの使い方

ただ巻き

まずはただ巻きが基本。

上で述べたようにシャローを攻略するのに向いた使い方で、あまり流れが効いていないワンドのような場所で効果的な使い方です。

ただ巻きと言っても単純ではありません。
ロッドの角度でレンジ調整をしたり、巻き速度の変化で反応を見たりなどその時その場所で何がベストなのか?を考えながら一投ごとに違うことを試してください。
同じ事を続けていたらスレます

また、リーリング速度を調整すると書きましたが、あまり早く巻くとシンキングペンシルは水面を割ったりアクションが破綻するので気を付けて下さい。

リフト&フォール

シンキングペンシルのリフト&フォールはチニングにおいて大変有効なメソッドです。
落とし込みの釣りでもそうですが、チヌやキビレはフワ~ッと落ちてくるものにとても弱い魚。
反対に急激なリアクションにも弱い魚。

シンキングペンシルをフワ~ッと落とす。
ボトムまで落ちたらピョン!と跳ねさせる。

このシンキングペンシルの一連の動作が、ただ巻きでは反応しない魚に抜群に効きますのでお試しあれ!

ドリフト

ドリフトはチニングにおけるシンキングペンシルの奥の手。
使いこなすのは簡単ではありませんが、習得出来れば強力な奥の手になります。

潮上を向いて流されてくる餌を狙っている…というシチュエーションならナチュラルドリフトなんですが、基本的にはダウンに流しながらU字を描くテンションドリフトでの使い方になります。
※ナチュラルドリフトはこの後の実釣でご説明します。

この動きはシーバスやトラウトなどフィッシュイーター全般に効きますが、チニングでも極めて有効な一手です。

ただしシンキングペンシルはリップがないので水を掴むことが出来ず、浮き上がりやすい。
その為流速が速すぎると水面まで出てしまいます。
そんな時はミノーの出番!

シンキングペンシルと流速、飛距離、狙いたいレンジによって使い分けて下さい。

実釣!シンキングペンシルで釣ってみた

<<状況>>

・冬(12月31日)
・風向:北西(向かい風)
・風速:14m/s超
・大潮
・上げ8分
・磯

磯
砂浜

シンキングペンシルを利用したナチュラルドリフト釣法のご説明をします。

この日は12月31日…真冬です。
この磯は汽水域ではなく、アオリイカやメバルをみんなが狙うような完全な淡水域。

こんな季節にこんな場所でチニングが成立するのか?
しかもシンキングペンシルで…と思ったでしょう?

それに加えて当日は向かい風の風速14m超え。
なかなか厳しい条件ですが、この条件でシンキングペンシルが爆発するのです。

ドリフトに関しての基礎ですがただ上流から下流に向かって流せば良い訳ではありません。
オープンウォーターの中にも明確に魚がいる場所が点で存在します。
他の釣りでは常識ですがチニングでは意識している人が少ない「潮のヨレ」が狙いです。

潮上にシンキングペンシルをキャストしたら本流に乗せて、糸フケを取りながら僅かなテンションを掛けたり抜いたりします。
これによってドリフトの軌道をコントロールし、タイミングを見計らって本流から出してヨレへと送り込む。
すると…

 

キビレ

 

ほーぷれす

や~~~~~りぃ!


これは一体何が起きたのか?
シンキングペンシルによるドリフト・チニング…その謎に迫る!

チニング的アミパターン

答えはアミパターン。
この辺は地域にもよるかもしれません。
岡山でも時期・季節限定のパターンですから。

この時期の岡山県の海にはアミがたくさんいてメバルのメインベイトになっています。
そのアミの数は地元のオッチャンがアミで掬って持って帰るほど。

チヌやキビレも当然このアミを捕食しています。
アミは遊泳力がないベイトなので強烈な向かい風によって岸に押し当てられ、更に大潮ということも潮流に逆らえない状態。

チヌ、キビレは潮上を向いて流されてくるアミを狙っています。
その潮上にシンキングペンシルを着水させ、糸フケを取る程度のリーリングで流し込むのがナチュラルドリフト…という訳です。

あなた

それってミノーやバイブを巻いてヨレを攻めるんじゃダメなの?
フリーリグでもいいんじゃないの?

あなたはそう思ったはず。
でもそうじゃないんです。

あれはある日のことでした…。
苦労して何とか磯で釣り上げた一枚のチヌ。

持って帰って家で捌いていたら胃の中から大量のアミが出てきました。
「これだ!」
ピーンと来た私はシンキングペンシルのナチュラルドリフトを試します。
すると今までの苦労が嘘だったかのように釣れるのです!

パンチラインスリム

その理由に気付いたのはしばらくしてからでした。
この釣り方だとルアーにチヌ・キビレの歯型が付かないのです。
他のルアーだと傷だらけにされるのに…何故?

これはフック自体をアミやゾエア幼生だと思って食ってきている可能性が大です。
「んなアホな…」と思う人は、経験不足。

他の釣りもやってる人なら分かると思いますが、魚がフックを餌と間違えて食うのは珍しいことじゃありません。
ごく普通に起きていることです。

ミノーをブリブリとウォブリングさせながらヨレに送りこんだって全く反応しませんが、シンキングペンシルをテンションをかけながらドリフトでヨレに送り込むと一発でガツン!と来るのはこの辺が理由です。

フックが揺れながら流されてくるのは、この時期のアミにマッチザベイト!
本来はチニングにマッチザベイトなんて眉唾ものではありますが、サイズだけじゃなくてシチュエーション・レンジ・スピード・波動・カラーなど全てが噛みあったらあながち外れとも言えません。

少なくとも冬の下津井アミパターンでは、流されてくるアミを食う為に魚は浮いておりシンキングペンシルのドリフトでないとバイトしてきません。
ボトムを通しても、ミノーを巻いてもダメなのは事実です。

おすすめのシンキングペンシル

パンチラインスリム90

パンチラインスリム。
色んなシンキングペンシルを試しましたが、これが一番使いやすいです。平らなヘッドが水を噛みドリフトさせやすく、水流をボディに伝えてフックを揺らしてくれます。また12gという重量がチニングタックルにベストマッチです。

同じくらいの重量でもろくに飛ばないシンキングペンシルも多い中、飛行姿勢が安定しており抜群の飛距離を出します。
磯で潮を狙うには飛距離は必要不可欠!

カラシSW

カラシ

パンチラインスリムがあったらもう他いらなくね?と思っていたんですがスンゴイのが発売されました。59mmという小粒のくせに9g(5gのスローシンキングモデルもあります)という重量のおかげで飛距離抜群!

アクションはシンキングペンシルにしてはやや派手なロールなんですが、浮上しやすくゆっくり巻けるのでチニングには非常に使いやすい。もちろん上で書いたドリフトも抜群ですよ!

おまけにシミーフォールで食わすことも出来るという優れもの。

シンキングペンシルに適したタックル

ロッド

ロッドに関してはシルバーウルフMXが使いやすいですね。

プラッキングなのでAIRほどキンキン高感度にすると逆に使いにくく、適度なしなやかさが必要です。

リール

シンキングペンシルは空気抵抗が少なくて飛距離が出るタイプのルアーなんでベイトリールとの相性もいいです。

0.8号~1号のちょっと太目のPEラインを巻いておけばキャストミスでバックラッシュした時にラインが切れてシンキングペンシルだけ飛んでいくということも防げます。

まとめ

・シャローの中層を攻めやすい
・飛距離抜群
・ただ巻き、リフト&フォール、ドリフトで使う
・アミパターンにも有効

チニングの道具・釣り方など総まとめの記事はこちらをどうぞ!

\残り時間わずか!/

チヌ

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