あなたは釣りをする時、ハリスのコストって考えていますか?
仕掛けや餌やルアー代に気を取られがちですか、ハリスって以外と高いんです!
(サンライン)
トルネードVハード50m1359円…27円/m
フカセ釣りでは3ヒロ(1ヒロ=1.5m)程度の長さを取ります。
3ヒロのハリスの価格は94円!
(バリバス)エギング用ハリス
2号30m巻き1,453円…48円/m
エギングでは根が荒い場所ではハリスを2ヒロは取ります。
2ヒロでの価格は144円!
具体的な価格を知ってしまうと少しでも価格を抑えたくなりますよね。そこで今回はダイソーで販売されているハリスのご紹介をさせて頂きます!
ダイソーのハリスのインプレや、もっと良いハリスなどご紹介していますので最後まで記事を読んでやって下さい!
・ダイソーのハリスの仕様
・使える釣り
・インプレ
・欠点
・オススメのハリス
餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。
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仕様
- 価格…100円(税別)
- 太さ…0.8号&1.0号&1.5号
- 長さ…60m
- 素材…ナイロン
太さについてはスタンダードな所を攻めてきましたね。欲を言えば1.2号、1.75号、2.0号もラインナップに欲しい所。
それだけあれば大抵の餌釣りやライトゲーム~エギングまで網羅出来るのですが。
特に2.0号がないというのはダイソー製の3.0号の道糸と合わせるハリスがないということですし。
またシーバス、ロックフィッシュ、青物をやる人達の為には5号など太いラインが欲しいですよね。ダイソーの今後に期待するとしましょう。
長さについては60mとたっぷり巻かれているのはナイスです。
ルアー釣り用では30m巻きなど残りが足りるか不安になるような微妙な物が多いんですよね。
結局2つ持って行かないと駄目なので荷物がかさばるので、私は短めで販売されているハリスは好きではありません。
素材についてですがダイソーのハリスはナイロンラインです!
通常はハリスはフロロカーボン製の物が多いですよね。その理由をご存じですか?
餌釣りの場合は太いハリスで魚に見切られないように、また細いハリスで水の抵抗を減らして仕掛けを沈めないといけないことも。
つまり道糸に比べて細いハリスを使わない場合が多く、細いが故に根ズレに強いフロロカーボンが有利なのです。
ルアー釣りの場合は伸びが少ないPEラインを使って魚とダイレクトなやり取りをする為、魚の口のザラザラした部分やエラで切られる場合があります。
またシモリ(沈み岩)周りを積極的に攻めることもあるのでやはりハリスには根ズレ耐性が必要なのです。
確かに特殊な用途でナイロンハリスという物も存在するのですが、何故ダイソーはそんなマイノリティな分野に手を出したのかって?
100円で販売する為には仕方なかったんでしょうw
検証
平行巻き
意外にもダイソーのハリスは平行巻きでした。下糸が潰れてクセが付くことが無いのでいいですね。
重量
1号はスプール込みで11.0gでした。
1.5号はスプール込みで12.0gでした。
それではハリスの重量を計算してみます。
12g-11g=1g=0.5号60mの重量。
1号60mだとその倍だから1g×2=2g。
1.5号60mだと3倍だから1g×3=3gということですね。
厚み
スプールの厚みは1.3cm程度でした。
これなら釣り用バッグのポケットに楽に入りますね。
使える釣り
餌釣り
・0.8号…淡水小物、メバル、サヨリ、アジ、イワシ、サバ、ヒイカなど
・1.0号…上記魚種の良型が釣れる場所
・1.5号…チヌ、セイゴ、カサゴ、タケノコメバルなど
ルアー釣り
・0.8号…トラウト、アジング、メバリング、ライトエギング
・1.0号…上記の良型が狙える時
・1.5号…ライトロックフィッシュ
狙える魚種は餌もルアーも同じような感じですね。
2号から上があればグンとターゲットが広がるんですけど。
インプレ
ルアーロッド短く硬めな物が多く、逆に磯竿は長くしなやかな物が多い。
そして道糸はPEラインの方が伸びず、ナイロンラインの方が伸びてショックを吸収する。
つまりルアータックル+PEラインの組み合わせの方が誤魔化しが効かずダイレクトに衝撃が来るので、ハリスの性能を調べるのには適しています。
ということで今回はライトゲームタックルとダイソーの1.5号ハリスを使用したライトチニングに行ってきました。
ジグヘッドにワームを付けて投げ、着底したら底からあまり離れないようにゆっくり巻いてまた落とすというシンプルな釣り方です。
すぐに釣れたのは小型のキビレ。25cmクラスのキビレなら全然問題ないですね!
次に来たのは中型のチヌ。
無理をしないようにファイトして何とか釣りあげましたがハリスをチェックするとやはり傷んでいますね。
手でグッと引っ張ると簡単にプツン!と切れました。
正直獲れたのは運もあったと思います。35cmクラスのチヌが相手だと不安。やはりナイロンハリスでは底を引いてくる釣りだとすぐに傷んでしまいますね。
ウキ釣りの場合ならダイソーのハリスでも1.5号をセレクトすれば大丈夫です。それでも40cmクラスになると不安ですが…。
その後ハリスを新しいものに結び変えて釣りを続けていたらジグヘッドが根掛かりしました。
そこで外そうとしてラインを引っ張ったのですが、大した力も入れていないのにハリス切れ。
1.5号ってもっと強いはずなんですけどね。
欠点
ダイソーのハリスは1.5号までしか発売されていないので検証が十分とは言えませんが、やはり強度不足は明らかに感じます。
ナイロンなので根ズレに弱いのは分かっていますがそれを考慮しても弱いし、引張強度も不十分です。
ハリスをケチって釣果を逃してしまうのは勿体ないですし、コスト面で考えても強度不足でルアーをロストしてしまうのでは本末転倒です。
ということで私はもうダイソーのハリスを使う事は無いですね。
オススメのハリス
ダイソーのハリスは個人的には残念な結果に終わってしまいました。
これで記事を終わらせるのも申し訳ないので、私が使ってきた中で安くて性能的にもオススメのハリスをご紹介させて頂きます!
安くて性能もそこそこならやはりヤマトヨは外せません。
アマゾンのベストセラー商品でもあり釣り人からの信頼も厚いハリスで、当然ルアー釣りだけじゃなくて餌釣りにも使えます。
エギング向きの1.75号30mなら340円
11円/mなので2ヒロなら33円。
ちなみにバリバスのエギング用1.75号30m巻きは1,203円。
40円/mなので2ヒロなら120円。
これなら思い切り使えますね!
まとめ
・0.8号~1.5号の60m巻きで100円(税別)
・小物釣りから30m台半ばのチヌまで。
・根ズレに弱く引張強度も低い
・コスパではヤマトヨの方がオススメ
今回はダイソーのハリスのご紹介でしたが、道糸の記事もありますから良かったらどうぞ。
ルアー釣り用のリーダーの記事はこちら!
ダイソーの釣具の一覧記事はこちら!
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