神ルアー！ダイソーメタルバイブの解説

ダイソーメタルバイブが神ルアーと呼ばれる理由

2020年5月、ダイソーからメタルバイブが発売されたことによりルアー釣り界が大きく揺れました。

メタルバイブと言えば皆さんはどんな対象魚を連想しますか？
シーバス、バスを筆頭にソルトで根魚やフラットフィッシュなどでしょうか。

詳しくはこの後記事で書きますがメタルバイブはよく釣れる、色んな魚が狙えると超優秀ルアーなのです。
しかし唯一の弱点がその特性から根掛かりしやすいことでした。

これでは多くのサラリーマンのお父さん達は躊躇してしまいますよね？
だからみんな安い物を探したり、根掛かりしやすい場所では使わないようにしてきました。

しかしメタルバイブが１つ税込110円ならどうでしょう？
途端に私達の認識、使い方は変わります。

倒木、岩…今まで投げるのを躊躇していた場所でも構わず使えるようになります。
根掛かりを想像してストレスを感じることがなくなり、釣りも楽しくなりますよね。

つまり釣れる魚は増え、経済的な損失は減るということです。
ダイソーは偉い！

思えばダイソーの釣具コーナーが一気にレベルアップしたのもこのメタルバイブが始まりでした。
それでは観察していきましょう！

ダイソーメタルバイブの仕様

・重量　 ：7g,10g,14g,20g,26g
・カラー ：シルバーのみ
・価格 　：110円（税込）
・素材　 ：本体/亜鉛合金、針/炭素鋼

①ラインをスナップに結んでキャストします。
②任意の水深まで沈めます。
③巻いたりロッドアクションを加えたりして魚を誘います。

・使用後は真水で洗って乾燥させます。
・子供の手が届く場所には置かないで下さい。
・直射日光、高温多湿の場所に保管しないで下さい。
・周りの安全を確認した上で使って下さい。

カラーは全てシルバー…というか無塗装。
まぁ100均なのでしょうがありません。

　

7、10、14ｇはダブルフック

　

20ｇと26ｇはトレブルフックが搭載されています。

恐らく前者はバス釣りでのリフト＆フォールを、後者はシーバスなどソルトの巻きの釣りを想定しているのでしょう。

ダイソーの開発者も低いことをしますね～！

ダイソーのメタルバイブで釣れる魚

・バス
・ナマズ
・ニゴイ
・シーバス
・チヌ
・キビレ
・カサゴ
・アコウ
・ヒラメ
・マゴチ
・青物
・タチウオ
など。

ダイソーメタルバイブの外観

横から見た写真。

一般的なメタルバイブに比べて少し細長い感じがします。

　

上から見た写真。

平べったい。

　

下から見た写真。

腹側にウエイトが集中しています。

　

前から見た写真。

特に特徴はありません。

　

後ろから見た写真。

ダイソーメタルバイブの特徴

レッドアイ

赤針等、赤は魚のバイトを誘発するトリガーを持っていることで知られていますよね。
それに加えてこの大きなレッドアイシールはバイトマーカー的役割も担っています。

スナップ付属

ダイソーのメタルバイブにはスナップが最初から付属で付いています。
ラインを結べばすぐに釣りが始められるのは嬉しいですね！

重量の刻印

ダイソーのメタルバイブは後ろの方に重量が刻印されています。
これは地味に嬉しいですね！

ダイソーメタルバイブの強み

飛距離抜群

メタルバイブは金属の塊！
つまり圧倒的によく飛ぶということです。

何と全ルアー中で2位！
メタルジグに次ぐ飛距離が出ます。

飛距離が出るということはそれだけ広範囲の魚とコンタクトする機会が増えるということ。
メタルバイブはとにかくよく釣れるルアーですが、飛距離はその要因の大きなウエイトを締めます。

また風の抵抗も少ないですからベイトタックルで投げやすいのも見逃せません。
ベイトタックルは投げるルアーを選ぶのです。

例え重いルアーでも体積が大きくて風に弱かったり、飛行姿勢が悪くて失速するとバックラッシュは免れません。
分かりやすい例で言うと、エギングがベイトタックルで行われないのと同じ理屈ですね。

正確に言うと昔はそういう釣りもあり専門タックルもあったんですが、あまりにも流行らないので世から消えたという黒歴史があります。

沈下速度が速い

メタルバイブは非常に速く沈む！
同じ金属ルアーであるメタルジグのようにフォール時に水流を受けてヒラヒラとアクションすることがないのです。
抵抗なくスーッと落ちていくということは、深場でも底を取りやすいということに他なりません。

例えばバス釣りでは真冬の低水温期はバスは少しでも水深の安定した深場で越冬します。
野池の場合だと最深部＝中央部であることが多いですよね。
ということは飛距離が出て沈み易いメタルバイブはバッチリなのです。

真冬でもシャローで釣れることはありますが、それはまた別の話。
安定して釣ろうと思ったらやはりメタルバイブは必要なのです。

ダイソーメタルバイブの弱点

優れたコスパのダイソーメタルバイブですがこれはちょっと…という所をご紹介します。

フックの刺さりが悪い＆錆びやすい

メタルバイブに限らずダイソールアー全般に言えることですが、フックの針先が鈍くて刺さりが悪いです。
せっかくバイトしてきた魚を逃がしてしまうとなると、いくら安いからって考え物ですよね。

バスは口が柔らかい部類の魚ですからまだいいですが、シーバスやナマズは口が硬いからこれは致命的です。
ハッキリ言ってダイソーのメタルバイブは口の硬い魚に使うならフック交換は必須です。

#6と#8のフックは多くのルアーに対応するので予備も含めて多めに家にストックしておくことをオススメします。

　

そこまでやるほどじゃないわ～とか、口の柔らかい魚狙うから大丈夫だわ～と思っているそこのあなた！
ソルト用に専用設計されたフックではないでしょうから仕方ないのですが、ダイソーのメタルバイブのフックはソルトどころか淡水で使っててもすぐ錆びます。
ソルトなら一発ですね。

ということでダイソールアーを愛用していきたい人にはこれをオススメします。

シュッと吹きかけて２～３分すればすぐにサビが落ちてピカピカになりますよ。
タダみたいなものなので絶対にやった方がいいです。

アイシールが剥がれる

ダイソーのメタルバイブのアイのシールはすぐに剥がれてしまいます。
キャストしてどこかにぶつけた…とかじゃなくて、何もしなくても普通に剥がれるのです。
これは確かに釣り具メーカーからは出せないですねぇ…。

アイは大事なバイトマーカーの役割を果たします。

ボディがギラギラシルバー

派手でアピール度が高い！…と言いたい所ですが、ギラギラシルバーは基本的に釣果が下がります。
魚種にもよると言いたい所ですが、魚種全般下がりますw

釣り具メーカーの市販のメタルバイブを見て下さい。
無塗装のシルバーなんてほとんど無いでしょう？
そういうことです。

ジャッカルとシャチハタのコラボの塗るだけでルアーの塗装ができるマーカー！

おすすめです。

ダイソーメタルバイブの使い方

ただ巻き

・7g　：～３ｍ
・10ｇ：～5ｍ
・14ｇ：～6ｍ
・20ｇ：～7m
・26ｇ：～8m

キャストして自分が攻めたいレンジまでカウントダウンで沈めて巻く…ルアー釣りの基本ですが、そのレンジを維持し続けるのは困難です。

それを少しでも簡単にする為に、水深に合った重量のダイソーメタルバイブをセレクトしましょう。
上は目安です。

また、ダイソーのメタルバイブにはスナップを接続するアイが３つ付いています。
それを活用することでレンジキープはより簡単になりますので是非やってみて下さい。

使い分けは以下の通り。

前アイ　：巻き抵抗弱。深場用
中アイ　：巻き抵抗中。バーサタイル
後ろアイ：巻き抵抗強。浅場用

単純に水深だけ考えるのではなく、足場の高さや巻き速度なども加味して最適な重量セレクトとアイの位置を調整して下さい。

リフト＆フォール

ただ巻きと並んでよく使うメソッドがリフト＆フォールです。
メタルバイブはこの２つが出来れば大体どこでも釣りが出来ます。

メタルバイブが着底したらロッドを煽ってメタルバイブを跳ねあげて下さい。
この時ブルブル！と手に感触が来る方が操作感があって良いので、一番後ろのアイにスナップを接続すると良いです。

その後メタルバイブはフォールに移る訳ですが、その時にリールを巻いて糸ふけが出ないようにすることでより着底のや魚のバイトの瞬間を捉えることが出来るようになりますよ。

メタルバイブでレンジを刻む方法

①キャストしたらフェザーリングでラインスラッグを押さえる。
ベイトタックルはいいんですが、スピニングタックルでダイソーメタルバイブを遠投したらまずラインスラッグがたくさん出ます。
その状態では着底の瞬間は分かりませんので、ダイソーメタルバイブがまだ着水する前にフェザーリングでラインスラッグをなるべく抑えます。

②ベールを戻してラインスラッグを巻き取る。
それでもラインスラッグは出ます。ダイソーメタルバイブが着水したら素早くリールのベールを戻して早巻きし、ラインスラッグを巻き取ってロッドとダイソーメタルバイブを一直線にします。

③竿先を斜め上に向け、ベールを返してラインを送り込む。
竿先を10時の位置と言いますか、斜め上に向けてティップとラインの角度を90度ぐらいにして下さい。
その状態で再びベールを返してラインを送り込むのですが、スプールエッジに人差し指を添えて調整します。
ティップに負荷がかかれば人差し指を離し、その分ラインを出し落としていきます。この人差し指を離す、人差し指を添えてラインの放出をストップするの間は1秒間隔で行って下さい。

④着底の瞬間を捉える。
人差し指をスプールエッジに添えてラインを送り込んでいない状態でスッとティップの負荷が消えた場合、あるいは人差し指をスプールエッジに添えていなくてラインを送り込んでいる状態なのにラインの放出が止まったら、それが着底の瞬間です。

⑤水深を仮定する。
ダイソーメタルバイブの着水から着底までが約6秒だとします。実際の水深は投げているダイソーメタルバイブの重量、飛距離、潮、風、ラインの太さなども関わってくる為想像するしかありません。
目安として上記の方法で着底を捉えるなら１4ｇを投げて5秒なら大体8ｍぐらいだと思って下さい。

⑥数えてから巻く。
改めてキャストしてダイソーメタルバイブが着水したら数えます。
先ほどの半分の3秒待ってから巻けば半分の水深4mラインを巻いているというイメージです。
ここまでがメタルバイブによるレンジ刻みの基本です。

ダイソーメタルバイブを投げるタックル

7ｇ～26ｇまで幅がありますので一概にこれ、というのはありません。
しかし目安を書かせてもらいます。

　

ダイソーに釣具一覧はこちらの記事をどうぞ。