キャンドゥの100円バイブレーションって釣れるの?
バイブレーションと言えばかっ飛ばして広範囲をサーチするのに必須のルアー。
しかし沈みやすいので根掛かりが多い!釣具メーカー製なんて1個1,500円もするから怖くて投げられない…そんな人も多いのでは?
そこで今回はキャンドゥのバイブレーションを徹底レビュー!しかし結論から言うととんでもない外れ商品でした(笑)しかしその特徴を利用した思わぬ利用方法も?!
それではお読みください!
パッケージ
- 価格…100円(税別)
- 品名…バイブレーション
- タイプ…シンキング
- サイズ…5.5cm
- 重量…7g
- ブラックバスや青物にオススメ!
発売元は株式会社まるき。メイドインチャイナです。
外観
カラー名は設定されていませんので私が名付けましょう。上からマットタイガー、レッドタイガー、黄色(笑)です。レッドタイガーは赤虎などともよばれる実績の高いカラー。
全カラーとも上面は黒です。
お腹の色はちゃんと凝ってますね!こうしてみると上2つはアピールカラー、下はナチュラルカラーという感じです。
前から見たらこんな感じ。水流を受ける部分は広めです。
後ろから。
尻ビレもついているんですが、多分これに意味はないですね。見た目のそれっぽさを出したかっただけでしょう(笑)
飛距離
驚くなかれ!7gと軽量な部類に入るはいえ、バイブレーションなのに20mちょっとしか飛んでいません(笑)
しかも風が吹くと流されてしまう。普通、バイブレーションといったら風の中でも飛距離を出せるルアーなのに…。
サイズに対して軽めな印象があったのですがこれはさすがにダメでしょう。しかしこれは序の口…この後リールを巻くと、いまだかつてない衝撃が私を襲います(笑)
アクション
…え?!
キャンドゥのバイブレーションはなんと真横を向いて泳ぐのです(笑)
しかも沈みが遅すぎて、速巻きすると水面から飛び出す!これは100%設計ミスでしょう…とても使いものになりません。
しかし私はとある事実に気付きました。これ使い方によってはメチャいいのでは…?!
水面直下バイブレーション
キャンドゥのバイブレーションの沈み速度、実に4cm/秒!
塩の入っていないノーシンカーが沈むのをイライラしながら待つレベル!
バイブレーションとは思えないレベルの遅さ…そりゃ飛びませんよ(笑)
しかしこの類まれなる特性がキャンドゥのバイブレーションに命を吹き込んだのです!皆さんはOSPの名作、ベントミノーをご存じでしょうか?
ベントミノーは水面に横たわりピクピクと動くその様はまさに死にかけの小魚そのもので、実によく釣れるルアーなんです。私が何を言いたいか、ここで気付いた人は勘がいい!
キャンドゥのバイブレーションをゆっくり巻くと横に倒れて水面直下を弱々しく泳ぎます。そしてラインテンションを緩めるとスーッと非常にゆっくり沈んでいく。
まさに弱った小魚を演出し、水面に出きらないバスを釣るのにピッタリ!もちろん偶然の産物でしょうけど(笑)
ラトル
キャンドゥのバイブレーションにはラトルが入っています。ゴトゴトというデカバスに効きそうな低いサウンド。
やっぱり本来とは違う使い方ですごくよいルアーな気がします(笑)
これで普通に使える!
アゴの下に1.5g~2gのウェイトシールを貼れば普通のバイブレーションのように泳ぎますよ。ウェイトシールにも費用がかかりますが、本体が100円ですからこれぐらいはいいでしょう。
それでも釣具メーカー製のバイブレーションに比べれば十分安いです。
まとめ
- 飛ばない
- 横向きに泳ぐ
- 水面直下を巻ける
- 沈むのが異常に遅い
- 鉛シールチューンすれば使える
もはや何といえばいいのか…ある意味で伝説のルアーかと。一昔前と違って今の100均ルアーはそれなりに動くものですが、これはアクションがどうこうというレベルではありません。
以下のような人にはオススメです。
- 怖いものみたさで試したい
- 水面直下ピクピク系バイブとして使いたい
値段抑えめで性能がいいバイブレーションがいいならデュオのレアリスバイブがオススメ。
よく動くしシミーフォールも器用にこなし、何よりよく釣れるバイブです。
キャンドゥの釣具一覧の記事はこちらです。
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