チニングで釣れない!?あなたが知るべき17の理由

チヌ キビレ
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4/11 YouTube更新しました!

ほーぷれす

まいどです!
ほーぷれす(@hopeless_orz)です。

この記事で分かること

・ほとんど釣れない(0~2枚)人の理由
・たくさんは釣れない(~10枚)人の理由
・メチャクチャたくさんは釣れない人(~20枚)人の理由

目次

チニングで釣れないホントの理由?

あなた

チニングって全然釣れないよな~
何十枚も釣る人もいるけど、何がそんなに違うんだろう?

手軽な装備、身近なフィールド、季節を問わずに昼も夜も楽しめる!そんなチニングですが、いざやってみると全然釣れない…そんな人も多いかと思います。

きっとあなたはこの記事に辿り着くまでにネットで色々調べたでしょう。そこでは何て説明されてました?

・ハイアピールワームが効く
・リグは動かし過ぎない
・プレッシャーが和らぐ夜がチャンス

…なんて無難なことが書かれてたんじゃないでしょうか?

あなた

そうか、分かったぞ!
これで週末は爆釣だ!


そんなあなたはピュアな人。
まぁ間違いではないのですが、これ当り障りないこと適当に書いてるだけですよw

普通に考えてみて下さい。
みんな色々ワーム(ルアー)試すぐらいやってます。止めたりアクション入れたりなんて、みんな普通にやってるんですよ。
それをちょっと変えただけで今まで0枚だった人がこれからは10枚になるほど差が出ますか?

それは10枚釣ってる人が11枚に増やす発想。
ほとんど釣れないと嘆いているあなたは、それ以前に根本的に大きく間違っているのです。

ということで、今回はチニングで釣れないというあなたの悩みを本気でぶった切る!!
釣れない理由をチニング初心者編と中級者編に分けて分析しました。0枚の人が1枚に辿り着くのと10枚程度から伸び悩む人では同じ「釣れない」でも次元が違うので同列には語れませんので。

それでは刮目して読むべし!!

数釣りチニングのカラクリ

何十枚と言う釣果情報が全国で散見されるチニング界ですが、我が岡山県はチニング不毛の地。

普及率が悪く一部の人がやっているだけで、あまり記録らしい釣果がありません。
ということでいずれ数釣りの記事も書きたいと思ってはいました。

丁度そんな時、久しぶりにツイッターを見ていたら…

ほーぷれす

…ん?

相互フォローさせて頂いている”今夜が山田さん”に煽られていましたw
「押すなよ、絶対押すなよ!」みたいなものでしょうか…

 

バキ
引用:バキ(秋田書店


も~しょうがないな~
それでは数釣りが如何なるものかを見せしましょう!
それっ!

チヌ キビレ
あなた

岡山で71枚~~~?!

この時オラは天下を極めたと思ったのですが、直後に感じ悪いメールを受信しました。

「もう80枚釣ったけど全然バイトが止まらん!」
by 広島県の感じ悪い知人

広島県はちょっと特殊だから置いといて…w
多分岡山県のチニング史上最多記録かな?

この季節に7時間ぐらいみっちり釣りをするのはキツかったですよw
ちゃんと帽子もかぶってたしお茶もちゃんと飲んだけど翌日頭痛に苛まれました。皆さんも無茶はしないように!

それでは今回の数釣りのカラクリをご説明しましょう。

上の釣果写真をよ~く見て下さい。
よく見てと言っても、同一魚の使い回し写真ではありませんよw
そうならヒレの形で判断出来るので、その為にわざわざ時間をロスするのに陸地に上げて写真を撮っています。

そうじゃなくてですね、以下に着目して欲しいのです。


下の方は画像が暗いですよね。
これは釣りを開始したのが朝5時という非常に早い時間帯であることを示しています。


それが上の画像に行くに従って段々と日が昇り明るくなっています。
つまり太陽が高く上る昼まで釣りをしていることを示しています。


そして上の数枚の写真は魚の置き場が変わり、キビレからチヌに変わっています。
これは釣場が変わっていることを示します。

つまり今回の釣果はただ単にこういうことです↓

・たくさん釣ったというより、たくさん釣れるまで粘った
・キビレが釣れなくなったからチヌで数を稼いだ

さらに細かく言うとこんなカラクリも↓

あるポイントで30枚釣る
→別のポイントに移動して30枚釣る
→更に移動して10枚拾えば70枚完了

お分かり頂けましたか?
30枚釣る人がもう2ヵ所周れば70枚になるという、ただそれだけのことなのです。数釣りなんて実は大したことではないのですよ。

ここで皆さんに質問です。以下の2人はどっちが上手だと思いますか?

A:誰でも釣れるような所で長時間粘ってたくさん釣る人
B:ほとんど釣れない所でサクッと2~3枚腕でひねり出す人


私はBだと思います。

あなた

今日は○○枚も釣ったぜ!

とドヤっているそこのあなた!そう、そこのあなたです。それはあなたの腕ですか?ただポイントが良いだけじゃないんですか?

今回の私の釣果も同じこと。
釣れるように行動して、その結果行動通りに釣っただけなのです。

あなた

ってことは僕でもこんなに数釣り出来るの?!

ほーぷれす

はい、出来ますよ!

それが今回の数釣りの真相なのですが、それでは細かく見ていきましょう!!

あまり釣れない(0~2枚)理由

①そもそもフィールドのポテンシャルが低い

私が住む岡山県はチニングで釣果を上げるのが難しいフィールドも多く、20回連続ボウズは普通です。どこでも出来る身近なチニング!なんてキャッチフレーズに惹かれて始めたのは良いけど、釣れずに辞めていく人が何と多い事か。

ついには「チニング不毛の地・岡山」なんて不名誉な言葉まで定着する始末!まぁ私が定着させてしまったんですけどねw

あなた

チニングを始めて3年、1~2枚釣れるかどうか…

こんな地域がある一方で…

 

あなた

チニングを始めて1か月、やっとつ抜け達成!

こんな地域もありますw

しかし悲しいかな…
あなたが釣った魚を皆に見てもらう為のSNSは全国一括りのツール。

あなたが苦労に苦労を重ねて手にした1枚は、他の何十枚という釣果報告によって見向きもされません。
これぞ無差別という名の大差別!

あなたが釣り自体ほとんど経験が無いなら別ですが、それなりに他の釣りをやってきた経験者だとします。
その場合ボウズだらけのあなたも、10枚釣っている人達も腕の差なんて実はほとんど無いのです。イッツ同レベル!

あなた

な、なんだってー!!

あまり釣れないフィールドならボウズなんて仕方ないですよ。そんな所で1~2枚釣ったならあなたは決して下手ではありません。

あなたの釣り方は間違っていないんですけど、ただ釣れる数が少ないからそれが正解かどうか分かっていないんです。

それでも数釣りしないと満足出来ないなら、ポテンシャルの低いフィールドに通うのではなく遠征も視野に入れてみてはいかがでしょうか?

②ポイントを知らない

とはいえ恵まれていないフィールドでも良い釣果の人はいます。中には規格外の釣果を叩き出す人も。

本人はオレスゲー風に語ることが多いのですが、多くの場合は実はそうではありません。

こんなことを言ったら萎えるかもしれませんが、真実をお話します。
釣り経験者のあなたが何度も釣行してもボウズなのに、釣り自体ほとんどやったことがない人に投げ竿+ナイロンラインでチニングをさせたってポイントさえ良ければ10枚普通に釣れるのです。

あなた

え~…

悲しいけどコレ、現実なんですよ。チニングというのはポイント次第な側面が存在する、ある意味で危うい釣りなのです。

たくさん釣って得意気になっているそこのあなた!
普段シーバスやエギングばかりやっている人を、釣れるタイミングでそのポイントに案内してみて下さい。それなりに釣り経験がある人なら、多分あなたと同じぐらい釣るはずですよw

腕の立つ人が、他の人が手も足も出ないような状況で連発させることは確かにあります。しかし私の感想ではそんな人はチニンガー100人に対して1人もいません。

あなた

そんなことない!隣でやってるのに大差で勝ったことあるぞ!

ほーぷれす

隣だからでしょ?10m離れたら10対0なんて普通ですヨw

悪い言い方をしてすいません!ただ記事を盛り上げる為に煽っているだけで他意はありませんよ!

③タイミングがズレている

私もそうだったのですが、釣れない人にはある共通点があるのです。
毎回同じような所に行って、毎回同じような釣りをして、毎回ホゲるw

釣りというのは釣行ごとに、いや一投ごとに何かを修正して正解を探すゲームです。惰性で同じ事を繰り返すのは愚の骨頂!

とはいえ2回や3回そのポイントで釣れなかったぐらいで見切るのは勿体ない。
タイミングを変えて入り直すことで良い釣果に恵まれてることはよくあります。

潮位が高いと反応が無いのに潮位が下がると連発、下げではダメなのに上げでは連発、またはそれら逆なんてよくあること。あなたが釣れないと思っている、あるいは見限っているポイントは釣行のタイミングが合わないだけかもしれません。

④よく釣れるルアーを使う

単純によく釣れるルアーというのは存在します。色々試すのも大事ですが、ある程度釣れるようになるまではルアーのパワーに頼ってしまうのも大事ですよ。

あなたがボウズか良くて2枚程度しか釣れないなら、ほとんどの人はこれら①~④に当てはまります。
遠征するorポイントを探すorタイミングを変えて入り直すorよく釣れるルアーを使う。

これらで大体解決しますよ。

たくさん釣れない(~10枚)人の理由

①天候を気にしない

天気

なかなか釣れない時にカラーがどうだとか、動かし方をちょこっと変えるとか、そんなことは小さな問題です。
例外もあるんですが、多くの場合それは10枚釣れる人が1枚追加する為だとかのケースが多い。

木を見て森を見ず。

あなたが数釣りをしたいなら、あの手この手を尽くしてようやく1枚2枚を追加しようとしている時点ですでに詰んでいるんです。
じゃあどうすれば?というと答えは出ているかと思いますがエリア選定です。

でもいつでもどんな時でもバンバン釣れる…そんな楽園みたいな場所は滅多にありませんよね。
ここで必要なのが天候を考慮したエリア選定です。そのエリアが活きるも沈黙するも天候次第!

よく言われる低気圧や濁りが入ると活性が上がるというのは大体当たっていますね。

ウィンディサイド(風が当たる面)は魚の食い気が上がると言うより警戒心が薄れるというのが正確かと。
特に潮が動かくて水面がシーンとしてるような時は強風で水面がざわつくとスイッチが入ることがありますね。

ただ風裏側でも水が動いたり餌が豊富なポイントなら変わらず釣れるので過剰にそれに拘る必要はありません。
「風が当たる→プランクトンが流される→それを食うベイトが集まる
あまり強風だと影響を受けやすいシャローは底荒れして釣れなくなりますから、逆に避けた方がいいことも。

また天候というのは当日じゃなくて数日前からどう続いているかが大事です。

例:
手順①
夏は上流域が有望な河川。
しばらく雨が降らず渇水気味で魚影も微妙。
そこへまとまった雨が降り呼び水となり河川に魚が集まる。
急激な増水による激しい流れで上流域から完全に魚が消える。
→中流へ

手順②
春にはよく釣れる中流のポイント。
沖は上流同様激しい流れで魚が定位出来ず、手前は全く水が動かず生命感無し。
→下流へ

手順③
ほどよい流れの下流ブレイクで連発。

これが今回の状況で、一番時間がかかったのは魚が溜まっているエリア探し。その後はひたすら連発劇が続いたのですが、普段ここは素通りするほどの大したことないポイントですw

夏だから上流域がイイ!冬なら下流域がイイ!…なんて単純なものではないという訳ですね~。

ちなみに上の例はフィールドにもよりますので、一概にこの通りにしても無駄ですよw
今回のフィールドでは中流に魚が定位する良い流れがなかったから下流に行っただけの話で、あなたが行くフィールドでは上流や中流で同じ日に爆るかもしれません。

どんなに頭で考えたって所詮答えはフィールドにしかありませんから、通ってフィールドごとの天候による癖の違いをインプットしましょう!

更に言うと今回の爆釣は「渇水気味の高水温の所へまとまった雨が降り低気圧が数日続いた」という所にミソがあります。
普段から適度に雨が降っている所にまた降雨があっても魚の活性は適度に上がるだけ。

今まで雨が降らなかった分「反動で一気に爆る」ことがあり、状況が悪い日が続くとむしろ逆にチャンスになりえるんですね。それが今回のケース。

とはいえ極端な環境変化はむしろ魚を沈黙させるだけなので、数日間を置いて安定したころがベスト。

逆に晴天渇水続きの途中で夕立が降っただけなど、増水とよべるほどの変化を水中にもたらさないケースでは間を置いてはいけません。夕立のタイミングでフィーバーが起きて、翌日には収まりますので。

②水温を気にしない

水温
引用:岡山県農林水産総合センター

手順②で本来は中流で釣りたかったのですが下流に行ったのは流れの速さだけの問題ではありません。川に入ると「ぬるっ!」水が動かない手前のシャローは太陽に照らされ約30℃…ぬるま湯のような高水温でした。

そこを抜けて流れの強い本流に差し掛かると「冷たっ!」一気に水温が下がり過ぎ!その温度差は実に8℃。同じ川の同じポイントでも状況によっては水温はここまで変わるのです。

夏なので冷たい水は好都合のように思えますが、魚は変温動物ですし急激な変化の直後は対応出来ないんですね。逆のケースを言うならば、例えばバス釣りでも真冬に数日温かい日が続くと爆ることがありますよね。

増水や濁りだけでなく水温もまた急激な変化は悪影響。安定したタイミングで一気に爆るというのは魚類全般に言えます。

③時間帯を気にしない

海の釣りは所詮潮合>時合。そういうことは確かに多いのですが、やはり時合というものもあるのです。

潮位に関わらず毎朝律儀に同じポイントに回遊してきて、時間が過ぎるといなくなる規則正しいキビレの群れって結構いるんですよw
潮位を合わせても釣れない時は、時間帯を合わせて同じポイントに行ってみると良いこともあります。

また時間帯には注意が必要なことがあります。人間でも明るい所から暗い所へ行くと最初はよく周りが見えませんよね。それでも人間の目はすぐに慣れますが、どうも一説にはチヌやキビレの目は慣れるのに時間がかかるようです。

この本に詳しく書かれています。チニングを上達したい!という方は是非読んでみて下さい。

確かに夕方から夜にかけての光量変化時はあまり良い思いをしたことがないんですが、逆に夜から朝にかけては問題ないです。

まずめ

これくらいになればバンバン釣れます。
もう少しくらい時間からでも問題なく釣れますよ。

④パターンを知らない

パターン…釣り人はこの言葉にやたら弱い。釣り方にハメて魚に勝った感があるからでしょう。
実際にはチニングというのはシーバスなどに比べてパターンが成立しにくい釣りだと思われているからです。

シーバスやメバルなど純粋なフィッシュイーターが何かのベイトを偏食するのに対し、チヌやキビレはそこにある餌を何でも食います。
トップで釣ったら胃の中はシャコだとか、ミノーで釣ったら海苔だとかちょっと悲しくなりますよねw
この辺がチニングの手軽さでもあり、逆に物足りなさでもあります。レンジを刻む必要も無いし、飽きやすいという人もいますね。

よく「このパターンはコレじゃなきゃ食わない!」という人がいますがあんまり信用しない方がいいですよ。
そういう人の多くは釣れてる時にあまり他のリグに変えないのです。
変えても操作が適当→ちょっと釣れないとすぐ戻す→連発だ!みたいな本人の思い込みによる部分も強いので。

ただ本気で突き詰めようとするやはり見えてくるものもあり、ベイトや底質によってはチニングにもパターンはやはりあるのです。
マテ貝が大量にあるポイントでフィーディングに入ってるキビレとか分かりやすいですよ。
絶対ひったくって行かず、少しずつ引っ張って巣穴から抜こうとするのでw

いまやマイナーとも言える2インチなど小さめのワームが滅法強く、遅いズル引きにステイを混ぜないと絶対食わない。
大き目のワーム+巻きやボトムバンプではどうなのか?と検証しましたが、14対0という圧倒的偏りが生まれました。

ちゃんと1枚釣れるごとにリグを交換して平等に同じ時間試してこれです。前述のバイトの出方も全てコレ。
ここまでくるとあながちチニングにパターンは無いとは言えませんよね。

今回の71枚という釣果もボトムでは絶対に食わない中トップで連発するパターン。
ボトムに甲殻類が一切おらず海苔も生えておらず、水面下のハクを食ってる中で成立するのです。
数釣りしてる人はポイント力だけなく、そのポイントで魚をハメるパターンを掴んでいてひたすらそれを作業的に繰り返すだけなんですね。

2枚3枚釣って満足なら適当なワームをランガンしながら適当に巻いてればいいんですが、数釣りに挑戦したいなら必勝メソッド(ハメるパターン)を知らないといけません。
ただそれはフィールド、その中のポイント、その時のベイトによって変わるので色んな所に行って色々試しましょう、ということです。

⑤見切りが出来ない

チニングでは見切りが出来るか出来ないかも大きな違い。多くの人が10枚ぐらい釣れたらバイトが減ってもその場所に固執しちゃうんですよ。
このまま投げ続けていればまた連発するかもしれない…そのイメージから抜けられないんですね。

勿体ないと思いつつも移動したら釣れなかった!やっぱりあそこに残っていれば良かった…みたいな。
上述の同じような場所にいって同じような釣りして同じように釣れないチニンガーの完成という訳です。

バイトが減るということは群れがいなくなったか、いるけどスレて口を使わないかです。
これも上で書きましたが、仮に魚が残っているとしてもあの手この手で何とか1枚2枚追加しようとする時点ですでに詰んでいるのです。

何十枚という釣果が欲しいなら移動してフレッシュな群れを見つけるべき。
これは賭けですが、経験で確率は上げられます。

⑥タックルが合ってない

今やチニングと言えばベイトタックル!そんな先入観に囚われていませんか?
あなたがバックラッシュしている間にスピニングの人は釣るかもしれません。
このリグはベイトでは軽くて投げられないと諦める一方で、スピニングで快適に投げて釣る人もいるでしょう。

今やチニングと言えば0.6号!そんな先入観に囚われていませんか?
0.8から0.6に落とすことによって得られる飛距離や感度の差は知れた物ですが、0.6から0.8に上げることによる強度差は明確です。
今までキャスト切れしたことないですか?
今まで合わせ切れしたことないですか?
上手な人達だっていつでも何が何でも0.6号って訳じゃなくて、フィールドによって使い分けると思いますよ。

無理して使いにくいタックルを使うぐらいなら自分の力量に適したタックルを使うべきです。

ローディーラーR711RR

ちなみに今回私が使用したタックルですが、こちらのローディーラー711RR…バスロッドです。
言っときますが貧乏ですけどちゃんとシルベラードプロトもシルバーウルフMXもAIRも持ってますよw

ボトムゲームにはベイトタックルの優位性は疑うべくもないですが、これがプラッキングとなるとまた変わってきます。
チニングに多い硬く先調子で感度の良いなロッドよりも、ほどよくマイルドで粘る物が好適。
またテキサスリグやフリーリグと違って空気抵抗が大きく失速しやすいプラグを無理なく遠投出来るのもスピニングの強みですね。

重く感度は良くないのですが、ムチっとした絡めとるティップとバスには過剰なブランクパワー。シルバーウルフAIRとはまるで正反対のロッドですが、別ベクトルに完成されたロッド。


これに合わせるのは1.2号PEラインに5号リーダーという小型の青物だって獲れるシステムです。
チニングにはオーバーパワーな過剰タックルですが、これぐらいで無ければ今回の数釣りは不可能でした。

どういうことかというと…
名竿シルベラードの生みの親・もりぞーさんが上位機種プロトタイプを開発する時に感度を落としでもパワー、剛性を優先させましたよね。

10枚ぐらいでいいならどんなタックルでもいいんですが、時速○枚という概念をもってひたすら数を釣る…そんなチニングエキスパート達に必要なのはむしろパワーだったんですね。
そもそもチニングはアジングみたいに究極の感度を求める釣りではないし、感度が良ければ釣れるという物でもないので。

私のプラッキング用タックルも最速キャッチという考え方から来ており、強靱なロッド+1.2号PE+5号リーダーで1mmだってラインなんか出さず、掛けたらひたすらゴリ巻きです。

⑦動作に無駄がある

数釣りをする人って頭の中で何を考えているでしょうか?
ここでアクションを入れて口を使わすだとか、ここでスレ防止にカラーをローテーションしようだとか、そんなことは考えていません。

数釣り出来る状況=フィーバータイムの間にどれだけ群れから魚を抜けるか。
その為にはキャスト~キャッチ~リリースをどれだけ短くして次のキャストに繋げるか、それだけなのです。

この一連の流れを止めて良いのは針先が鈍ってフックを交換する時と、群れが移動してそれを追う時だけ。

その為に大事なことが動作の無駄を省くこと。それがチニングの数釣りにおいては絶対に必要です。

では動作に無駄を無くす為に必要なことって何でしょうか?

かつて幽遊白書で組織のカギはNo.2が握るというセリフがあったのを覚えている人はいますか?そう、釣果を握っているのは実は備品なんですね!

例えば今回目の細かいラバーコーティングネットで魚をキャッチしたらどうなっていたでしょう?
フックをネットから外すのに3分かかることもありますよ。その間にもう1枚追加出来たと考えれば数は半分になっていたはず。

プラグを使用する釣りには多少重くても絡みにくいラバーネットにした方が良いでしょう。私は太いラインで抜き上げてその手間も省いていますが。

プロックスから発売されており、チニングに使われるネットは大体~40cm枠なので15型がほぼどれでも付けられます。

もしシーバスも兼ねて~50cmの大きなネットを使っているなら19型で。

 

フックやリーダーを交換するのに時間をかける訳にもいきません。使いやすいバッグの取り出しやすい位置に入れてすぐに取り出せるように!

人気No1のダイワのHGショルダーバッグにしとけば間違いありません。

 

後は意外と重要なのが針外し。素早く確実に魚の口からフックを外して次のキャストをしないといけません。

私が使っているのはもりぞーさんがツイッターで紹介していたスプリットリングプライヤー。これが抜群に使いやすい!

何でペンチじゃなくてスプリットリングプライヤーなのよ?と最初は思ったのですが、チヌやキビレの口は小さいので先が細いこの商品が口の中に突っ込みやすいのです。
また先端がカーブせずに真っすぐになっているので、口中深くのフックも押し込むようにして外せます。

さらに当たり前ですがプラグのフックも交換出来るという優れもの。今や私にとって数釣りの必需品で、代えがありません。きっともりぞーさんもダイワのテスターをやっていなければ今でもこれを使っているはず。

 

リーダーを組み直す時に必要なライター。
ベテランの人でも100円ライター使ってる人が多いんですが、アレはダメです。
風で火が揺れたり一度の釣行で使えなくなったりと使い物になりません。

ちょっと高いけどラインカッターⅡをオススメします。
強風の中でもちゃんと使えますし、ノットのヒゲを焼く時にノット部に熱が伝わらないように仕切もあります。
100均でライター用のガスを買えば末永く使えますので、結局はコスパもこっちの方が良いですよ。

メチャクチャたくさんは釣れない人(~20枚)人の理由

①固定概念を壊せない

自分のチニングのスタイルを思い出して下さい。

「あんなことしても釣れないだろう」
「あんなルアー試す必要も無いだろう」
「あんな場所やってもどうせ無駄だろう」

そんな先入観がありませんか?


メジャーな道具で、みんながやってる釣り方で、当たり障りのないポイントばかり回っていませんか?
人より釣りたいなら、固定概念をぶっ壊す為にもとにかく色んなことを試すべきです。

他の釣りのタックルでやってみたり
チニングで普通は使わないリグを試したり
ここで釣れる訳がないという所にあえて行ったり

周りから見たら馬鹿か?と思われるようなことでもどんどん試しましょう。
人より釣る為には、人とは違うことをする!コレ大事。

また固定概念をぶっ壊すには他の釣りを経験することもとても有効です。ライトゲーム…いや釣りの神様と言っても良い存在、インクスレーベルのレオンさんはこう言っています。

「何か一つのジャンルの釣りを極めようとしたら、その最大のキモは他の釣りにある」

これ本当にそう思います。

1つの釣り(チニングだけ)しかやらない人は、いざ何かあったら対応出来ない。
チニング以前に釣り人としての地力、バックボーンがない。
ハッキリ言うと釣り人としての総合力が低い。

フカセ釣りでもフライフィッシングでも何でも良いので、チニングに主軸を置きつつも色んな釣りを経験していくべきです。

②他を犠牲に出来ない

他の釣りでもそうですが、とことん極めるつもりの人達ってどこかおかしいんですよ。
釣り好きとはちょっと違って、ある種の狂った所がある。

あなた

いや~俺って釣りキチだからさ~

…と自分の釣り好きっぷりをアピールして気持ちよくなっているうちは普通。

欲しい車を諦める。
家を建てることを諦める。
子供に習い事をさせることを諦める。
家族イベントや外食を諦める。
釣り以外の全てを諦める。

嫁と離婚しても釣りは出来る。
子供には大学は諦めて貰えばいい。

そんな奴は人間としては最低ですが、釣り人としては何一つ矛盾していないと考えます。
仕事も家庭も釣りもバリバリ!そんな人は持って生まれた物も、育った環境も違うのです。

誰よりも上手くなりたい!
凡人が挑む為には一線を超える覚悟も必要ではないでしょうか。

③魚の群れが追えていない

チヌなんかはストラクチャーを好むのでガレ場狙いである程度釣れるのですが、キビレは群れで自由に動き回ります。だから最初に群れを見つけるまでに時間がかかる反面、いざ群れを見つけてしまえば大体の場合連発します。

チヌとキビレのどちらが多いかはフィールドによりますが、両方混在するフィールドならキビレの方が数釣りは楽ですね。

ただしキビレは回遊性が高いので同じ一点でいつまでも釣れ続けることは少なく、数釣り出来るかどうかはこの群れを追えるかどうかにかかっています。
手前によるか沖に出るか、右に動くか左に動くか。

あなた

そんなんどうやった分かるの?

ほーぷれす

地形と潮位と流速で予測、キャストで確認です!

①どこが深くなっていてどこが浅くなっているかをまず確認。
②シャロー寄りのブレイクでバイト連発。
③潮位が下がって浅い場所にいられなくなりバイトが消える。
④隣接する深みを狙ってバイト連発
⑤その深みを通って50m横の瀬に移動した群れを狙ってバイト連発
⑥更に潮位が下がって群れが沖に出てバイト消える
⑦対岸に移動してブレイクにつく別の群れで連発
⑧潮が緩んで隣接するシャローに定位し始める

今回はこんな感じでひたすら数を出し続けました。
~10枚で満足出来るなら個を狙えばいいですが、数釣りしたいなら群れを狙うという意識が大事。

④フック交換の手間を惜しむ

レッドペッパー

チヌ、キビレの口内は大変硬く、針先が潰れるなんてしょっちゅうありますよね。
それに気付かず釣りをしてバラシが連続なんて誰しも経験があるのでは?例え釣れている最中でも、いや釣れている最中だからこそ1匹釣るごとに毎回必ず針先は確認すべきです。

これビギナーだけでなく、割とベテランの人でもやっちゃうんですよね。
釣れる魚をわざわざ逃がす行為に等しいです。

私が今回使用したフックはこれ。お得な10本入りで実に安い。
チニングに使うならMHがいいですよ。細いフックじゃすぐに曲がってしまうので数は釣れないです。

⑤ラインを結び直さない

一般的にチニングに使われる3号~3.5号くらいのリーダーの場合の話です。

5枚ぐらい釣ったら念の為ルアー(あるいはフック)に結んでいるラインをカットして結び直した方が良いです。結び目には知らず知らずに負荷がかかっており、アワセた瞬間にプチッ!とラインブレイクすることもあります。

またメインラインとリーダーの結束部も12枚くらい釣ったら結び直した方が確実です。この12枚というのは私の感覚であり、10枚ぐらいなら大丈夫だけど15枚目くらいで切れることがある為ですw

タックルやラインの太さにもよりますけどね。
釣れている最中にノットを組み直すのは時間をロスしてもったいないんですが、魚の口にルアーを残さないという観点でも大事ですね。

ちなみに私は1.2号PEライン+5号リーダーなので結び直しは10枚に一回で、ノットはリーダーが短くならない限り組み直しません。

⑥写真を取るのに時間を費やす

私はブログの記事用に写真を撮る必要があったので今回は取ってますが、普段は記事に使う気がなかったら写真は撮りません。

だって釣れてる時に写真を撮るなんて、フィーバータイムをみすみすロスしてるようなものですよ。勿体ないでしょう?

皆さんは何の為に写真を撮りますか?大切な記念の魚なら写真にして取って置き、将来見返すこともあるでしょう。しかし普段はそうではないはず。では、何の為に写真を撮りますか?

そう、あなたは釣果写真をみんなに見てもらいたいのです!

あなた

本日は○○枚!
クイックなリグ操作と生命感のあるアクションがキモで…

あなた

すごい!さすがです!

あなた

いやぁ~たまたまですよ、ハッハッハッ!

拡散される釣果!
増える義理イイネ!!
満たされる承認欲求!!!
これはキモチイイ~!!!!

オレスゲー茶番劇、完成!

ほーぷれす

いい歳して情けなく無いッスか?w

あなた

なんだとこのヤロー!!

本心ではなくあえて挑発的なことを書いてすいませんが、全てはあなたの為なのです!

あなたがメーカーのテスターでノルマがあるだとか、ブログやユーチューブでアクセス数を稼ぎたいだとか、実益的な理由が無いなら写真など撮る意味はないのです。

あなたが数釣りしたという事実はあなただけが知っていればそれでいい。
インスタやツイッターなどSNSで他人に見せて褒めてもらって(実はみんなそれほど興味ないw)、そこに一体何のメリットがありますか?

あなたが40枚も50枚も釣ったってSNSというのは3日すれば忘れ去られるのです。あなたの苦しみは終わりません。

本当に数釣りがしたいなら写真を撮る時間さえ惜しんで1投でも多くキャストするのが正解です!

まとめ

・ポイント選択
・腕はあまり関係ない
・道具の最適化
・動作の最適化

チニングに関して他に分からないことはありませんか?
以下のまとめ記事で大抵の事は解決出来ますよ。

\残り時間わずか!/

チヌ キビレ

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • ありがとうございます。最近、暑さを警戒してチャレンジしてませんが。チヌも、同じ事でいる所を探せと。また、チャレンジしてみます。海野教授の本面白いですよね。既に読んではいますが、まだ活かしきれてません笑笑

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