惜しい！ダイソーの釣り用バケツの残念なインプレ

色んな物が値上がりするのに給料は上がらない…世のお父さん方は釣りに使うお金を減らさざるを得なくなってきています。辛いですよね…。

そこへ来てダイソーの釣具コーナーの充実っぷり！釣り用のバケツくらいはダイソーで安く調達したいですよね！

とはいえ一番避けたいのは「安物買いの銭失い」。これほど勿体ないことはありません。

そこで今回の記事ではダイソーの釣り用バケツを実際に購入してインプレを書きますので購入の参考にして下さい。ただ結論から言うとダイソーの釣用バケツは作りはイマイチです。

その辺りも含めて詳しく説明しますので
「これぐらいならいいじゃん！」
「これはさすがにちょっと…」
という風に購入の参考にして下さい。

もしダイソーの釣り用バケツにガッカリしたとしても大丈夫。そんなあなたでも満足出来るように価格の安さと作りの良さのバランスが取れているバケツも載せていますよ。

私個人の感覚じゃなくて客観的な視点でレビューしますので読んでやって下さい！

ラインナップは2種類

水汲みバケツ

フタも何もないシンプルなバケツですが、使わない時はコンパクトに畳んでおけます。

釣り用活かしバケツ

ファスナー付きのメッシュ蓋があり、こちらは角型ですね。ロープも水汲みバケツに比べて１ｍ長くなっています。

水汲みバケツ

ハンドル＆ロープはこんな感じ。使わない時はロープはハンドルに巻き付けておけます。

このロープは５ｍですが足場の高い堤防や手前に敷石がある所など釣場によっては短くて使えません。

　

ちなみにロープの端はこのようにハンドルの側部に固定出来ますが、ただ通すだけでは緩いのでバラけます。ハーフヒッチしてやると確実ですね。

　

フック部は回転式が採用されており、ロープが捩れないようになっています。またロープの端は折り返して金具でかしめています。

ただこの金具が薄っぺらくて不安です。すぐには大丈夫でしょうが海で使うと金具は錆びて強度が落ちますし。またそのうちロープが抜けそうですが大丈夫なんでしょうか？せめて端を結んでいればすっぽ抜けは防げると思うのですが…。

　

ロープの太さは約3mm。

釣りをする上でどうしてもロープは岸壁や岩などで擦れてしまいますから細くて不安が残ります。

　

ちなみにバケツ本体のロープにフックを引っ掛けて使います。

　

ではバケツ側を見ていきましょう。

ロープが通っている穴です。正直ダイソーの水汲みバケツはかなり薄いのでリング部が取れないか不安です。水をバケツ満杯近く組んでロープで引っ張り上げる時はかなりの重量になるはずなので。

　

内側はこんな感じで、ロープ先端を結んでいます。

　

水汲みバケツの内側がテカテカと光っているのが分かりますか？青い外装部とクリアーの内装部の2重構造になっています。こうしないと傷でも入ったらそこから水が漏れますからね。

　

水汲みバケツのフチの折り返し部分は刺繍糸で一直線に縫って固定されています。これは2重で縫うなどしないとそのうち確実に糸が切れてしまうと思うのですが…。

　

ダイソーの水汲みバケツは側部と底部が一体型になっておらず接着剤で張り付けられているだけです。やはり水を汲んで重い状態で引っ張り上げているとそのうち破れそうなんですが…。

釣り用活かしバケツ

釣り用活かしバケツのハンドル＆ロープは水汲みバケツに付属している物の長さ違い（６ｍ）なので説明は割愛します。

　

ロープが取り付けられている部分。なかなかゴツくて強度は問題無さそう。

　

ここはゴムで出来ていて柔軟性があり、破損することはないでしょう。

　

メッシュの蓋はこのように全開に出来ます。

　

ファスナーが２つついているので、このように半開きにすることも可能。

　

釣りをする上で一番多いのがこの状態でしょう。アジやメバルなど小さめの魚を入れやすく飛び出しにくい。ファスナーを閉じるのも楽です。

　

ちなみにファスナーは金属ではなくプラスチック製です。これにはメリットとデメリットがあるので具体的に説明していきます。

　

釣具屋で売られている活かしバケツのチャック周りにはたいてい金属が使われており、使用後に水洗いしていてもどうしても錆びてくるのです。

　

ファスナーが錆びると開閉がしにくくなり、最終的には買い換えないといけないようになります。その点ダイソーの活かしバケツはプラスチック製なので錆びる心配がありません。しかし問題はプラスチックの耐久性ですね。これは使い込んでみないと何とも言えません。

　

チャックの裏側を見ていきましょう。

　

ここも刺繍糸で一重に縫いつけてあるだけ。2重で縫ってくれればいいのですが、これでは強度は期待出来ませんね。

　

釣り用活かしバケツの方もフチの折り返し部は一重に縫われているだけです。

　

ダイソーの釣り用活かしバケツは何も魚を入れるだけじゃなく、他の使い道もあります。

シーバス釣りはハードルアーメインですし、マッチザベイトの概念が基本なのでルアーをとっかえひっかえ色々使います。だから釣りから帰った後にフックが錆びないように洗って乾かすのが大変じゃないですか？

そこでルアーをバケツにぶち込んで水で洗い、メッシュ蓋をして水切りすれば良いのです。ちなみにルアーを入れていたケースを上に被せてやると水切りの時にフックがメッシュ蓋に絡みにくくなりますよ。

洗面所で洗って置き忘れたり部屋のどこかで乾かしていたら家族、特に小さいお子さんがガチで危険です。

コスパがよくて作りがしっかりした釣り用バケツ

ここまでのご説明で「ダイソー製はちょっと…」という方には以下をオススメします。

水汲みバケツ

記事を書いている現在でアマゾンの評価数が231で、星5個中の4.4という高評価。

ロープが8ｍなのでどこでも使えます。流石にダイソーの水汲みバケツの５ｍはちょっと短いですよね。

バランサーが入っていて海面で倒れ水が組みやすいのと、底面も擦れに強く滑りにくいディンプル構造になっています。

何よりフチもプロテクター付きなので安心して使えます。正直ダイソー製はフチが剥き出しで素材も薄っぺらいので、水を汲んだ後ズリ上げる時が怖いです。

活かしバケツ

記事を書いている現在でアマゾンの評価数が170で、星5個中の4.3という高評価。価格は2000円台半ばなので、500円のダイソー製とはそりゃ作りが違うのは当然ですよね。

しかしロープも8ｍが付属なのでどこでも使えるのと、本体にもハンドルが付いているという差がとてつもなく大きい…。水を入れた状態だとこのハンドルがないと持ち運びなんて出来ませんて…。

活かしバケツは消耗品じゃなくて一度買ったら何年も使い続ける物です。それを考えると金額の差は微々たる物かなと。

ダイソーの釣具の一覧記事はこちら！