藻が多くてフロッグでなければ攻略できない…
そんなバサーのあなたや…
雷魚やってるとフロッグの消耗が激しい…
そんなライギョマンのあなたに朗報!
なんとダイソーにフロッグが販売されてるって知ってましたか?!
今回の記事ではダイソーのフロッグを徹底レビュー!
結論からいうと一手間加えれば使える…といった感じですね。
それではこの記事を読んで、難攻不落のヒシモ野池を攻略しちゃいましょう!
餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。
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仕様
- 価格…100円(税別)
- 本体(皮のこと)…塩化ビニル樹脂
- オモリ…鉛
- フック…炭素鋼
- サイズ2.5cm×2.5cm×6.5cm
- 対象魚…ブラックバス、雷魚など
- 製造国…中国
カラー
カラーはピンク、グリーン、レッド、イエローの4色。
よく見るとアイの色も違いますね。
ただしレッドとイエローはパッケージが旧型なので、廃盤になっている可能性があります。
まただ店舗によってはおいてあるので、見つけたらダイソー釣具ファンならゲットしましょう(笑)
フロッグってどんなルアー?
ビギナーさんや学生さんもいるかもしれませんのでご説明しますが、フロッグってちょっと特殊なルアーなんです。
特徴としては水面に浮かぶこと、針先が完全にルアー本体でガードされていて根掛かりしないこと。
これによってダイソーフロッグは主に夏場などヒシモやハスが繁茂している池やゴミ溜まりの上を引いてこれるんですね。そういうカバーの下にはバスやライギョが高確率で潜んでいるので、フロッグにガボッ!と水面を突き破ってバイトしてくる視覚的にエキサイティングな釣りが出来ます。
ただしフロッグゲームにはその釣りの特性上、いくつかの注意点があります。いくら110円だからって何も知らずに買ってしまうとお金をドブに捨てることになってしまいますよ!
特に学生さんやビギナーさんはこれからご説明するダイソーフロッグの注意点をよく理解して下さい。
タックル
リール
ダイソーのフロッグは投げるだけならどんな道具でもいいんですが、上でご説明したようにヒシモやゴミ溜まりの上を引くという釣り方の特性上太いラインを使う必要があります。
雷魚の場合はPEラインの8号程度、バス狙いでもPEラインの4号程度を使用した方が安心です。バスとライギョが混生している池もありますしね。
もしナイロンラインやフロロカーボンといったモノフィラメントラインを使用したいのであれば最低でも20lbクラスを最低でも100mぐらいは以上巻きたいのでリールはそれなりに大きな物が必要です。
100mも投げないと思いますが、傷んだラインではせっかく強度が高くても意味がありません。
フロッグゲームによく使われるベイトリールならシマノで言う所の200番クラスは必要ですが持っていますか?
ロッド
ヒシモから魚を引きずり出すのでゴツイロッドも必要です。ライギョ狙いの人はライギョ用ロッドを使うから問題ないでしょうが、問題はバス釣りにフロッグを使用されたい方。
最低でもMH、出来ればHクラスのパワーのロッドが必要ですがお持ちですか?MLとかヤワなロッドでフロッグゲームをしているとロッドが折れますよ!
ただ形に拘らないならば手でラインを引っ張って魚を引きずり出せばいいので、ラインさえ太ければどんなタックルでもフロッグゲームは出来るんですけどね。専用タックルを揃えるとなると5万はかかっちゃいますし、とりあえずPEライン8号を50m巻けるリールなら大丈夫です。
バス用とライギョ用のフロッグの違い
左がバス用のダイソーフロッグで、右はウィップラッシュファクトリーの雷魚用フロッグ・AMGR(アマガエル)。
ご存知でしょうか?フロッグには主にバス用とライギョ用があり、それらは同じように使用するルアーでありながら大きな違いがあるのです。
バス | 用雷魚用 |
---|---|
・塗装が凝っているリット ・フックが細め&横広がり | ・買った状態でそのまま使える・シンプルなカラーが多い ・フックが太い&上向き | ・ボンドで穴を塞がないと使えない
では具体的に説明していきます。
購入時の状態
バス釣りではフロッグは数あるルアーの1種類でしかなく、釣り人層も比較的広く、パッケージから出した状態ですぐに使えないようなルアーはユーザーに受け入れられません。
しかしライギョ釣りはほぼフロッグ一択で、釣り人も拘るマニアックな人が多く、フロッグはウェイトや浮き姿勢など改造前提の未完成状態で売られています。
ライギョ用のフロッグはこのような状態で売られており、ウェイトを好みで調整した後にこの穴をボンドで塞いでやらないと浸水して使えません。
しかしダイソーフロッグはこのようにあらかじめシールド済なので即実践投入可能…と思いきや後で説明する欠陥欠点がある為、少し手を加えないといけません。
塗装
またバスは口は柔らかいし丸飲みするのでフロッグがあまり破損しないのに対し、ライギョはその鋭い牙と強靱な顎の力でフロッグをズタボロにします。
だからバス用フロッグはユーザー受けするように塗装に凝っていますが、ライギョ用はシンプルなカラーの物が多いのです。
フック
バスは口が大きく丸く広がるのでフッキングしやすいようにフロッグのフックは横に開いています。またフロッグゲームをする上で基本的にバスはライギョほど大きくないでフックも細目。
ライギョは口が小さく上下に開くのでフロッグのフックは中央に寄っています。また基本的にバスより大きくヒシモにウネウネと絡む為、強引に寄せても曲がらないように太いフックが標準。
外観
それではダイソーのフロッグを観察していきましょう!
横から撮った写真。
上から撮った写真。
下から撮った写真。
前から撮った写真。
後ろから撮った写真。
重量
ダイソーフロッグの重量は13.2gです。一応パッケージには13gとありましたが、まぁ誤差の範囲内でしょう。
フロッグとしては軽い方なので、もうちょっと重量=飛距離が欲しかったなぁ。この重量だと比較的小さな池やクリーク用と言った所でしょうか。
スタンダードな18g、大場所用に25gが販売されてくれたら言う事無しなんで、ダイソーさんお願いします!
浮き姿勢
ダイソーフロッグの浮き姿勢はこんな感じ。スタンダードな斜め浮きですね。
ちなみにフロッグの浮き姿勢についてご存知ですか?
水平姿勢だとリリーパッド(水面系植物)や浮きゴミの隙間に落ちにくいのでスルスルとその上を引いてきやすいのです。
またそれらを大きく揺らしやすいのでカバーの下のターゲットに広くアピールすることが出来ます。
それに対して垂直姿勢はロッドアクションを加えることによってフロッグがお辞儀したりドッグウォークしたりとオープンウォーターで魚を誘うのに適しています。
とはいえ水平浮きと垂直浮きとどっちがいいの?というものではありません。
何故ならターゲットは濃いカバーの下に潜んではいますが、捕食自体はカバーが邪魔にならない場所に集中するんです。
あなたが行く池を観察してみて下さい。濃いカバーの中に薄いカバーがありませんか?そこが一級ポイント!
つまりフロッグはカバーだけ、オープンな場所だけを攻める訳ではないから水平浮き、垂直浮きに優劣はないのです。
ただそれらどっちもこなせるという意味では斜め浮きのフロッグは万能だと言えるでしょう。
釣具屋みたいな専門店ではないダイソーにはベストな設計だと言えます。よく考えていますね…恐らく開発の影には釣具業者等の協力があるはずです。
特徴
ダイソーフロッグはヘッドに塗装がしていますが、これは釣り人の視認性を高める為です。
フロッグが目で確認出来て、その後方のヒシモが揺れて、ガボッ!とフロッグに魚が食い付く!この一連の流れを目で確認出来るのがフロッグゲームの面白さですからね。
ダイソーフロッグにはピンクとグリーンがありますが、視認性が優れているピンクをオススメします。ヘッドの色で釣果が変わるということは絶対とは言いませんがほぼありません。それよりもフロッグの位置を把握出来てバイトに備えられる方が絶対に有利です。
…ということで強いて言えば視認性が特徴なんですが、言い換えればダイソーフロッグには他にこれと言った特徴がありません。ブレードやカーリーやラバーが付いていればもっと個性が光るんですが110円だからなぁ…というかこの価格が最大の特徴です。まぁ癖がないスタンダードなフロッグということで…w
欠点
ダイソーフロッグを実際に使ってみたんですが、欠点があることに気付いたのでご報告しますね。
すぐ沈む
最初はいいんですが少し時間が経つとこんな風にダイソーフロッグは沈んでしまいます。いやダメでしょ、これはw
フロッグですから多少は浸水しますが、ここまで来ると欠陥ですよ…使い物になりません。でもこの後でご説明する方法でここは改善します。
針先が鈍い
流石に釣具メーカーのフロッグと比べてはかわいそうですが、ダイソーフロッグは針先の鋭さが微妙です…。バスなら口が柔らかいので問題ありませんが、ライギョ相手だとちょっと不安。
針先チェックの方法を知っていますか?このようにように爪に針先を当てて滑らなければOKです。針先が甘いようならしっかり研いで下さいね。
フックが弱い
フロッグゲームではヒシモごと魚を釣り上げないといけません。つまりパワフルなタックルで強引に寄せる必要がある訳です。
ダイソーフロッグはフックがやや細目なので、カバーの濃い池で大きなライギョが掛かる場合は不安が残りますね。
皮が硬い
皮の硬さは多少なりともフッキング率に影響します。特に口が硬いライギョの場合は拘りたいところ。バス相手ならそんなに関係ありません。
ダイソーフロッグは皮がやや硬めなのが気になります。
改造
茹でる
それではダイソーのフロッグを観察し、実際に使えるようにしましょう!今のままでは皮が硬くてフッキングしにくそうなのでまずはここを改善します。
今まで177g(-自重)の力で皮が潰れます。
それでは鍋で湯を沸かしてそこに皮を入れて15秒待ちます!この湯で時間を色々試したことがあるんですが、長く茹でても柔らかさに違いはそう出ません。
今度は63g(-自重)で潰れるようになりました!イコール魚の口の中でフックが出やすい訳ですね。
口を縛る
皮をかぶせたらアイの部分も要らないPEラインでしっかり縛って瞬間接着剤で固定しましょう!これで上の方で書いた浸水問題は解決出来ます。
ブレードチューン
ダイソーフロッグはバス用としては良いサイズですが、ライギョ用には小さ目。だから飛距離やアピール力が不足しがちです。
まぁシンキングにする訳には行かないので飛距離はしょうがないのですが、問題はアピール力。ダイソーフロッグはコンパクトなのでヒシモを大きく揺らすことが出来ないんですよ。
ということでブレードチューンにすることで、カバーの薄いエリアやオープンエリアで効果的にアピールすることが釣果アップに繋がります。ブレード無しバージョンも試しましたが、バイト数が2倍は変わりますよ!
必要な物はスイベル付きブレード、スプリットリング2個だけ!
これをこう!
ペンチでフックを寄せて、左右のスプリットリングに通します。
超簡単♪
これがダイソーフロッグの最終形態だッッ!!
実釣
私の近所の雷魚池もずいぶん減ってしまいました。ある池は水を抜かれ、ある池はソーラーパネルが浮かび、ある池は埋め立てられ…おかげで分散されていた釣り人のプレッシャーは残った池に集中することになり、近年はバイトがなかなか得られないのが現状です。
110円で購入したダイソーフロッグはこの状況を打開出来るのか?!
まずは車をなるべく遠くに停めます。
これってフロッグやテクニック以上に大切なことで、車のドアの開閉音や物音などに魚は敏感なのです。
そしてライギョは空気呼吸を行う為に定期的に水面まで浮上してきますし、フロッグをムッチャ見て確認するので目も良い。
なるべく物陰に身を隠すアプローチが求められます。この辺をおざなりにして釣れずに「ダイソーフロッグ釣れん!しょせん安物か~」っていうのはいけませんからね。
そっと水辺に近付き、まずは水辺を観察。ライギョの姿は見えない。
ということはオープンな場所じゃなくてヒシモの下にいるな…
するとヒシモのウィードエッジにチュポッ…という音、そして水面に波紋が!
ライギョが呼吸の為に水面に顔を出した訳です。
あのヒシモにいるな…!
それを確認した私はダイソーフロッグを遠くにキャストします。ウェイトチューンしたおかげで十分とは言えませんがそれなりに飛距離も出ます。
間違えてもポイントの真上にボチャン!と落としてはダメですよ~
ライギョがいうヒシモの辺りまでフロッグを引いてきたら、ここからが勝負。
移動距離を抑えてゆっくり目にヒシモの上を引いていきます。
そして濃いヒシモから薄いヒシモへとカバーが変化する地点でダイソーフロッグをロッドアクションで左右に首を振らせる。
うん、ちゃんとアクションします。
ガボッ!!
ヒシモごと上がってきた雷魚!いい写真ですw
ダイソーフロッグ、ちゃんと釣れますよ!
ただウィップラッシュファクトリーのアマガエルの方が全てにおいて上かなぁ…
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ダイソーフロッグってフッキングしにくいよな