オフセットフック高いよ…ダイソーで安いの買っちゃダメなの?
オフセットフックはバス釣りやロックフィッシュ、チニングにおいて絶対にかかすことができませんよね。
しかしトレブルフックのように他の針がバイトを絡め取ってくれない以上、オフセットフックは針先の鋭さが命!
少しでも針先が甘いようなら即交換しなければいけませんが、そこで問題なのがコスト。
できればダイソーで安く済ませたいですよね?
ということで今回はダイソーのオフセットフックを徹底レビュー!
でも結論からいうとオススメできません(笑)
餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。
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パッケージ
- 価格…100円(税別)
- 入数…10本/#1、9本/#1/0、8本/#2/0
- 素材…カーボンスチール
- ワームフィッシングに
サイズ的にはバス、チニング、ロックフィッシュにぴったりですね。
強度
フックの強度はほぼ線径で決まる!ということで測ってみました。
#1は0.7mmでした。
#1/0は1.8mm!
一気に太くなりました。このサイズにしては太目な印象です。
あれ?#2/0は1.9mm…。
線径は#1/0とほとんど変わらず、単純にサイズアップしている感じです。
ちなみに何度も測り直したので間違いはありませんよ!
ラインを結んでオフセットフックを固定してMHロッドで思い切りアワセを入れてみたんですが、#1は少し曲がりましたが#1/0と#2/0に至っては全く変形が見られませんでした。
普通にバス釣りに使用するには強度的に問題はありませんよ。
針先の鋭さ
爪に当てて針先の鋭さをチェック!
ハッキリ申し上げますと本来の私の感覚は全てNGです。
ということで今回のチェックは何とか針先が爪に引っ掛かればOKという甘いチェックであることをお断りします。
使用できるギリギリ最低限ラインに達しているかどうかと思って頂ければよいでしょう。
まずは#1から確認しましたが、10本中6本は何とか使えます。
#1/0は2本しか合格しませんでした。後はすべて爪の上をツルツルと滑り、まったく引っかかりません。
#2/0に至っては合格は1本!
え、100円で1本しか使えないってムチャクチャ高くないですか?(笑)
これはヒドイ!まさかここまでとは…。
ダイソーとダイワのオフセットフックを比較
オフセットフックのスタンダードであり最適解。針先の鋭さ、強度、硬さの総合に優れたスティーズワームフックWOSとダイソーのオフセットフックを比較してみます。
全体を見比べてみましょう。スティーズワームフックの方はフッ素コートされているのでテカリがないですね。
アイを見比べてみましたがそれほど違いはありません。ダイソーもスタンダードな横アイで、大きさも標準的ですね。
スティーズワームフックのフックポイントがストレートに近いのに対し、ダイソーのオフセットフックはやや内側を向いており掛かりは悪いですが、根掛かりは少なそうですね。
あとカエシが大きすぎます。
では実際の刺さり具合を試してみましょう。
それぞれのフックを1本のラインで結びます。
ラインを適当な輪っかに入れて、針先をスポンジに当てて輪っかを引っ張る!
こうすると両方のフックに同じ力が加わるのですが…奥のスティーズワームフックがカエシまで刺さるのに対し、ダイソーのオフセットフックは返しの手前から刺さっていきません。
この後も検証は続きますが「もういいや…」と思った人もいるでしょうから結論を言います。下手にダイソーで安く済ませようとせず、オフセットフックはいいものを買ってください(笑)
ワームにセットしてみた
激釣れワーム・ファットウィップ3インチにダイソーオフセットフックの#1/0をセットしてみます。
ストレートワームにしては太め、クロー系ワームの胴と比べると細めなので参考にしやすいかと。
ややバルキーなワームにも掛け代は残りそうですね。
フックポイントが内側を向いているおかげで針先を埋めてもワームのシルエットが崩れにくいのもいいですね。
ただカエシが大きすぎるので、釣行後にフックを外したらワームの内部がボロボロになります…
チニングに使ってみた
チニングはかなりオフセットフックの消耗が激しい釣りです。
チヌの口の中はムチャクチャ硬いので、フッキングしたら針先が曲がることすらあるほど。
だからダイソーのオフセットフックが使えたらかなり安上がりなんだけどな…と思ったことがある人も多いはず。
ということで#1を試してみたんですが、このように曲がってしまいました。これはダイソーのオフセットフックの強度が低い訳ではありません、いや低いかもしれないけど、上で解説したように強度は低くないのです。
ただ針先が甘いからチヌの口を貫通できず針先が引っかかっているだけなので、テコの原理で曲がっちゃうんですね。
バスやロックフィッシュのようにのように口が柔らかい魚なら使えなくもないですが、チニングには全く使えませんね。
チニングにオススメのフックはこちら⇒チニング用のフックの記事を読む
ダイソーのオフセットフックをキンキンに研ぐ方法
ダイソーのオフセットフックはやっぱりダメかぁ…
とあきらめるのは早い!本格的な釣り人もやってる針先をキンキンに研ぐ方法をご説明しましょう。
よく釣具屋で売ってるシャープナーでしょ?
いえいえ、あんな面倒なことしませんよ。
そう、激安ミニルーターで研ぐのです。2000円なんてルアー1個買うのと変わらないから安いもんでしょう?
これならダイソーのオフセットフックもバッチリ使えるようになるので元は取れますよ。もちろんプラグのトレブルフックもOK!
シャープナーよりも遥かにはやく、キンキンに仕上がるのでオススメですよ~。
売ってない時の対処法
研げばそれなりに使えるんだね。でも近所のダイソーに売ってないんだよなぁ
オフセットフックは小型店には置いていないことが多いです。標準店なら半数以上、大型店ならほとんど置いているのでダイソーのHPからお近くの取扱店を探してください。
近くにダイソーの店舗がない人は、電話で問い合わせてから行くのをオススメしますよ。
ただこれを言うと元も子もないのですが、ガソリン代や時間を考えたら普通に通販で釣具メーカーの物を買った方がいいかと。
まとめ
- 強度は低くない
- 針先がとにかく鈍い
- 使うなら研がないとダメ
正直いくら安くてもダイソーのオフセットフックはオススメできません。
全てにおいて平均点を上回るスティーズワームフックWOSを強くオススメしますよ。
ただ2000円でミニルーターを買って研ぐのなら普通にアリです。
特にシーバスもやってる人はプラグのフックも研げるので年間を通して見ればかなり経済的。
ダイソーの釣具一覧はこちらをどうぞ。
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