ダイソーのサビキ仕掛けってちゃんと釣れるの?
安物はやっぱり良くないのかな?
サビキ釣りは美味しい魚が手軽にたくさん釣れますが、針がたくさん付いているので仕掛けがよく絡んでしまうのが難点。
消耗品は出来れば安く済ませたいところ。ファミリーフィッシング向きの釣りですから、家族みんなで釣りに行くなら尚更ですよね?
そこで気になるのがダイソーから発売されているサビキ仕掛け(笑)
結論を先に言いますと、自分一人で釣りに行くなら釣具メーカー製の高品質なもの。家族みんなで釣りに行くならダイソー製がオススメです。
理由は自分1人ならサビキの消費量も知れたものですし、釣具メーカー製でも大した値段ではないからです。
安物を買って魚を逃がすの本末転倒だしガソリン代の方がもったいないですよね(笑)
でも家族で釣りに行く場合は違います。
お子さんは高確率で仕掛けをグチャグチャにしてしまうから高いものを使わせるのはもったいないし、家族4人分の仕掛けを買うのは結構な出費になりますよ。
ということで今回はダイソーのサビキ仕掛を徹底レビュー!
この記事を読んで楽しい節約フィッシングライフを満喫しましょう♪
餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。
「釣りの楽しさをお届けする」をモットーに、初心者の方にも分かりやすく釣りの情報を発信中!
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サビキ仕掛けセット
仕様
- 価格…100円(税別)
- サイズ…4号、5号、6号、7号
- 針…5本/ピンクスキン
- セット内容…針、シモリ玉、カゴ
- 全長…120cm
- 素材…鋼/針、ナイロン/糸、鉛/オモリ
パッケージの裏面には使い方も書いているので初心者の人も現場で確認出来るのが親切ですね!
各サイズごとの糸の太さは以下となります。
- 4号…道糸1号、ハリス0.6号
- 5号…道糸1.5号、ハリス0.8号
- 6号…道糸2号、ハリス1号
- 7号…道糸2号、ハリス1号
ダイソーのサビキ仕掛けセットには小さな浮きがついています。
魚が針にかかっるとウキが動いて分かるので初心者の人でも扱いやすいですよ。
一番底にはアミカゴといって、撒き餌を入れて魚を寄せるアイテムが付いています。
まさにオールインワンセット!これ1つ買うだけで全て揃ってしまうオールインパッケージですぐに釣りが出来ますし、これが100円って安すぎますね(笑)
初心者の方にとってはサビキの仕掛けを作るのは複雑ですから最初の1つ目には一式セットの仕掛けのほうがオススメです。
サビキ単体
- サイズ…4号、5号、6号、7号
- 針…3本
- 入数…2セット
- 種類…ピンクスキン、ハゲ皮
- 全長…80cm
- 素材…鋼/針、ナイロン/糸
こちらはセットではなくサビキ単体で販売されている商品。
各サイズごとの糸の太さは以下のようになります。
- 4号…道糸1号、ハリス0.6号
- 5号…道糸1.5号、ハリス0.8号
- 6号…道糸2号、ハリス1号
- 7号…道糸2号、ハリス1号
2個目からは単体のサビキ仕掛けを買いましょう。
仕掛けは糸が切れてしまったり魚にグチャグチャにされることがありますが、カゴや浮きの部分は無くさない限り繰り返し使えます。
だからそれらをすでに持っているなら上のセット仕掛けじゃなく、この単体仕掛けが2セット入りなのでお得!
ただダイソーのサビキの注意点としてセット仕掛けの方は5本針で全長120cm、この単体仕掛けは3本針で80cmという違いがあります。
針の数も少ないし全長も短いけどちゃんと釣れるのかなぁ?
この3本針は2つ連結して使うんです。
そうすれば針も多いし全長も長いので、より多くの魚を狙えます。
どこかの糸が切れたりもつれた場合も、上半分もしくは下半分だけ交換出来ますよ。
ダイソーに来たけど、以下のようなサビキ仕掛けも売ってたよ
ダイソーに来たらこんなパッケージのサビキ仕掛けも販売されていますが、パッケージが古いだけで中身は同じ。
ただし糸は経年劣化するので古いパッケージは買わない方がいいです。
スキンとハゲ皮って何が違うの?
サビキの針には何かが巻きつけていますが、これは魚に対して針を餌と認識させる為の工夫です。
浮きやカゴがセットの仕掛けはハゲ皮仕様だけですが、単体のサビキにはピンクのスキンと白いハゲ皮の2種類があるので違いをご説明しましょう。
スキン
スキンとはゴムやビニールなどの樹脂素材で出来た物。つまりルアーフィッシングでいう所のワームと同じ役割をする訳ですね。
サビキ釣りは撒き餌の中にサビキ針を同調させることで、魚に本物の餌と勘違いさせて針に食付かせる仕掛けです。だから撒き餌の色と同じピンクが基本。
樹脂素材は色を付けるのも簡単ですし、比較的安価に作れるのでサビキ仕掛けの基本となります。よく分からない時はまずはこちらを購入しましょう。
ハゲ皮
ハゲ皮はカワハギの皮で作られています。
スキンで食いが悪い時はハゲ皮が効くと一般的に言われます。ハゲ皮の方が水を吸うとスキンよりも柔らかくなり、僅かな水流でもユラユラと艶めかしく動きます。
ただこれは地域によっても違って、例えば私が住んでいる岡山県のママカリ狙いでは人気も釣果もハゲ皮の圧勝です。
郷に入っては郷に従えと言いますし、釣場の人達がスキンとハゲ皮のどちらを使っているか観察すると良いでしょう。
サイズ別の使い分け
何号を買ったらいいの?
ダイソーのサビキはセットも単体も4号、5号、6号、7号の4種類があります。
号とは針の大きさを表わす単位ですが、どうやって使い分ければ良いかご説明しましょう。
- 4号…10cm未満の魚が主な場合
- 5号…10~15cmの魚が主な場合
- 6号…15~20cmの魚が主な場合
- 7号…20cm超の魚が釣れる場合
住んでいる地域やポイントによっても違うでしょうが、一般的なサビキ釣りで丁度良いサイズは5号です。
何号にすればいいか分からない人は、ほとんどの場合5号だけで何とかなりますよ。
3号(ダイソーには無い)や4号は豆アジ専用ですし、7号を使うような大きな魚が連発するのはよほどのパラダイスだけでしょう。
ダイソーのサビキで釣れる魚
- アジ
- イワシ
- サバ
- ママカリ
- カマス
- メバル
- メッキ
am4時に起きたけど波小さいから港に釣りに行ってきた。だいたい日の出の時間まで1時間30分位やってカマス1匹とアジが5匹釣れた。
— 中村 淳 (@atushi1122) February 14, 2021
夫婦のおかずはこれくらいで充分だ。
竿2本で1本は置き竿でダイソーのサビキでアジを釣り、1本はダイソーのルアーを投げてたらカマスが釣れた。
ダイソーだけで釣れた^ ^ pic.twitter.com/7hGCvhhGAg
ダイソーのサビキで釣れるのはいずれも食べて美味しい魚ばかりです。
あなたが行く釣場では何が釣れるのかな?家族の為にたくさん釣って帰りましょう♪
竿はどんなものを使えばいいの?
仕掛けの全長よりも短い竿は使えないということを覚えておいて下さい。
ダイソーのサビキは仕掛け単体が80cm、セット仕掛けは120cm。
そこにカゴやシモリウキなどがセットされるので更に長い竿が必要ですよ。
とはいえ竿の長さが必要最低限では扱いにくいので、もっと余裕をもった長さが吉。
竿は仕掛けの倍の長さが使いやすいです。
よってダイソーで販売されている竿に限定するなら2.7mの振出竿にしておくのが正解。
ちょい投げや探り釣りにも使用出来ますしね。
ただし今後もサビキ釣りを楽しんでいきたい、本格的にやりたいという人にはそれでも不足!
例えば人気のかわせみ針のママカリサビキなどの釣具メーカー製だと、全長は2.35mにもなります。
慣れてきたらそれを2連結して使う人も多いので、後々のことまで考えるなら5mクラスの磯竿がベスト。
竿やリールは消耗品ではないので、長く使いたい&本格的にやりたい人には最初からこちらをオススメします。
ダイソーが安いから何でもかんでもお得とは限りません。
やはり釣具メーカー製は長持ちしますよ。
後で買い直すと損をするだけなので、今後自分がどれほどサビキ釣りをやりこむかよく考えて後悔のない選択をして下さい。
オススメの撒き餌
サビキ仕掛けって本物の餌じゃないけど針に食ってくるの?
撒き餌(=寄せ餌、コマセとも呼ぶ)といって本物の餌を海中に拡散させ、その中にサビキ仕掛けを漂わせるんです。
そうすると魚にはサビキ針が本物の餌と区別出来ずに食ってくるという訳ですね。
撒き餌の準備って面倒くさいな~
撒き餌は釣りに行く前日に解凍させておかないと駄目なのがネックですよね。そこで私がオススメしているのがアミ姫。
釣り餌の老舗マルキューの女性スタッフ達が開発したもので、発売と同時にバカ売れで釣具屋の定番になりました。
- フルーツ系の香り
- 常温保存出来る
- キャップを開けて必要な分だけ絞り出すだけ
手も汚れないし臭くもないので女性向きというコンセプトで開発したのかもしれませんが、実用性が高いので男性もこれを使う人が多いです。
私も愛用しているんですが、ルアー釣り感覚で好きな時にサビキ釣りが出来るって最高です。
ダイソーも100円で販売してくれないかな(笑)
使い方
このカゴは底にオモリが付いているので海に投入すると沈んでいきます。
その時に中に入れた撒餌が海中に拡散していくんですね。
釣りを始める時は撒き餌はたくさん入れるのが鉄則!
周りの魚を寄せる為であり、最初はケチってはいけません。
それで魚が全然釣れないなら量を1/3程度に減らすのが吉。
その一帯に魚の群れが回遊してきていない可能性が高く、いくら撒き餌を巻いても無駄なので様子見をしましょう。
そして自分や周りの人達が釣れ始めたら魚が回遊してきた証拠!
チャンスタイムの到来です。
釣れ始めたら撒き餌をたくさん入れることで、周りの魚を自分の所へ寄せて足止めしましょう。
いったん釣れるモードに突入したら撒き餌の量は減らして大丈夫。
釣れている間は撒き餌を少量ずつ途切れさせないことが大事です。
リールのベールを返して糸が出ていく状態にして、足元にサビキ仕掛けを落とします。
あまり岸壁ギリギリを攻めようとすると引っかかりやすいので、少し離すぐらい。
具体的には岸壁から2~3mぐらいですが、竿の長さにもよりますから適当で良いですよ。
この時にボチャン!と投げてしまうとせっかくの撒き餌が表層で全部飛び出してしまうので、静かにそっと海面に落として下さい。
どこまで沈めるのが良いの?
サビキ釣りにも種類があるんですが、ダイソーの仕掛けはもっとも基本的なカゴが仕掛けの下についているタイプ。
このタイプは撒き餌がよく放出されるので、あまり深い所まで沈めてもその前に撒き餌が無くなってしまいます。
目安としては水面から4m程度がいいですね。
これで準備は完了!
次に竿を上下に動かしましょう。
この動作をサビくといってサビキ釣りの語源になっています。
竿を上げるとその分仕掛けも浮きますよね。
そして竿をゆっくり下げると仕掛けが沈みますが、その時にカゴから撒き餌が出ていきます。
カゴが下がりきった時、その上には撒き餌が漂っていてサビキの針はその中にある状態。
後は魚が食べてくるだけ。簡単でしょう?
これで釣れない時は魚がいない証拠。
焦らずに魚の回遊を待つのが吉。
ご飯を食べたり、スマホをいじっていても良いでしょう。
でも周りの人が釣れ始めたら魚の群れがまわってきた証拠なので、すぐに釣りを再開して下さい(笑)
インプレ
私がダイソーのサビキ仕掛けを使ってみた感想です。
- 食いがイマイチ
- バラシが多い
- 短い
ダイソーのサビキはちゃんと釣れるんですけど、やはり釣具メーカーのものに比べると劣りますね。
食いが悪い
まず食いが悪いことに関してですが、集魚板が無いのが致命的。
集魚板とはサビキについているキラキラ光る金属板で、これが水中で目立って魚を底に寄せるんですね。
撒き餌は水中に広く拡散しているので、これがないと魚の群れもバラけてしまいます。
バラシが多い
サビキ釣りはバラシが付き物ですが、ダイソー製はそれが多い。せっかく魚が釣れたと思ったらポロポロと海に落下していくのは実に虚しいw
理由は単純に針先が鈍いから。これはさすがにダイソー製ですからどうしようもないですね。釣り具メーカーの物と比べたら可哀想です。
短い
ダイソーのサビキ仕掛け(サビキ単品)の全長は80cm。これはさすがに短い…。
ちゃんと釣ろうと思ったら最低でも3つは連結したいところですが、そうすると面倒ですしダイソーの特徴である安さというメリットも薄れていきます。
4つも5つも連結して仕掛けの途中にスナップが増えると、糸絡みして使いにくくなってしまう。
ダイソーのサビキに期待してここまで記事を読んで下さった読者様には申し訳ないです。
しかし無用な買い物をしないことが結果的に一番お得だと思うのでハッキリ伝えさせて頂きました。
やはりサビキの定番、かわせみの牙城は崩せませんでしたね。
ダイソーのサビキ用品
波止用プラカゴ
- 入数…2個
- サイズ…8cm
- 遠投サビキ、カゴ釣り、サヨリに!
- アジ、サバ、イワシ、サヨリなど
- エサ出し量を調節できる!
プラカゴは上にウキ、下にはサビキ針をつけて使用するものです。
上下どちらでもいいんですが一般的には尖っている方が上、丸い方が下になります。
その方が仕掛けの操作時に水の抵抗が少なくて楽なので。
引っ張ると2つに分割されるので中に撒き餌を入れましょう。
上側と下側のパーツの穴の位置を合わせることによって、水中でたくさんの撒き餌を出すことができます。
釣り始めで魚を寄せたい時などに有効!
反対側はこんな感じ。
こちらは小さめの穴ですが、連動して穴の位置が合うようになっています。
グルっとひねって穴を半分だけズラすと撒き餌を節約することが可能!
いったん魚が寄ってきたら少量ずつでいいので、撒き餌を切らさないようにするのがコツなんです。
反対側の穴も連動して狭くなります。
サビキカゴ
- サイズ…6号
- 重量…16g
- 入数…2個
こちらは底カゴ仕掛けといって、サビキ針の下に取り付けて使用します。
ダイソーのサビキセットに使用されているのと同じですね。
カゴの両側にナイロンラインが結ばれており、間にスナップが通されています。
穴がたくさんあるので撒き餌の出は抜群。
中はこんな感じ。
ちなみにパッケージに書かれている6号とはカゴのサイズであり、オモリの号数ではありません。
オモリ自体は16g÷3.75g(1号)=4.2号程度となります。
投げサビキ仕掛けの作り方
先ほどご説明したプラカゴを使って、上の図のような投げサビキ仕掛けが作れますよ。
プラカゴを用いた投げサビキ=浮きサビキは沖にいる魚を釣る為の方法です。
足元でアタリがなくても沖なら爆釣なんて珍しくないですし、沖で釣れる魚はサイズが良いことも多いのが特徴!
それでは仕掛けの作り方をご説明しましょう。
ウキ止めをつけないとウキがいくらでも動いてしまいます。
ダイソーにもウキ止めゴムが売ってるんですが、割高なので市販のウキ止めウーリーを購入した方がいいですね。
次にダイソーのサビキウキ8号のシモリペットを糸に通します。
ウキがこれより下に落ちていかないようにするための物ですね。
これによって仕掛けが絡むのを防ぐことができます。
ここで先ほどご説明したプラカゴを取り付けます。
スキンでもハゲ皮でもOKです。
最後にナスオモリを付けます。8号のウキなら5~6号くらいでいいでしょう。
ここでご説明した物は全てダイソーの釣具コーナーで手に入ります。
関連品についてよく分からなかった人はこちらの記事を読んでね⇒ウキの記事を読む
まとめ
- 初めてならセットのサビキ仕掛けがオススメ
- 2つ目からは単体のサビキ仕掛けの方がお得
- スキンとハゲ皮は地域によって釣果が変わる
- カゴに撒き餌を入れて足元に落としてサビく
- サイズは5号が標準
- ダイソーの釣具で浮きサビキが組める
短め&安いので初心者さんには向いていると思います。
ダイソーのサビキ仕掛けで練習して、慣れてきたら釣具メーカー製のものを使いましょう♪
ダイソーには他にも便利な釣具がいっぱいあるので、よかったらこちらの記事もどうぞ。
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