何故ダイソースピンテールジグなのか?
食材、水道代、電気代、ガソリン代…
生活に必要なあらゆる物が値上がりする昨今ですが、給料は一向に上がりません。
お上は外国人には湯水のようにお金を援助するのに、我々国民には税金、税金、税金払え!
猛暑にも関わらずエアコン使うななんて酷いですよね。
我が国はよくこれで暴動が起きないものです。
そんな中で我々妻子持ちのサラリーマンの中には、1個千円超えのルアーを投げる勇気が持てない人も多いのでは?
特にスピンテールジグはその釣れっぷりと比例するように根掛かりは避けられないルアーです。
じゃあ我々はスピンテールジグを、いや釣りという趣味自体を諦めるしかないんでしょうか?
…いいえ。
世を包むの漆黒の暗闇の中には、光輝くダイソーという救世主がいます。
どうせ安物でしょ?
そう思っているあなたにこそこの記事を読んで頂きたい!
そして快適でスマートなダイソー釣具生活を送りましょう!
概要
ダイソースピンテールジグのカラーはシルバーのみです。
ダイソーメタルバイブと同じですね。
外観
それではダイソースピンテールジグの外観を色んな角度から見ていきましょう。
今回は14gの写真です。
まずは横から見た写真。
次に上から。
割と厚みがありますね!
今度は下から。
そして前から。
ダイソースピンテールジグの特徴的な大きく真っ赤なアイ。
これはバイトマーカーにもなります。
ただダイソーあるあるですが、このアイシールは剝がれやすいです。
瞬間接着剤を垂らしておっか、替えのシールを準備しておきましょう。
なおアイシールもダイソーに売っています。
右が7gで左が14gです。
そんなにサイズ感に違いはありませんね。
ダイソースピンテールジグの特徴
飛ぶ!
スピンテールジグは金属の塊であり、風を物ともせず圧倒的な飛距離を叩き出します。
世に存在する全ルアーの中でメタルジグに次ぐ飛距離は圧巻です。
大河川や海など広大なフィールドではその飛距離は何よりの武器になります。
色々釣れる!
金属の塊と言うことは、他のルアーと同じ重量なら体積が小さいということです。
ということはバスやシーバスなどのように大きな?魚だけでなくメバルやアジなどの小さな魚だって食わせられるということなのです。
沈む!
ボトムで釣れる魚はとても多い。
チヌやキビレといった底を好む魚、カサゴやソイのような根魚、ヒラメやマゴチといった底に張り付く魚など。
スピンテールジグは金属の塊なので素早くボトムに到達するのも強みです。
ダイソースピンテールジグが活きる場面
真冬のバス
冬季はシャローの水温が下がり、バスは少しでも水温の安定した深場で越冬します。
野池で言うなら多くの場合は中心部ですね。
でもよほど小さな池でもない限り、ど真ん中まで届かせるのは難しいはず。
しかも深場ということはよく沈むルアーじゃないと使い勝手が悪い。
ということでダイソースピンテールジグの出番♪
ど遠投したら着底させてリフト&フォールで誘えば、ナーバスな冬バスもイチコロです。
日中のシーバス
シーバスは夜行性の魚です。
デイゲームでも釣れますが、夜間ほど水面でボイルをすることはよほどベイトが多い時以外はありません。
じゃあ日中のシーバスはどうしているのか?というとレンジが下がっていることが多いんですね。
その為デイゲームでは水深のある沖のボトムを攻められることはルアーに求められる必須性能です。
で、残念ながらそういうシチューエションは根掛かりすることがとても多いです。
特に河川。
でも1個110円のダイソーのスピンテールジグなら惜しくないですね♪
使い方
ただ巻き
ダイソースピンテールジグの基本的な使い方は遠投して底を取ってからのただ巻きです。
バイブレーションと同じで、遠くのボトムから近くの表層近くまで一気に探ることが出来るのがスピンテールジグの強みです。
広いフィールドや初場所などで魚の居場所を手っ取り早く探るにはこれが最短です。
ストップ&ゴー
ストップ&ゴーと言うとミノーなどのプラグを巻く、ピタッと止める…というイメージがあると思います。
しかしダイソースピンテールジグの場合は巻くのを止めるとフォールするのでこのような上下にジグザグする動きになります。
これには2つの1意味があり、1つはただ巻きで食わない魚にリアクションで口を使わせること。
巻きで食わないのにフォールならダイソースピンテールジグに食ってくることは良くあります。
もう1つの意味は一定レンジを巻くこと。
どうしてもルアーは巻き続けると浮いてきます。その為、定期的にフォールの時間を適度に入れてレンジキープしましょう。
リフト&フォール
ボトムを取ったらロッドをあおって大きく上に引っ張り上げ、落とす。
この繰り返しですが低水温期のバスやボトムの餌を食っているシーバス、根魚やチヌなどに効果てきめん!
様々な魚種を高確率で狙える使い方なんですが、その反面根掛かりのしやすさも目立ちます。
それに関しては後ほどご説明するダイソースピンテールジグのチューンを見て頂ければ!
ダイソースピンテールジグの欠点
絡む
ダイソーのスピンテールジグは本当によく絡みます…。
その理由はこのようにスイベルが垂れ下がることによってフックと干渉してしまうからです。
だからバス釣り用のスピンテールジグでもちゃんとしたものはここが垂れ下がらないようになっています。
ということで熱圧縮チューブで固定しましょう。
画像は4mmパイプなんでちょっと大きすぎました。
適性なのは3mmパイプです。
チューブをこのようにスピンテールジグのリアアイ(本体ごとでもOK)とスイベルの両方にかかるようにセットします。
後はライターで炙るだけ!
するとチューブが収縮して固定されるんです。
赤い収縮チューブを使うとアピール力がアップしますよ!
ちなみにダイソースピンテールジグを指で持って100円ライターで下から炙るのは、熱圧縮チューブがズレるので難しいです。
写真のようにどこかに置いて、ターボライターで水平に炙るのがいいですね。
ただし作業を行う時は火事に気を付け、換気して下さい。
ちなみに画像のライターはラインカッターⅡという私が愛用しているライターです。
本来PEラインとリーダーを結束する時に、余ったPEラインのヒゲを焼き切る為のものですが、PE本線が熱で傷まないようにガードが付いているのが特徴です。
おかげで写真のように机の上で使っても机が焦げません。
完成!
このチューンはダイソーのスピンテールジグを使用する上では必須なので覚えておいて下さい。
フックが駄目
ダイソーのフックは刺さりが悪い!
その上、海で使うと一発で錆びます。
まぁそれは皆さんご存知でしょうけど…
こちらをご覧ください。
溶接の精度が悪いので、このように机の上に置くと傾いてしまいますw
それだけではありません。
ダイソーのスピンテールジグのフックアイはタテアイですが、そこにリングを付けてからフックを付けます。
ということは縦→横→縦とならないといけないのに、ダイソーのトレブルフックは横アイ。
これではセンターが取れません。
ということでこちらに交換しましょう!
刺さり抜群、サビにも強くなり、縦アイの完璧なフックです。
改造
ダイソーのスピンテールジグには弱点もあります。
以下の改造をしてより性能アップさせましょう!
速掛けチューン
スピンテールジグはとてもいいルアーなんですが、時にその構造上ミスバイトが多発します。
そう、ブレードバイトですね。
本体じゃなくてブレードそのものに食ってくることがあるんですよ。
そこでこちら!
ブレードとダブルフックを一体化させることで、ブレードと一緒に回転します。
触れたら速掛け!
根掛かり回避チューン
スピンテールジグに苦手意識を持って人は少なからずいますが、その主な原因は根掛かりに対する恐怖です。
金属の塊にトレブルフックがついていたらそりゃ根掛かりしますよね。
ということでオススメなのがこのチューン
フロントについていたトレブルフックをリングごと上部のアイに取り付けます。
これによってシンカーの上にフックが乗っている状態となり、根掛かり回避性能がグン!とアップします。
下側にフックがついていなくてちゃんとフッキングするの?
バスやシーバスのような口の大きな魚なら、ダイソースピンテールジグを丸飲みするので全く問題ありません!
ただメバルなど口の小さな魚を狙う場合はフッキング率は下がります。
現場ですぐに出来るチューンなので、フィールドや対処魚によってノーマルの状態と使い分けると釣果アップ!
注意点として、フック用のリングを後ろ側に、スナップ用のリングを前側にして下さい。
こうしないと絡みますよ!
ボトムチューン
上の根掛かり回避チューンはあくまで普通に使う場合の話です。
ボトム、沈みテトラ、根周りなどストラクチャーに積極的にスピンテールジグをコンタクトさせて使う釣りでは根掛かりしてしまうのです。
いくらダイソー製で110円だからって何個もロストしたら金額的なメリットは薄れてしまいますし、何よりもその度にリーダーを組み直すのは大変ですよね。
ということでダイソーのスピンテールジグについているトレブルフックを外してダブルフックチューン!
バス、シーバスがボトムに沈んでいる時やロックフィッシュ狙いなどで活躍する改造です。
チニングチューン
スピンテールジグをシンカーとして考えて編み出したのがこの使い方!
実はこれチヌやキビレにムッチャ効くんですよ~。
作り方は簡単。
まずダイソースピンテールジグのトレブルフックは不要なの取り外します。
次にブレードを取り外し、フロントにとりつけます。
最後ににリアにオフセットフック+ワームを取り付けるだけ。
お手軽でしょう?
割と知っている人が少ないんですが、チヌはフラッシングに弱い魚です。
それにブレードが回転する波動も相まって、これはかなり釣れますよ。
もちろんワームやフックは現場で交換可能なので自由に組み合わせて下さい。
時折ボトムを取り直しながら巻いてくる巻きの釣りはもちろん、ボトムズル引きだって出来ちゃう優れものです!
シャローチューン
スピンテールジグはよく飛ぶのはいいけど、よく沈むのが逆に使いにくいって人もいますよね。
バス釣りで岸際を投げる人や、ソルトでもサーフや河川をホームにする人にとっては沈みやすいルアーはゆっくり巻けません。
そこでダイソーのスピンテールジグについている#2のブレードを#3に上げてやることによって、ブレードの抵抗が強まり浅場でも使いやすくなります。
ダイソーの釣具の一覧記事はこちら!
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