このワームちゃんと釣れるの?
このたびダイソーから発売されたワームですが、本家ゲーリーのヤマセンコー3にそっくり!
これがダイソー価格で買えるっていうんですから、逆に大丈夫なのか心配になりますよね(笑)
結論からいうとただ本家の釣れっぷりには劣りますが、かなりイイ線いってましたよ~。
ということで今回はダイソーのスティックベイトを徹底レビュー!
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餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。
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パッケージ
- 価格…100円(税別)
- 入数…4つ
- カラー…グリーンパンプキン、ウォーターメロン
- サイズ…76mm(2.99in)
- 素材…塩化ビニル樹脂
- 水平フォールで魚を誘う!
- 塩配合で飛距離・沈下速度アップ!
- 遠投が必要な場面やカバー攻略に
- 対象魚…ブラックバス・根魚など
カラー
グリーンパンプキン
バス釣りにおいて最もオールマイティーなカラーで、爆発力こそないものの状況を選びません。
ボトムと一体化するカモフラ―ジュカラーなのでスレにも強いですよ。
よく見るとダイソーのスティックベイトには黒ラメとわずかに金ラメが入っており、ナチュラルな中にもわずかにアピール力をもたせています。
ウォーターメロン
グリーンパンプキンと双璧をなすスタンダードカラー。ウィード系周りで見破られにくく、ややクリアウォーター向き。
バス釣りワームの2大カラーをちゃんと抑えてくるとはさすがダイソーですね!
こちらも同じように黒ラメ&金ラメが入っており、バスに見破られないナチュラルさと一定の視覚的アピールを兼ね備えています。
ダイソーのスティックベイトワーム、カラーに関しては2色展開におけるベストなセレクトだと言えるでしょう!
スティックベイトってどんなワーム?
そもそもスティックベイトって何?
ダイソーから発売中のスティックベイトという名称、あまり馴染みがない人も多いでしょう。
簡単にいうとその名の通りの棒状のワームのことで、太く短めの形状をしているのが特徴です。
本当はストレートワームの一種なんですが、ミミズのように長細いワームと分けるためにこのように呼ばれます。
- 中層を引けばオイカワなど小魚のように
- 底を引けばヨシノボリなどハゼ科のように
- 真ん中にマス針をチョン掛けすればミミズのように
変幻自在、応用力抜群で使い道の多いワームなんです!
外観
胴体には細かいリブが入っていて水を掴みやすくなっています。
これによって抵抗感が増し、操作性が向上!
環帯(ミミズやヒルの帯状の部分)もちゃんと再現されています。
だからと言ってどうということはないんですが、マス針を使うときはこの辺りに刺すとよいアクションが出やすいので目安にどうぞ。
後端は先細りしていて自然なシルエットに仕上がっていますね。
左は頭部、右は尾部。
断面は正円でした。
重量
パッケージに記載がないので測ったら3.3gでした。
このサイズのワームにしては平均かちょい重めぐらいですね。
インプレ
飛距離
あれ…?
6.3フィートのスピニングロッドと4lbsのフロロカーボンラインで投げてみたところ、飛距離は15mほど。
スティックベイトはカーリーなど空気抵抗となるパーツがないので飛距離が出しやすいワームですし、塩入で高比重ならあと3mくらい飛んでもよさそうなんですが。
とはいえ平均的な飛距離は出ているので特にダメというほどでもありません。
フォール
ノーシンカーだと表面張力が勝って水面に浮かんでしまいました。
表面張力を突き破って沈ませたところ、5cm/秒ぐらいの速度でゆっくりとフォールしていきました。
これではヤマセンコーを想像している人にはフォールが遅く、使いにくく感じるでしょうね。
とはいえ本家と比べれば…ということなので、使い物にならないなんてことはありませんよ。
強度
ソルトインによって比重を高くすることによる恩恵は大きいのですが、それによってワームの強度は落ちてしまうのが難点。
ダイソーのスティックベイトも塩入をうたっているから…と思いきや、そうでもありません。
塩の量が少なめのようで、モチモチした感触で弾力と粘りがあって強度は高め。ギュッと指で折り曲げても避ける気配は一切ありません。
ヤマセンコーとの比較
ダイソー スティックベイト | ゲーリー ヤマセンコー | |
---|---|---|
価格 | 110円 | 847円 |
入数 | 4本 | 10本 |
コスト | 27円/本 | 84円/本 |
サイズ | 3インチ相当のみ | 2,3,4,5,6,7インチ |
重量 | 3.3g | 3.7g |
強度 | 普通 | もろい |
カラー | 2色 | 31色 |
釣れ具合 | 普通 | 非常によく釣れる |
本家は他にもスリム、ファット、プロなど形状が異なるものが存在!
種類の多さではダイソーのスティックベイトの大敗です。
釣れっぷりだったらヤマセンコーに劣るのかぁ…
はい、使っていて差を感じましたね~
使い方
ワッキーリグ
そこそこの自重があるのでマス針でワッキー掛けもOK!
オーバーハングの下にスキッピングで入れて沈めたり、サイトフィッシングで水面下をピクピクと動かしてみてください。
警戒心の強いバスに強いですよ~!
マス針は#4がオススメ。
ネコリグ
ネイルシンカーを頭に埋め込むことによって、底の餌をついばむ小魚を演出できます。
ちなみに写真では分かりやすく見せてますが、実際には中まで埋め込んでください。
オススメは0.9g。
タングステン製ならコンパクトなのでワームが裂けにくいのですよ。
ライトテキサス
飛距離、根掛かり回避性能が優れておりもっとも応用が効くのがライトテキサス。
軽めのバレットシンカーと組み合わせてボトムをズル引きするとよく釣れます。
もちろんリフト&フォールしてもよし!
シンカーはバザーズワームシンカーの3/32oz(2.7g)がオススメ。
マット塗装されており不要な警戒心を魚に与えないし、ワームとの一体感もグッド!
フックはナロー(幅が狭い)なタイプの方がフッキングパワーのロスが少ないのでオススメ。
リューギのダブルエッジは針先が内側を向いておらず初期掛かりがいいのもポイント。
ダイソーのスティックベイトはそれほどボディに厚みがないのでナローフックでも掛け代は十分ですよ。
サイズは#1/0がベスト。
ペグ止めを使用しないことによってシンカーとラインを固定しない瞬テキメソッドにも対応します。
ジグヘッドリグ
魚の居場所がわからないので広くサーチする時はこれがオススメ。
バスが小魚系のベイトを捕食している時に一番強いリグですが、スイミング以外にもシェイクで誘うこともできます。
ジグヘッドは1.5g前後の#1~#1/0が扱いやすいでしょう。
まとめ
- 飛距離…普通
- フォール速度…普通
- 強度…普通
- 釣果…普通
普通に使えるワームなんですが、強度と値段以外ではヤマセンコー3の劣化版ですね。
といってもこれはディスってる訳ではなく、ダイソーの釣具に対する褒め言葉です。
安くて普通に釣れることこそ、我々がダイソーのワームに求めることではないでしょうか?
ということで今回のステッィクベイトは当たり!
普段はダイソー、ここぞというポイントではヤマセンコーという風に使い分け、年間の釣具代を減らしちゃいましょう。
ダイソーの釣具一覧はこちらです。
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