冬になってからというもののハゼが釣れない…
餌でも難しいのにルアーじゃ無理かな?
いいえ、落ちハゼはルアーで釣れますよ!
冬になったらハゼは釣れない…そう思っていませんか?
実は岸から届く範囲でもちゃんとハゼはちゃんといるんです。
ということで今回は落ちハゼの釣り方を徹底解説!
しかもルアー釣りですよ(笑)
さぁこの記事を読んで、隠れた冬のターゲットを狙いましょう♪
餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。
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落ちハゼとは
釣り方の前にまずは落ちハゼとは何なのか知っておく必要があります。
細かいメソッドなんて魚の生態を知ることに比べたら大した問題じゃありませんよ(笑)
地域によってズレはありますが、2~3月に生まれたハゼはプランクトンを食べながら3~4月には1~2cm、7月頃には7cm程度まで成長します。
そして9月になると10cmサイズも混ざるようになり、この頃からハゼ釣りシーズンスタートと言われる訳ですね。
そして10月になると徐々に深場を意識しはじめ、11月には浅場がいなくなり、12月になると水深7m~の深場まで落ちる。
これが落ちハゼと一般的に呼ばれ1~2月頃に産卵してハゼはその生涯を終えるので、12月~2月の冬を落ちハゼの時期と思って下さい。
ちなみにその後も大きいハゼが釣れることがありますが、それは遅生まれのハゼが産卵できずに冬を越したものでヒネハゼと言われ、翌年の産卵まで生き延びます。
落ちハゼのポイント
運河
水深のあるところ探さないと…
もっと浅くてもいるポイントがありますよ
先ほど落ちハゼは水深7m以深と書きましたがあれはただの一般論ですよ。
実際には水温が高いエリアなら水深2mにだっているんですから。
じゃあ水温が高くないところはやっぱり7m以深?というと例外があります。
皆さんの周りには運河や長細い川のような港湾はありませんか?
ハゼの移動距離なんて知れたものなので、わざわざ外海までいきません。
運河のような場所だったらハゼは冬もそのままそこにいます。
広すぎないので狙いやすくてオススメですよ!
船道
運河なんてないよ~
じゃあ船道を狙いましょう
足元からストンと水深がある運河なら冬でもノベ竿で釣れます。
しかし干潮時に岸際は底が見えるようなフィールドも多いのではいでしょうか?
ということでオススメなのが船道。
船が通る場所の近くは大体掘れているので、そこまで投げられるとグッと落ちハゼが釣れる可能性が上がります!
どうでしょう、あなたの住んでいる場所の近くにもこういうところはないでしょうか?
探してみてくださいね。
ブレイク
運河も船道もないよ…
じゃあ遠投しましょう
ここは河口ですが、横の発電所から排水があって掘れているのです。
グーグルマップを見るとブレイクが明確ですよね!
そのちょっと向こう側まで遠投してやればハゼは釣れます。
ただしブレイクまでの距離によってはウェーディングの必要があるでしょう。
ハゼクランクで落ちハゼ
3~4cm、2~3gの小さなプラグでボトムを狙うのがハゼクランク。
はっきり言って落ちハゼには思いっきり時期外れな釣法でしたが、それを可能にしたのがこのキャロクランク!
シンカー、スイベル、クランクの順番にセットするのでちょっと面倒ですが効果は抜群!
この釣り方で一番大事なのがタングステンシンカーを使用すること。
硬くて感度がよいので鉛のシンカーでは分からない接地感も伝わってくるので操作のしやすさが段違い!
コンパクトで飛距離が出ることやステルスカラーで目立たないのもグッドです。
ジグヘッドで落ちハゼ
これは過去の落ちハゼ挑戦記録です。
記事を統合しました。
昔、誰かが言っていました。
「ハゼは馬鹿な魚だ」と。
青虫投げてほっとけば釣れると。
つまらない釣りなのだと。
へぇ、そうなのか。
自分も最初はそう思いました。
しかし現在はハゼに夢中になっています。
始まりは2013年にジャストエースが公開したハゼクランク。
2014年には結構なブームになったようですが、ここ岡山県は田舎なのでその余波は及びませんでした。
自分も遅れて手を出したのですが、ゲーム性が高い!
しかも手軽で食べても美味しい…と弱点がありません!
それまではライトゲームが好きな岡山県民人は、冬~春の夜に漁港でメバリングをするくらいしかありませんでした。
しかしこの釣りのおかげで夏の昼間でもライトゲームが楽しめるようになったのです。
これは自分にとって革命的でした!
しかしこの釣りには限界もありました。
10後半月以降ハゼはシャローから姿を消してしまったのです。
隣でちょい投げの人達は好調に釣っているのだけど、こちらは飛距離が出ないハゼクランク。
ましてや着水点からルアーがボトムに到達するまでには距離を要します。
まず頭に浮かんだのはチニングにあった”テキーラ”という、テキサスシンカーをつけたクランキングメソッド。
しかし無理やり感は否めません。
ここがハゼクランクの限界だったのです。
そして今日は沙美の黒崎漁港にやってきました。
地元の餌師ご用達の釣場であり、ルアーマンには修行の地と揶揄されるフィールドです。
波止の向こうには渚百選の沙美海岸。その向こうには玉島のE地区。この風景の中、のんびりと釣りをするのも悪くありません。
ということで釣り開始。
今回のテーマはジグヘッド+ワームでハゼを釣ることです。
シャローから姿を消したハゼ達がいる深場を探る!
その為には次の2つしか方法はありません。
- 飛距離の出るリグを深場に送り込む
- 足元から水深のある場所で釣りをする
ハゼクランクには出来ないなら、別の方法を考えなければならない。
この日の為に釣具屋を見て回りました。
今のメバリング・アジング用のジグヘッドの種類の豊富さは一昔前では考えられません。
この中からハゼに適した物を探していきます。
ハゼ用なんてものはないからあくまで流用なのだけど、これがまた楽しいのですよ…。
大事なのはスイミング姿勢よりもボトムでの自立と安定性。
それに軸径、シャンク長も考慮しないといけない。
そうして妥協しながらも選んだフックとワームの組み合わせでボトムをずる引いていると…
ハゼは投げてほっとくだけの釣りなのか?
テクニカルで奥の深いゲームなのか?
全部自分次第です!
チニングをしている時にハゼがボトムずる引きに反応するのは分かっていました。
だからジグヘッドで試してみたが効果はまずまずですね。
今回使用したのはブリーデンのスモウヘッド1.5gと一誠スパテラ。
ハゼは口が大きくないので細身のスパテラで掛け代を確保しました。
この後釣れたハゼも外掛かりでしたが、フックが立っていることによりフッキング出来たのは間違いありません。
数釣りにはほど遠くまだまだ工夫が必要ですが、とりあえず本日の所は収穫あり…という所でしょうか。
釣行時はスモウヘッドで妥協していましたが、その後に最高のジグヘッドが見つかりました。
色々試してきましたがコイツがダントツですね。
エコギアのシラスヘッドファイン!
- ボトムで立つ
- 細軸ナローゲイプ
- 浮き上がりやすい
これらが落ちハゼのボトムゲームに最適なのです。
ボトムで立つジグヘッドってなかなかないですよ。
だいたいは左右どちらかに倒れ込みます。
もちろんシラスヘッドファインだって倒れることはあります。
しkさいちょっとロッドで跳ね上げてやれば(実際にはシェイク程度)姿勢を直してくれます。
このボトムで安定した姿勢は根掛かりを防ぐと同時にフッキング率を高めます。
細軸もグッド!
ジグヘッドへ漁港の波止でミオ筋を狙うのに最適です。
オススメは2.3gです。
フリーリグで落ちハゼ
その翌年の落ちハゼ挑戦です。
記事を統合しました。
今回の狙いは落ちハゼ。
シャローから消えてブレイクの向こうに移動したでっかいハゼを狙う!
ライトゲームとしてのハゼの可能性を追求する為に、今回は餌ではなくワームで挑戦します。
その為には遠投が必要なので10gのフリーリグ用スリムシンカーをセレクト!
オフセットフックは落ちハゼの口に合わせて#4で攻めます。
チヌのヒット率が高い岩がゴロゴロある所を避けて、砂地を攻めているとビビビッというアタリが。
しかしノリません。
こういうのは口の小さい魚特有のアタリです。
アタリがあっても合わせずに巻き続けることによって掛かるのを待ちます。
でかいの、来い!
チニングをやっていたらテキサスリグでハゼがかかることはあったのですが、確率的には低い。
ならばフックとワームサイズを落としたらどうか?思っていたのですが当たりでした!
今この記事を読んでいるあなた!
こう思っていませんか?
「いかにもハゼ狙いのように書いてるけど、小さいリグでチニングしてたら偶然釣れただけじゃねーの?」
…と。
でかいのは23cm、小さいのは17cmでした。
小さいやつは下顎にフッキングしていることが多かったです。
口が小さいのでフックが倒れやすいのでしょうね。
合計9匹で十分釣りとして楽しめることが分かりました。
これでまた一つ自分の引出を増やすことが出来ました。
新しい釣り方を覚えるのは早ければ早いほど良いと自分は考えます。
一度覚えてしまえば、一生楽しめるからです。
シンカーは飛距離が出てステルス効果の高いバザーズワームシンカーのフリーリグ用が一番!
落ちハゼの小さな口でもフッキングさせるためのスリムオフセットフック!
チヌ用ラバージグで落ちハゼ
ジグヘッドだと飛距離に限界があります。
ということで、沖のブレイクを狙ってガチで遠投する時は私はチニング用のリグを使用します。
これは自作のハゼ用リグ…というか元はチヌ用リグだったんですが、落ちハゼ用になりました。
もちろんチヌも釣れますよ!w
前回の釣行でフリーリグやテキサスリグが落ちハゼに有効なのはよく分かったのですが、弱点もありました。
それはフックサイズを落としたところで、サイズが小さい場合は偶然じゃないと掛からないということ。
もちろんせっかく落ちハゼを狙うんだからサイズ狙いというのは当然なのですが、出来れば大型だけじゃなくて中型も釣りたいですよねw
これだと飛距離も相当出ますし、フックは小さくて冬の落ちハゼなら十分にフッキングします。
ただしワームは小さ目で!
根魚を狙うようなクロー系ワームや、長いストレートワームではフッキングしません。
そこで落ち着いたのがチニング用のラバージグで、フックも小さいし針先が出ているのでフッキング率がとても高い!
また冬はハゼのあまり動こうとしないので、少ない移動距離で誘えるラバーも有効です。
特に大層なメソッドがある訳ではないんですが、基本的に止めちゃダメです。
止めたらハゼは見切ります。
とはいえあんまりアクションつけてもダメ。
緩急をつけながら巻き続けて下さい。
色んな組合せをテストしましたが、釣果とコスパの兼ね合いから今では以下のワームとラバージグに落ち着きました。
ハゼクランクのまとめ記事はこちらをどうぞ。
コメント
コメント一覧 (2件)
12月頃は高梁川で良型ハゼが釣れてました
1月に同じところに行ったらさっぱりでした
帰って落ちハゼについて調べたら深場に潜ってるとの事で遠投が肝だったのですね
天秤青虫ですけど遠投がんばってみます
今夜が山田さん、お久しぶりです~!
そうです。
ハゼが岸から離れちゃうのです!
高梁川で狙うなら養父港(玉島の森の北の港)とかがいいですね。
あるいはE地区。
玉島の湾奥(係留船がいっぱいある辺り)だとチョイ投げでも釣れます。
都会の方だと運河のミオ筋で2月でもハゼ釣ってる人達もいます。
小場所かつそれなりに水深がある所の方が落ちハゼの密度は高いです。