玉島E地区と言えば、水が汚くてママカリやハゼしか釣れない…そんなことをイメージしがち。
しかし多彩な魚種と豊富なポイントにおいては県内屈指のフィールドであることをご存じですか?
ということで今回は玉島E地区のポイントまとめ記事を書きました!
- 具体的なポイントは?
- どんな魚が釣れるの?
- 釣りをしたらいけない場所は?
動画でも解説していますので、ぜひ見てやってください。
餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。
「釣りの楽しさをお届けする」をモットーに、初心者の方にも分かりやすく釣りの情報を発信中!
\SNSもよろしくね!/
玉島E地区とは?
玉島E地区は岡山県倉敷市にある、釣りの超メジャーフィールドです。
市街地からのアクセスがよく、釣場も広く足場もよく、車が横付けできるとあって大人気!
四季折々の釣りが楽しめるため、週末ともなれば初心者の方からベテランまで多くの人たちが訪れます。
しかし「そもそもE地区とは何なのか?」をご存じの方は意外と多くないので解説します。
岡山県倉敷市にある水島を中心として、東は児島、西は玉島までの一帯を水島臨海工業地帯といいます。
同地帯はAからEまでの5地区に分かれているのですが、そのうち西側の玉島方面をE地区と呼ぶんですね。
具体的には玉島にある乙島という地域で、クラレ・住友重機械から南の一帯のこととなります。
乙島漁港
ここは養父港とも呼ばれる他、橋には水島港とも書かれていています。
ややこしいですね。
ここで釣れる魚はチヌ、セイゴ、ハゼ、ママカリがメインで、たまにマゴチやヒラメ、ウナギやテナガダコ、ワタリガニなどです。
湾の奥に位置するため潮通しは悪いのですが、汽水の影響をうけるので特にチヌの魚影が濃いですね。
よく岸壁と大型船の間に餌を落とし込んでチヌを狙っている人たちを見ます。
正直玉島E地区の中では魚種は少ない方ですし、チヌ以外は魚影が濃いわけでもありません。
しかし車を横付けできる他、釣り人が極めて少ないのでノンビリ竿を出すには打ってつけのポイントです。
中電排水口
このポイントは駐車場が近くにないのでみんな路駐をしています。
軽自動車や原付ならまだいいですが、大きな車だとすれ違いも一苦労で、下手をしたら車が海に落ちます。
また何かあった時に緊急車両等も通れませんし、多少遠くても安全な場所に車を停めて歩いていきましょう。
ここは中国電力の裏手から温排水が流れ出ていて、特に冬場に強い傾向があります。
潮が引いていたら長靴を履いて下におりて釣りをすることができますが、潮が満ちてきたら道路上から投げないといけません。
ここで釣れる魚は投げ釣りでチヌ、キビレがメインですが、手前の排水口ではサビキでママカリやコノシロも釣れます。
また地元の熱心なルアーマンはウェーダーを履いてシーバスやヒラメ、マゴチを狙うことでも知られていますね。
また釣りとは関係ありませんが、GWには穴ジャコ取りやマテガイ堀りでも多いににぎわいます。
ただしエイがたくさんいるのでウェーディングをする方はよく注意してください。
注意点としては、メジャーポイントなのでいい場所にはなかなか入れないません。
せっかく平日に有給をとって早起きして行っても、中電が排水をしていない日だとガッカリすることでしょう。
乙島西マリーナ
同地区にある県営の桟橋です。
奥まった場所にあってよく無さそうに見えますが、上げ潮がぶつかる地形をしていたり、水路が流れ込んでいることなどもあり、意外と魚は釣れます。
また水深は満潮時でも5m程度とE地区の中ではやや浅い方に分類され、勝負が早いのも特徴です。
ここで釣れる魚はサビキでママカリとコノシロがメイン、水路の近くではハゼ、敷石周りではタケノコメバルが少し。
またイイダコも釣れるようで、バスロッドで釣っている若いおにーちゃんを見たこともあります。
過去には投げ釣りでシャコを釣ったこともあり、あれはメッチャ美味しかったですが、狙って釣るのはおそらく難しいでしょう。
余談ですがここには土曜日の早い時間帯だけ営業している浜のかあちゃんというお店があるので、魚が釣れなかったら何か買って帰るのも手です。
いぜんここでナマコをビックリするほど安い値段で買えたことがあります。
ヌルッとしたやばそうなスズキやチヌはスルーしましょう(笑)
砂山
残念ながらここは釣り禁止です。
以前はロープが張ってあってその外側なら釣りができそうな感じでしたが、今はロープがなくなってこの辺り一帯がNGな印象を受けます。
具体的な禁止範囲は分かりませんが、近寄らない方が賢明でしょう。
ちなみにここには常夜灯があってシーバスやヒラがよく釣れた他、シーズンにはベイカもよく釣れました。
個人的にも惜しいポイントです。
上組裏
本土と玉島ハーバーアイランドの水道筋の角にあるポイントで、潮通しも良く有名なポイントです。
ここではサビキでママカリを釣っている人が多いですが、日によってはカタクチイワシの群れがまわってくることもあります。
またサヨリも多く、ママカリに飽きた地元のおっちゃんたちがウキ釣りで楽しんでいることもありますね。
また釣れたママカリを泳がせていればヒラメやハマチが低確率で釣れるこもあります。
落とし込みでチヌ、タコエギでマダコ、投げ釣りでアナゴやワタリガニなども釣れる魚種が豊富なポイントです。
ママカリを釣りに行った時の動画はこちら!
玉島4号埠頭
広いスペースで車を横付けして釣りができるため、ファミリーフィッシングでも大人気のポイントです。
潮通しは抜群でサビキでママカリ、投げでアナゴ、タコエギでマダコを釣っている人がよくいます。
たまに70cmオーバーのシーバスや座布団ヒラメ、30cm程度のマダイ、ごくまれに35cmのカレイが釣れることもあるので割と夢がありますね。
ちなみにあまり西まで行くと「これから大型船がつくので移動してください」と注意されることもあるので避けた方がよいでしょう。
東の方には桟橋がありよく釣り人が入っていたのですが、先日見たら立入禁止になっていました。
やはり釣り人が原因なのでしょうか…?
水道筋・南東
ここは限られた駐車スペースしかないので、空いてないこともあります。
またここでマダニに噛まれたという話を聞いたことがあるので、個人的にはあまりおすすめしません。
自分は良くても衣服に付いたまま自宅に帰ると、家族の身が危険なので。
ここで釣れるのは根魚がメインで、カサゴ、タケノコメバル、たまに小さいアコウも釣れます。
また夜にはメバルも釣れるので、地元のおっちゃんがウキ釣りで狙っていることもありますね。
レアな魚種としては小さいアイナメが釣れたことがありますが、狙って釣るのはおそらく無理でしょう。
ここは満潮時は水没して降りられなくなるので、水位が上がり切らないうちが勝負です。
玉島ハーバーアイランド・北側緑地
ここは広い駐車スペースがあり、整備されて公園のようになっているので、とても釣り人が多いポイントです。
ここでよく釣れるのはエギでコウイカ、タコエギでマダコなどで、足元から落ち込んでいる手前の敷石が狙い目です。
ただし根掛かりしやすいので気を付けましょう。
ちなみに1番いいのは西側のコーナーで、潮に変化があるので餌が溜まりやすいのか、魚だけでなくイカ・タコも周りより多めです。
また数年前からルアーマンがヒラメを狙っていることが多いのですが、釣っている場面は見たことがありません。
釣り人に「ここは釣れますか?」と聞いたところ、あまり釣れないと言われました(笑)
自分的にはよく釣れるポイントというより、人工島に渡って釣りをしている雰囲気が味わえる場所といったところです。
中谷興運裏
ここはたくさんの人が釣りをしていますが、実は立入禁止です。
以前は入れたのですが、いつから立入禁止になったのかは定かではありません。
その頃はサビキでママカリがよく釣れていた他、一番東のフェンス付近は明かりが効いていて、夜にはメバルやタチウオが釣れたこともありました。
今でもコウイカ(シリヤケイカ)がよく釣れるポイントとして有名ですが、しつこいようですが立入禁止です。
玉島ハーバーアイランド・西護岸
ここは駐車スペースはないので、皆さん道路に車を停めて釣りをしています。
またここは潮が引いていたら下の敷石が露出するので、脚立を使っておりないといけません。
足元の敷石周りでカサゴ、タケノコメバル、アコウ、チヌが、投げ釣りではキスやイイダコなどが釣れます。
ただ最近はルアーマンの方々がヒラメやマゴチを狙っていることが多いですね。
確かにここは少し北側が角になっているため潮がヨレており、E地区でも特にいいポイントの1つではあります。
とはいえポンポン釣れる魚ではないので、釣り人の方が多いな~というのが私の感想です。
玉島ハーバーアイランド南東角
ここは立入禁止なのに釣り人が入っていることがあります。
過去にはここでヤズ・ハマチが釣れたのを釣果アプリに投稿するという、ちょっとイタイ事件までありました。
おそらくここもE地区でトップクラスのポテンシャルがあるのでしょうが、ダメなものはダメです。
動画で玉島E地区をチェック
今回の記事内容を動画で分かりやすく解説しています。
コメント
コメント一覧 (2件)
ほーぷれす先生
こんにちは。砂山は釣り禁止になったんですね…一度行ってみたかっただけに残念です
E地区ではないのですが、玉島方面でシャコならみなと公園の橋脚周りが割と安定してますよ
釣れるサイズも食べ応えあるのが多いのでおすすめです
ままかりさん
教えていただきありがとうございます!
また今度釣りに行ってみます。
シャコは美味しいですから楽しみです~♪