キャンドゥのミノーのインプレ！シーバスに使ってみた

ミノーは釣具屋で買ったら1,500～2,000円もする代物。まだ魚も釣れていないうちにロストしたら…なんて考えると、思いっきり投げて巻くこともできないですよね？

そこで今回ご紹介するのが100均・キャンドゥのミノー！結論から言うとかなりの当たりルアーでしたよ～。

それでは徹底レビュー、とくとご覧あれ！

パッケージ

発売元は株式会社まるき。メイドインチャイナです。

口コミ・評判

百均のCan☆Doに行ったら、巷で話題のキャンドゥ ミノーを発見したのでGET👍

100円とは思えない恐るべしクオリティー。#バス釣り　#ルアー pic.twitter.com/D0ut7binir

— ITARU　HaydenState　ドラム (@ITARU25737480) September 13, 2022

人気すぎて売り切れになってるキャンドゥのミノーを買った🥳 pic.twitter.com/vIhcrgwEsc

— クラリス🍊☕️🍙☄️🧪🎣⚜️💘🐼🍍💜 (@ClariS0840) October 11, 2022

今日は友人と釣り。
今日もダツ入れ食いでした笑笑
20匹以上は釣れましたね。
でけーヤツは友人が持ち帰って食べるそうです。
ワシも今度食お。

ちなみにルアーはシマノとダイワとキャンドゥのミノーでした。
一番釣果を挙げたのはキャンドゥのミノーでした。
100均すげー🐟 pic.twitter.com/x1UI1QVgNF

— いきしょうちん。 (@Ikisyochin08) July 18, 2022

続いて、セリア編。
セリアはクランクベイトシャロータイプ。
ド派手なイエローですね😙
この子はクランクというよりトップを泳ぐ感じですね♪
いきなり魚影が現れてガツっと食い付くのが見えます！
キャンドゥのミノーはブルーカラーで息子が釣りあげてました😊#バス釣り#セリア#キャンドゥ pic.twitter.com/hjDAiUKv4i

— じゅん (@pharmacist_Jun) August 12, 2022

ツイッターでは絶賛の嵐！その割には釣果情報が控えめなのは流通量が少ないからでしょうね。

外観

ラインナップは3色ありますが、カラー名はありません。なおJANコードも3つとも同じだったのでセリアにすれば同一商品ということですね。

上から赤金、ブラックバックオレンジベリー、ナチュラルシャッド…と言ったところでしょうか。

　

上から。

　

下から

　

前から。

　

後ろから。

これが100均って…！キャンドゥのミノーを最初に見た時は衝撃が走りましたよ。普通はこういった店に置いてあるルアーは安物臭がするものですが、それが一切感じられない。

貫通ワイヤー

なんとキャンドゥのミノーには貫通ワイヤーが採用されています！

ルアーのアイにはよくヒートンと言われるネジが使われているんですが、長く使っていたら大きい魚がかかった時にボロッと取れちゃうんですよね。

しかし貫通ワイヤーは1本のワイヤーで前後のフックアイが構成されているので破損の心配はありません。ミノー本体がぶっ壊れようと魚は連れてきてくれます！

フラッシング

キャンドゥのミノーには反射板が入っていて角度を変えるとギラッ！と光ります。

実際に投げてリールを巻くと、想像よりもかなりフラッシングが強かったですね。アピール力はなかなかのものですよ！

移動重心

キャンドゥのミノーには4つのウェイトボールが内蔵されており、本体の角度によって本体を移動するようになっています。

しかもこの移動重心がただものではありません。

貫通ワイヤーや反射板がルアーの中央を貫通している場合、それが邪魔になってウェイトボールを移動するスペースが確保できないものです。

しかしキャンドゥのミノーは反射板が真ん中ではなく左右に一枚ずつ入っており、貫通ワイヤーも本体の下部に沿うように配置されているんですね。

その為、ウェイトボールの移動スペースが十分に確保できているのです。

動き出しのレスポンスでは固定重心に劣るものの、飛距離のアドバンテージは大きい。移動重心は釣具メーカー製の1つ1,500円のミノーに搭載されているようなシステムであり、100均のミノーに使わるなんて信じられません！

インプレ

飛距離

スピニングタックル+PEラインの組合せで投げてみたところ飛距離は30～35mほど。7gの軽量ミノーでこれだけ飛ぶならバス釣りでは十分でしょう!

移動重心が効いているようで、空中でクルクルと回転して失速してしまうこともありませんでした。

釣具メーカーの同サイズミノーと比べても飛距離では劣りませんよ。

アクション

巻いてみるとウォブルとロール半々くらいのくせのないアクション。ピッチの速いタイト系ではなくゆったりワイド系ですが、リップの面積がそれほど広くないので巻き抵抗は軽いです。

ジャークした時は横っ飛び3Dダート！…ってほどは動きませんが、それでも斜め前に控えめなダートをします。リアクションよりも食わせのミノーと言った感じ。

ちなみにシンキング仕様ですが一般的なシンキングミノーの半分ぐらいのフォール速度。2cm/秒くらいで非常ゆっくり沈みます。

欠点

ジャーク後のストップの後、レスポンスが遅めなのが気になりました。これは重心移動システムのレベルの低さでしょう。

一般的なルアーの場合ウェイトボールは飛んでいく時は後方へ、着水してリールを巻くと前方へ移動します。そして前方には段差なり磁石なりが入っていてウェイトボールを半固定するのが普通。

しかしキャンドゥのミノーはウェイトボールが転がるスペースが空いているだけで、それを前方で固定する工夫がありません。

そのため巻き続けているといいのですが、一度ルアーを止めてしまうとウェイトボールが後方に転がっていきミノーが尻下がりになってしまいました。

100均のミノーにしてはかなり頑張っていますけど、この辺が限界だったのでしょう。

フックサイズ

とてもいいミノーなんですが、残念ながらフックが悪い。尖り具合をチェックしてみたところ、以下の結果になりました。

100均なのでこんなもんでしょう。本体が安く買えたぶんフックはいいものに交換するのがオススメです。ちなみにキャンドゥのミノーのフックサイズは#8です。

シーバスを釣ってみた

• シンキング仕様
• 適度な波動
• ナチュラルなアクション
• 控えめなダート

キャンドゥのミノーはどれを取ってもシーバス用としか思えません。

ただしショートリップの軽いミノーなのであまり深くは潜りません。潜行深度は30～70cm程度からせいぜい1mといったところ。

また飛距離は35m程度なのであまり遠投するタイプではありません。

それらを考慮し、今回のフィールドは飛距離があまりいらない港湾部。

水路からの流れ込みもあるこのポイントは、常夜灯の灯りが橋にあたってシェードが形成されイナッコが群れています。

満潮のため水位が高く、水面と足場はそれほど離れていない。これならショートリップのキャンドゥミノーでも足元までキッチリ泳がせられます。

橋脚のシェードにキャスト、ゆっくりとリトリーブ開始。

キャンドゥミノーがシェードから抜けて灯りの中に出るかどうかの瞬間、バイト！

60cmほどのコンディションのよいシーバスでした。キャンドゥのミノー、ちゃんと釣れますよ！

他にはバチ抜けシーズンにアクションしない程度にゆっくりと巻くのもよいでしょう。デッドスローで巻いた場合はほとんど潜りません。竿先を上に上げれば水面を引くこともできましたよ。

ラパラのパクリ？

X-RAPのパクリだなんて声もあります。私にもそう見えますがそれがいいんですよ！言い方は悪いのですが、弱小メーカーは余計なことをせずに既存のお手本ルアーの真似をするのが一番！

開発費？パテント料？何それ？ですから安くてよいものが作れるので、私のような貧乏人はうってつけです。そういうのが気に入らない人は正規品を買うし、ある意味棲み分けはできていると思うのですよ。

後ろにフェザーフックをつければ、なんちゃってX-RAPの出来上がり！

売ってない？

あまりにも売ってないので廃盤になったとか、再販はされるのか？などといった話も出ているようですが、そのような事実はありません。単純に大人気なので多くのお店で売り切れ続出しているだけです。

　

でも廃盤になったと思う人が多いのも仕方ありません。何故ならキャンドゥはネット通販もしていますが、商品名どころかJANコードで検索しても出てこないのです。やる気ないのか(笑)

　

　

ちなみに別の100均であるワッツでも同じ商品を取り扱っていますが、全色品切れ！ちなみにワッツの実店舗で釣具を置いているところは見たことがありません。

運よくお店で見つけたらゲットしてほしいのですが、手に入らなかった人はおとなしくX-RAPを買ってください。当然ですがアクション、釣れっぷりともにこちらの方が上です。手に入らずに悶々とするぐらいなら1,500円で解決した方がいいですよ(笑)

まとめ

キャンドゥの釣具コーナーを代表するかなりの当たりルアーですね。見つけたら買いです！

キャンドゥの釣具一覧の記事はこちらです。