ダイソーのルアーロッドって使い物になるの?
海でも使えるかな?
ルアーロッドがダイソーで買えるなんていい時代ですが、安かろう・悪かろうじゃ意味がありませんよね。
それにブラックバスだけじゃなくて、海で使う場合はどんな魚が狙えるのか気になる人も多いはず。
そこで今回はダイソーのルアーロッドを徹底レビュー!
分かりやすい記事を書きましたので、あなたの楽しいフィッシングライフのお役にたてば嬉しいです♪
餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。
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5.9f(180cm)ルアーロッド
仕様
- 長さ…5.9f(180cm)
- 重さ…117g
- ガイド数…6個
- 先径…2mm
- 元径…9.5mm
- 適合ルアー重量…6g~12g
- 適合ライン強度…3lb~8lb
- ブランク…グラスファイバー
- グリップ…EVA
- ブラックバス、根魚、小型回遊魚などに
外観
では先端から見ていきましょう。
ガイドフレームは黒くメッキ加工されており、材質については記載がありませんでした。
ティップ側のガイドは5個。
ハードガイドなのでPEラインを使ったら削れます。
フェルール(継ぎ)の部分は逆並継ぎ。
コストを抑えつつ曲がりが綺麗で強度も高い合理的な構造です。
次はグリップを見ていきましょう。
オレンジのパーツがカッコイイですね!
フロントグリップを回してリールをセットする仕組みで、ダウンロックと言われます。
リールシートは掌の凹みにフィットするように盛り上がっており、グリップ感は良好。
リアグリップはセパレート方式になっています。
軽量化の意味もありますが、どっちかというとデザインですね。
グリップエンドには特に飾りは入っていませんでした。
ダイソーのロゴがあれば面白かったんですが(笑)
曲がり方
ロッドが綺麗に曲がるということはパワーロスがなく、折れにくいということ。
水の入った1kgのペットボトルを持ち上げてみましょう。
これはまだ曲がり始め。
1kgリフト時はこんな曲がり方!
実際に魚がかかった時やルアーを投げる時もこんな感じになります。
2kgを持ち上げようとしたんですがさすがに怖くなってやめました(笑)
曲がり方からみてこの辺が限界ですね。
バットまでスムーズに曲がっています。
合格!
インプレ
5.9fという短さと117gという重量だけあってまぁまぁ軽い。
これなら女性やお子さんでも問題なく扱えるでしょう。
硬さ的にはバスロッドで言うところのライトぐらいですね。
ミディアム~バットアクション(胴調子)なので曲げやすく、投げる時の指を離すタイミングもとりやすい。
投げやすいルアーの重量は記載の通り6g~12gぐらいですね。
感度は釣具メーカーの高感度ロッドに比べたらそりゃ劣りますが、近距離戦ならライトリグも問題ありません。
結論としてビギナーさんにはとても使いやすいルアーロッドでした。
180cmルアーロッドで狙える魚
ブラックバス以外では以下のような魚に向いています!
- カサゴ
- ソイ
- タケノコメバル
- 本流トラウト
その適度なパワーと感度からライトロックフィッシュに好適ですね。
3~5gの軽めのテキサスリグが投げやすく操作もしやすいので、海が近い人は車に積んでおくと好きな時に遊べます。
短いので穴釣りにも最適ですね。
穴釣りは竿がボロボロになるのでこのルアーロッドで十分ですよ。
柔らかいとはいえバスロッドなのでバットパワーはそこそこあるので、20cmぐらいのカサゴなら十分ひっぱり出せます。
また渓流ではさすがにオーバーパワーですが、本流なら5~7gクラスのルアーも投げるのでピッタリ。
スローテーパー(胴調子)&柔らかいので強い流れの中でのミノーのトゥイッチには向いていませんが、巻きの釣りにはむしろ適していますね。
6.8f(210cm)ルアーロッド
仕様
- 長さ…210cm
- 重さ…150g
- ガイド数…7個
- 先端の太さ…2.2mm
- 元の太さ…11.2mm
- 適合ルアー重量…7~14g
- 適合ライン強度…4lb~10lb
- ブランク…グラスファイバー
- グリップ…EVA
- 根魚、小型回遊魚、ブラックバスなどに。
外観
※ほとんど180cmモデルと同じなので、違うところだけご説明します。
210cmモデルはガイドフレームがシルバーになっています。
またガイドの個数も1つ増えて合計7個になりました。
ワンポイントのメタルパーツもシルバーになりました。
180cmモデルに比べて全体的に落ち着いた印象ですね。
曲がり方
180cmルアーロッドに比べて先端径は2mm→2.2mm、元径は9.5mm→11.2mmと太くなったぶんパワーアップ!
水の入った2kgのペットボトルも何とか持ち上げられました。
こちらもキレイな曲がり方をしていますね。
これならなかなか折れませんよ。
インプレ
180cmルアーロッドに比べて30cm長くなり37g重量アップしたのでやや重く感じます。
とはいえ慣れれば子供でも扱える重さには違いありません。
先端が太くなったとはいえ全長も伸びたので曲がりやすく、6gのルアーでも竿を曲げて投げられます。
グラスファイバー製ということもあって重めなので、後ろに振りかぶった時に自重で曲がる感じですね。
投げられる重量の上限は上がっており、体感15g程度までは気持ちよくなげられます。
それを超えると反発力がなくて飛距離が出ません。
MLぐらいのバスロッドを想像しておくとよいでしょう。
感度に関しては長く重くなったぶん悪くなってしまいました。
ライトリグなど繊細な釣りには向いておらず、ハードルアーを使用した攻めの釣りに向いていますね。
210cmルアーロッドで狙える魚
海の魚にも使いやすい!
- シーバス
- チヌ
- キビレ
- ライトロックフィッシュ
長くなった恩恵はでかい!
50cm程度のシーバスやチヌ、キビレにも使いやすくなりました。
ただし河川や砂浜などの広いポイントではなく、港湾など足元や明暗に魚がつく場所に向いています。
狭い水路などには特に使いやすいでしょう。
ただ残念なのがハードガイドなのでPEラインを使うと削れちゃうんですよね…。
それさえなければ本格的に海で使用できるのに残念です。
曲りは綺麗でパワー感も十分なので実に惜しい!
ダイソールアーロッドでシーバス
※210cmモデルを使用
常夜灯のある港湾部、足元の岸壁の影に隠れていた60cmのシーバス。
9cmミノーを投げて岸と平行に投げ、明暗の境目を通すと釣れました。
潮が引いている時の磯、浅場に入ってきた小魚を捕食していた50cmのシーバス。
バイブレーションを投げて早巻きしたら反射的に食ってきました。
こんな感じで釣れるには釣れましたが、日ごろ海用のルアーロッドを使用している身としては不満がいっぱい(笑)
ロッドが柔らかいのでアワセを入れてもフッキング(針が口を貫通すること)しないのでキャッチできるかは運任せになりますね。
また飛距離も出ないので使える場所はかなり限られてきます。
パワー的にはこれぐらいのサイズなら問題なく渡り合えました。
ダイソールアーロッドを性能アップさせる改造
しょせんダイソー…と思っていましたが性能的には問題ありません。
むしろマイルドで使いやすいぐらい。
トップガイドさえSicだったら第一線で活躍できるのに…実に惜しいルアーロッドです。
- 飛距離が伸びる
- 感度がよくなる
- PEラインが使える
ということでトップガイドの交換をオススメします。
別に難しい事じゃありません。
元からついているガイドをライターで軽く炙ると接着剤が溶けてスポッと取れるので、瞬間接着剤をつけて新しいガイドに差し込むだけなので小学生でもできます。
ルアーロッドの先端の径よりちょっとだけ内径が広いものを選びましょう。
180cmモデルにはこれ。
210cmモデルにはこれが合います。
その他のダイソーのルアーロッドは?
海で使ってると不満…
確かに快適とは言えませんでしたね…
その他のジャンルのルアーロッドもニーズは多いのでしょうが、記事を書いている現段階でダイソーから発売されているルアーロッドはバス用の上記2タイプのみです。
- 海釣りがメイン
- 釣りを楽しみたい
- お金はもう少し出せる
そんな人にはダイワのルアーニストをオススメします。
これなら安いしデザインも性能もダイソーとは桁違い。
特にアマゾンが安いので配送料無料になってたら買いの一品。
アジング用、メバリング用、エギング用、シーバス用、全部あります。
まとめ
- 胴調子
- 180cm…L
- 210cm…ML
- ハードガイド
- 逆並継
思った以上に使えるルアーロッドでした。
この値段なら全然アリですが、1,500円でいいのでトップガイドをSicにしてくれれば最高でした。
ソルトでは使えないことはないけど、快適ではなかったですね。
ダイソーの釣具一覧はこちらの記事をどうぞ。
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