メバルはほとんど全国の海で釣ることができるうえ、釣って楽しく食べても美味しいことから釣りの大人気ターゲットになっています。
しかし初心者の方が思い付きで釣場に行ってすぐに結果が出せるか?…ということ答えはNOで、それほど簡単にはいくケースばかりではありません。
とはいえ不安になる必要はなく、ポイントや時期などメバルの釣り方をキチンと理解すれば自然に結果は付いてきます!
ということで今回はメバルの釣り方のまとめ記事をかきました!
この記事を読んでたくさんメバルを釣りましょう♪
餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。
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釣れる時期
メバルは冷水性なので水温が高い8~10月頃は沖の深場へ移動してしまうため、その間は岸から釣るのは難しい時期だと言えるでしょう。
そして11月終わりになって水温が下がってくると再び接岸して釣れ始めますが、12~2月にかけては産卵と体力消耗、水温が低すぎて一時的に釣りくくなるので注意。
その後3~5月になるとハイシーズンに突入し、水温が上がって積極的に餌を追うようになり初心者の方でも釣りやすいです。
詳しくはこちらをどうぞ⇒メバルの時期に関する記事を読む
さらに水温が上がる6~7月になるとメバルの数は少なくなりますが、岸周りの餌が豊富なポイントには良型のむきむきメバルが残っています。
また梅雨時期のメバルは餌をしっかり食べているので引きが強いのが特徴で、身に脂がのって一年の中でも一番美味しいので好んで釣りにいく人もいるんですよ。
詳しくはこちらをどうぞ⇒梅雨メバルの記事を読む
アフターは厳しいですが20UPが数釣りできる時期!
詳しくはこちらをどうぞ⇒アフターメバルの記事を読む
釣れる時間
夜
メバルは夜行性の魚なので夜になると浮いてきて積極的に餌を追って回遊します。
そのため餌・ルアーを問わず初心者の方は夜釣りの方が釣りやすいのでおすすめ。
昼
メバルは昼は物陰に隠れていたり、釣り糸やルアーを見切るので釣るのがとても難しくなってきます。
メバルがいる場所をキチンと把握し、糸を細くして見破られないようにするなど工夫が必要。
しかしメバルに違和感を与えにくい釣り方や、やる気にさせる釣り方が分かれば昼でも釣果は期待できるのでメバル釣りに慣れてきた人はチャレンジしてみましょう。
詳しくはこちらをどうぞ⇒デイメバリングの記事を読む
マズメ
メバルに限らずですが多くの魚種が一番簡単に釣れるのは朝マズメ(日の出前後)と夕マズメ(日の入り前後)の時間帯で、他の時間帯とは比べ物にならないぐらいに食いが立ちます。
明るいうちから釣りをしていて徐々に光量が落ちてきた時にパタパタと釣れた経験がある人も多いんじゃないでしょうか?
そして「このまま釣りまくるぞ~!」と欲が出た頃に完全に夜になってピタッと止まるんですよね(笑)
ということで朝マズメか夕マズメのどちらを絡めたナイトゲームが効率的ですよ。
釣れるポイント
堤防
初心者の方はまずは漁港など堤防に行くのがおすすめです。
堤防ならアクセスがよくて足場もしっかりしており、常夜灯があるので夜でも安全に釣りができますよ。
また灯りにはメバルの餌となるプランクトンやアミ、小魚などが集まりやすいので釣果が期待できます。
とくに堤防の先端や折れ曲がっているコーナー部は一級ポイントなので空いていたら迷わず入りましょう。
詳しくはこちらをどうぞ⇒堤防メバルの釣り方の記事を読む
砂浜
メバルは砂浜でもよく釣れるのですが、水が動かなくて池のようなシーンとした場所では釣れません。
潮が流れていることが前提で、そこに藻が生えていたり両脇に石波止が設置されているようなら釣れる確率がグンとアップします。
足場的にも落水の心配がなく安心で、漁港よりも釣り人が少ないのでノンビリ釣りを楽しめます。
磯
磯はメバルの好む岩や海藻が豊富で、潮の流れも刻一刻と変化するのでメバル釣りでは一番釣果が出やすいポイントだと言えるでしょう。
しかし潮が満ちていると水没して入れないことがあるので、明るい時間に下見にいって釣りができそうな潮位を確認しておかないといけません。
また濡れた磯は大変滑りやすくなっているので、スパイクシューズやライフジャケットを着用して安全に釣りを楽しみましょう。
メバリングの釣り方
タックル
- ロッド
長さ…7.6f前後
パワー…UL - リール…C2000番
- ライン…PEライン0.3号程度
- リーダー…フロロカーボンライン1.0号程度
メバルのルアーフィッシングをメバリングとよびますが、道具が少なくて扱いやすく餌の準備も不要なことから大人気の釣り方です。
ロッドが短すぎると遠投ができない&足場までキッチリ巻いてこれないなど問題が出てきますので、場所を問わずにワームからプラグまで使いたいなら7フィート台半ばにしておくのがよいでしょう。
聞いたこともない海外メーカーの激安品は持ち重りがしますし、振るとボヨ~ンと揺れるので感度も悪くておすすめできません。
詳しくはこちらをどうぞ⇒メバリングロッドの記事を読む
リールはサイズは2000番にしておくとロッドを変えても使いまわすことができるのでおすすめですよ。
なるべく軽くて巻き心地がよいものがいいのですが、それほど釣果に影響はしないので1万円程度出せば実釣には問題ありません。
ラインは飛距離・感度に優れるPEライン一択で、太さは0.3号くらいにしておくとよいでしょう。
それより細くても釣れるんですがPEラインが傷んでいたら切れてしまうので、高いプラグをロストしたり大物を逃す恐れがあります。
詳しくはこちらをどうぞ⇒メバリングのPEラインの記事を読む
リーダーとはPEラインの先に付けるラインのことで、フロロカーボンの1.0号程度を80cmほど結んでください。
PEラインを直接ルアーに結んでも釣りはできますが、根ズレに弱いので切れてしまったりほどけやすいので面倒でも必ずリーダーは付けましょう。
プラグ
トップウォーター
ポッパーやペンシルは水面に浮かべて使うタイプでトップウォーターと呼ばれ、ロッドでチョンチョンと2~3回アクションをつけて3秒ほど放置するのが基本。
パシャッという音と共に水しぶきが上がってバイト(食いつく)する様は興奮すること間違いなし!
ミノー
ミノーやシンキングペンシルは中層を巻いて使うタイプでなるべくゆっくり巻いて使うのが基本です。
活性が高い時はそれだけで食ってくることもあるのすが、たまにストップを入れて食わせの間を与えてやると食ってくることが多いですね(ストップ&ゴー)
逆にアクションを入れるの時に有効ですがあまりバシバシやると逆効果になるので、ストップ&ゴーで食わない時に使うようにしましょう。
ワーム
ただ巻き
ワームはジグヘッド(フックとオモリが一体になった仕掛け)と組み合わせ、投げたら任意の水深まで沈めてから一定層を巻いてくるのが基本です。
メバルがいる水深は表層~底まで変わりますが、基本的には活性が高いほど上ずって活性が低ければ下がることが多いですね。
まずは上の方を巻いてきて、アタリが無ければ底、最後に中層という風に効率よく探っていきましょう。
リグ(ワームとジグヘッドの組み合わせ)は遠くにあるほど沈みやすく、近くまでよってくと浮きやすくなります。
そのため最初は竿先を上に向けて構えながらリールを巻き、だんだんと竿先を下げていくのが一定層をトレースするコツ。
詳しくはこちらをどうぞ⇒メバリング用ワームの記事を読む
ワインド
漁港のメバルは連日のように釣り人に攻められて警戒心が高くなっており、ただ巻きでは口を使わないケースがよくあります。
そんな時によく効くのがワインドという釣り方で、専用のジグヘッドとワームを組み合わせてロッドでパパンと軽くシャクってやると左右にダート(飛び跳ねること)して反射的にメバルを釣ることができるんですね。
ただしラインが水を切る音で警戒心を与えたり、大きな動きについていけずに食い損ねたりデメリットもあります。
まずはただ巻きで攻めてみて、釣れなければワインドという順番で試しましょう。
ただしワインドは専用ジグヘッドを使わないと上手くできないのでご注意ください。
詳しくはこちらをどうぞ⇒メバリング用ジグヘッドの記事を読む
ドリフト
ただ巻きやワインドよりも難しいすが、一番よく釣れるのがドリフト。
潮の流れに対して上流にリグ(ワームとジグヘッドの組み合わせ)を投げて、リールを巻いて余計な糸拭けを取りながら張らず緩めずのテンションを保ちながら下流側に流していく釣り方です。
潮がよく流れていることや軽めのジグヘッドを使うことが条件で、アタリもハッキリと伝わないことがあるのですが食わせの力は一級品なので身に付けておいて損はありません。
フロート
フロートとは飛ばしウキとも呼ばれ、軽いジグヘッドを遠くに投げらて潮に乗せて流すための道具。
常夜灯のある波止のメバルは近距離で釣れますが、遠浅な砂浜や磯では岸近くに群れがいるとは限らないのでフロートがないと釣りにならないことも。
ちなみにフロートの重量は製品によりさまざまですが、10g前後を使用する人が多く15gを超えるものまで幅広く存在します。
そのため通常のメバリングロッドでは無理に投げると折れてしまうので、フロートリグ用メバリングロッド、もしくはエギングロッドやシーバスロッドを流用するのが望ましいですね。
電気ウキのように視覚では見えないのでラインを張り気味にして手に伝わってくるアタリを感じ取ってアワセましょう。
詳しくはこちらをどうぞ⇒フロートの記事を読む
ウキ釣り
仕掛け
- 竿…4m前後、1~1.5号
- リール…2500番
- 道糸…ナイロンライン2号
- ウキ…B~3B
ウキ釣りは竿が短すぎると仕掛けを投げにくいし、長すぎると糸がガイドに絡まるなどトラブルが増えてしまうので4m前後が適しています。
また2号以上になるとメバルには強すぎて面白くないし、振り込みにくい、バラしやすい、細いハリスが切れやすいなどいいことがありませんから1.5号までにしておきましょう。
リールは2500番が竿との重量バランスがよく糸巻き量も十分で、他の釣りにも使いまわしが効くのでおすすめ。
道糸はメバルの引きだけを考えるならもっと細くてもいいんですが、ウキ等仕掛け全体を失わないように切れない2号にしておきましょう。
電気ウキは浮力3B程度がおすすめで、これはガン玉の3B(1g)までの使用を前提としている小型ウキのことです。
ただメーカーによってはLとかFFとか独自の標記をしていることがあるので、購入する時は間違えないようにしましょう。
餌はもっぱら生餌が強く、時期や地域によっても取扱いに違いはありますがシラサエビと青虫がメイン。
もちろん砂虫だって釣れますが細いのでアピール力で青虫に劣るし、本虫だと大きい&高級なので使う人は少ないですね。
キビナゴもよい餌になるので船釣りではよく使われるんですが、ブクブクなど活かす道具が必要になるので面倒なことも理由でしょう。
釣り方
ウキ釣りは飛距離が出る釣り方ではないので手前を流すのですが、潮のヨレが足元に出来ているような位置が最高ですね。
波止の場合は先端やコーナーがそれにあたりますが、ただの横流れでも常夜灯が効いているなら可能性はあります。
自分から見て潮上側(上流側)に仕掛けを投げたらそのままスーッと流すだけですが、それで反応がない時はウキ下(水深)を調整することが何より大事になります。
今回ご紹介している標準的な仕掛けではオモリ(ガン玉)が3B(1.0g)程度と軽めなので、水深は7mぐらいまでが釣りやすいでしょう。
それよりも深い場所で流れが効いていたら底の近くは流せませんし、ウキにアタリが出にくいのでウキ釣りをするメリットも少なくなってきます。
探り釣り
仕掛け
- 竿…6~7m
- 道糸…フロロカーボン1.5号
- ハリス…フロロカーボン1.0号
- ケミホタル…37mm
探り釣りはリールを使わないかわりに長いのべ竿(リールシートやガイドがない竿)を使います。
ガイド絡み等がないのでトラブルが少なくいので愛好者も多く、メバルの引きがダイレクトに手元に来て面白いですよ。
ただしリールを使わないぶん6~7mと長い竿が必要になるのですが、硬調と書かれているものを選びましょう。
道糸はフロロカーボンの1.5号で、これより細くてもいいのですが仕掛け全体を失う恐れがあるのでこれぐらいが適切です。
ハリスはあまり太いとメバルの食いに影響してくることもあるので道糸よりも細めの1.0号にしてください。
餌はウキ釣りと同じく青虫やシラサエビでOKです。
釣り方
探り釣りは釣果が出やすいのに釣り方は簡単で、足元や岩場なら上からスーッと落とし込んでいくだけです。
沖を流す時は潮上(上流)側に向かって仕掛けを振りこむまではウキ釣りと同じですが、探り釣りでは餌がどんどん沈んでいくの水深を自分でキープしないといけません。
アタリは手元にコツン!と来ることもありますが、ケミホタル(発光体)の動きの変化を見るようにしましょう。
ケミホタルが不自然に動いたり、落としていってるのに沈まない時はメバルが餌を加えている可能性が大!
ビシッと合わせて取り込みましょう。
サビキ釣り
※2024/2/24追記
私の思考がアップデートされ、現在は糸が切れた際のウキ紛失防止が目的で道糸3号をオススメします。
またナス型オモリは深場や激流では最大で2号まで使います。
サビキとは針に魚皮がついた疑似餌が何本もついている仕掛けで、船では鉄板ですがオカッパリでもメッチャ有効です。
仕掛けの上部に糸を結んで下部に1~2号のナス型をオモリをつけるだけで、竿・リール・糸・ウキは餌釣りのものがそのまま流用できますよ。
ただしあまり仕掛けが長いと投げにくいので仕掛けは3m程度のもので、竿は5mくらいの長さがある方が扱いやすいですね。
潮に対して上流側に投げてそのまま流すのが基本ですが、時々竿をあおって動きを与えてやるのがコツ。
餌ほどの食わせ能力はありませんが、一度の多くの水深を一気に探ることができるのが強みですね。
詳しくはこちらの記事をどうぞ!
船
船でのメバルの釣り方は大きく分けて2つあり、サビキ釣りと胴付き仕掛けの餌釣りです。
サビキ釣りは餌をつける手間がかからないので数釣りに向いており、全長3m前後でサビキが5~6本ついているものが適切ですね。
ただメバルは夜行性なので日中は活性が低いことも多く、食い渋っている時はやはり餌に分があります。
胴付き仕掛けはサビキよりも少し短めの2.5mぐらいの全長に針が3本Hどついているものを使いましょう。
餌はシラサ、青虫(青イソメ)、キビナゴなど生きている餌の方が断然食いがいいですよ。
竿は3m前後にオモリ負荷30~50号程度のものなら大体どこの遊漁船でも使えます。
曲がり方(調子)は根本で曲がる5:5は大物に対応しやすくて、先で曲がる7:3は繊細な誘いやアタリを感じるのに有利。
メバル釣りには先調子な方が合っていますが、他の釣りとの併用も考えて万能な6:4にしておくのが無難です。
船のメバル釣りでは船長が指示する水深に仕掛けを沈めないといけないので、リールは水深が測れるカウンター機能付きのベイトリールでPEライン1号が200m以上巻けるものにしておけばOK。
ただ乗合船ではオモリの重さや道糸の太さをできるだけ統一しないと横の人と仕掛けが絡んでしまうので、事前に船長さんに確認しておきましょう。
ちなみに料金プランは船や人数、行先によって大きく違いますが8,000~12,000円くらい…私はお金がないので滅多に乗れません(笑)
サイズの上げ方
釣れるには釣れるけど15cmくらいのリリースサイズばかりだと飽きますよね…。
大型なら強い引きで楽しませてくれるし、お刺身がいっぱい取れますよ~!
ということでメバルのサイズを狙うにはちょっとコツがありまして、20cm台後半のマグナムサイズ狙いなら実は秋が一番適しているんです。
メバルに限らずですが大きな個体ほど産卵に絡むのが早いので10月後半~11月中旬は実はチャンス!
また20cm台前半まででいいなら1月~2月初旬もおすすめで、この時期は産卵を終えたメバルが深場のボトムにベッタリ付くので狙いが絞りやすい!
更に海域によっても違いがあり日本海は瀬戸内海と違ってメバルの数自体は少ないのですが、その分出れば大型である確率が高いんです。
詳しくはこちらをどうぞ⇒メバルのサイズアップの記事を読む
釣れない人はここに注意!
ここまで読んでやってみたけどメバルが釣れない…そんなあなたは多分大きく何かを間違えています!
簡単に言うとメバルが釣れない理由はポイントが悪い、条件が悪い、釣り方が悪いのどれか3つしかありません。
釣れない場所にずっと通い続けていませんか?
潮が動かないとか、常夜灯の効果が薄れる日に行っていませんか?
周りの人の釣り方を参考にせず、いつまでも自己流でやっていませんか?
よく釣っている人はあなたと違うポイントに投げたり、違う潮でそこに行ったり、ワームばかりじゃなくてプラグも使ったりしているはずです。
先入観にとらわれて同じことばかり繰り返していては好釣果は望めません。
詳しくはこちらをどうぞ⇒メバルが釣れない理由の記事を読む
まとめ
- メバルは冬から春にかけてがハイシーズンで夏は厳しい
- メバルは夜行性なのでナイトゲームが基本だが、昼でも釣れないことはない
- 防波堤はアクセスがよく灯りがあるので初心者におすすめ
- 砂浜のメバルは警戒心が少ないが海藻や岩があって流れがあることが大切
- 磯は数、方ともに狙えるよいポイントだが足場が悪いので注意が必要
- ルアーで狙うメバリングは手軽な装備で楽しめるので大人気
- ルアーにはプラスチック製のプラグとゴムで出来たワームがある
- 餌釣りは食わせる力が強いので好釣果が期待できる
- サビキ釣りは一度にたくさんの水深を探れるので数釣りしやすい
- 船釣りでは3mの船竿にカウンター付きリールの組み合わせが一般的
いかがでしたでしょうか?
ぜひ釣って楽しく食べて美味しいメバル釣りを楽しんでください!
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