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チニングとは?釣れる条件や釣り方がよく分かる総まとめ!

チヌ
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チニングに興味があるけど、道具や釣り方など知るべきことはたくさんあります。

そこで今回は約5分でチニングに関する知識を一通り学べる記事を書きました!

この記事を読んであなたもチニングをエンジョイしましょう!

ほーぷれす

この記事はおもに初心者の方に向けて書いています。

もっと詳しく知りたい人は、下記の個別記事をどうぞ!

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ほーぷれす

餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。

「釣りの楽しさをお届けする」をモットーに、初心者の方にも分かりやすく釣りの情報を発信中!

\SNSもよろしくね!/

この記事を読んで分かること

・チニングってどんな釣り?
・釣れる季節や時間帯
・ポイント
・釣り方
・タックル
・ルアー、ワーム

目次

チニング入門

概要

チヌ
チニングに持っていく物

・ロッド
・リール
・ランディングネット
・フィッシュグリップ
・ペンチ
・ハサミ
・ライター
・リーダー
・プラグ
・ワーム
・フック
・シンカー

チニングとはルアーでチヌやキビレを狙う釣り方のことを言います。

チニングという釣りが出来る以前は、チヌは撒餌を巻いて餌で釣るのが普通でした。

しかし撒き餌を釣具屋に買いに行って前日のうちに解凍させておかないといけなかったり、道具も多くて片付けも大変…。
あまり手軽とは言えませんでした。

しかしチニングだったら道具も少ないですし、いつでも思い立った時に釣りに行くことが可能!サッと始めて、飽きたらすぐに切り上げられるのって楽なんです♪

こんなに気軽で手軽、しかも都会の街中を流れる河川でも出来るなんて人気が出ない訳がありませんね♪

チヌ・キビレはこんな魚

チヌ キビレ
チヌとキビレの違い

・チヌは50cm、キビレは45cmがランカーサイズ
・チヌは黒っぽく、キビレはヒレが黄色い
・チヌはどこにでもいるが、キビレは汽水域周辺のみ

チニングのターゲットはチヌ(黒鯛)とキチヌ(キビレ)の2種類です。

見た目はよく似ていますがチヌは全体が黒っぽく、キビレは銀色の魚体にヒレが黄色いのが特徴。

チヌは汽水域から遠洋まで広く生息するのに対し、キビレは汽水域周辺に限られます。

ただし両方が混在するポイントでは釣り分けることは難しく、どちらもチニングのターゲットとして楽しめばOK!

チヌの50cm(年無し(としなし)=何年生きたか分からない)以上、キビレの45cm以上はランカーサイズと呼ばれ、釣り人にとっては目標の1つとなります。

もしもランカーが記念に写真を撮ってSNSでみんなに釣果自慢出来ますよ♪

チニング界の有名人

チニング もりぞー
引用:ダイワ
チニング界の有名人

・チニング界の第一人者
・通称もりぞーさん、本名は森浩平さん
・ダイワのテスター

この人を知らないと笑われてしまう?!
それほどチニング界では有名な人なので知っておきましょう。

釣具の売上世界一のメーカー「グローブライド株式会社(通称ダイワ)」のフィールドテスター・森浩平さん。

「もりぞー」の通称で親しまれ、ツイッターを通じてチニングの楽しさや奥深さを発信してきました。

ホームである大阪を流れる淀川で年間2000匹超の釣果を叩き出し、ベイトタックルとフリーリグによるチニングを全国に浸透させたスゴイ人。

現在はダイワのチニングブランド「シルバーウルフ」でワームやロッドの開発に尽力しておられ、メディアでも大人気です。

チニングで釣れる時期

春(3月〜5月)

春

3月になると水温も上り始めます。

この時期になるとチヌは産卵に向けて栄養を蓄える為に接岸し、活発に餌を取るようになります。

この産卵前の荒食いをノッコミと呼び、チニングでもとても釣りやすく、初心者の方の入門にも良い時期と言えるでしょう。

しかし実は5月初旬になると一時的に釣るのが難しくなってきます。

1つ目の原因は、産卵をする為に汽水域周りから離れて沖に行ってしまうこと。

今まで河川でよく釣れていたのに、徐々に数が減ってきたと感じるならこのパターン。

2つ目の原因は、日によってチヌの群れが大きく移動してしまうこと。
一度に一箇所で産卵すると環境要因によって卵が全滅する可能性がある為、チヌはエリアを転々とします。

昨日までよく釣れたのに今日はサッパリならこのパターン。

ただし産卵の時期は個体によってタイミングが違う為、全く釣れなくなる訳ではありません。
4月初旬に沖で産卵を済ませた個体は、5月初旬にはもう戻ってきていることも。

いずれにせよ3月~4月の方が時期的に釣りやすいと言えます。

夏(6月〜8月)

夏

6月になるとほとんどのチヌが産卵を終わらせています。

徐々に体力を回復させた個体が多くなり、水温が高くなってチヌの活性もどんどん上昇!

カニやシャコなどの甲殻類、イガイやアサリなどの貝類、海苔などの海藻類など色々な餌が岸周辺に増えるので、チヌも水深1m未満の浅場にもたくさん見られるようになります。

夏はチニングで最もよく釣れる時期だと言って良いでしょう。

秋(9月〜11月)

秋

気温が下がって敵水温に近付き、チヌの群れが広く散ります。

それまで一箇所に固まっていた群れが分散してしまうので、夏よりも難易度は高いと言えるでしょう。

夏に手前にいたチヌはあまり見られなくなりますが、実際には岸から届く範囲にたくさんいます。

魚の活性自体は高いので、群れさえ見つけてしまえばまだまだチニングで釣れる時期。
一箇所にこだわらず広く探ると良い釣果が期待できますよ。

11月になるとそろそろチヌも冬を意識し始めます。
水温が下がるにつれて徐々に食いが渋くなり、難しい時期になってきたと実感する人も多いかと。

ただしタイミングによっては越冬前の荒食いモードになることもあるので通う価値はあります。

冬頃(12月〜2月)

冬

冬はチニングには厳しい季節。

岸から届かない深みに落ちる魚もいるので数自体も少ないし、水温が低いので活性が下がりあまり口を使ってくれません。

完全にいなくなることはないので釣ることは出来ますが、魚が口を使うタイミングが限られるので他の季節よりもシビアです。

一年の中で最も難しい時期であり、今までの季節で培った実力が試されると言えるでしょう。

チニングで釣れる時間帯

海

昼はやや釣りにくい時間帯。

魚の視界がよく効くので、釣り人や鳥類など天敵の姿がチヌからよく見えるので警戒心を抱かれやすいんです。

こういうと敬遠する方もいるでしょうが、昼は難易度は高くなりますが釣れない訳ではありません。

ただし釣場についてもドタドタと足音を立てながら水辺に近付かないように気を付けてください。

飛距離が出るリグで少しでも魚との距離を取ったり、トップウォーター系のルアーで水面で魚を騙すなど、ちょっとしたことで大きく釣果が左右されます。

夜

夜はマズメほどは活性が高まりませんが、安定して釣れる時間帯。昼になかなか釣れないという人は夜に行ってみて下さい。

真っ暗だと魚も視界が効かないので釣り人やミサゴなど天敵の姿が見えないので警戒心を抱きにくい傾向があり、岸近くに寄ってきやすいんです。

またルアーが見破られにくいので数・型ともに狙いやすいと言えるでしょう。

ただし魚は人間と違って光量が短い落ちると慣れるのに時間がかかる為、夕マズメ後の30分程度は逆に釣れない時間帯なので一休みしましょう。

マズメ

マズメ

太陽が昇りきらない朝の時間帯を朝マズメ、太陽が沈みきらない夕方の時間帯を夕マズメと言います。

色んな魚もそうですが、マズメはチヌやキビレも活性が上がって釣りやすくなるチャンスタイム

普段警戒心が強い大物も口を使いやすくなるので、積極的にチニングに行きたいですね。

チニングで釣れるポイント

河川

高梁川

チヌやキビレは汽水域(海水と淡水が混ざるエリア)を好むので、河川はチニングの代表的なポイントです。

6月になるとチヌは産卵の時に体に付いた寄生虫を落とそうとして河川に入ってきますし、夏になって水温が20度を超えると少しでも涼しい場所を求めて河川内の魚影は一層濃くなります。

ただしチヌは11月頃になると河川の低い水温を嫌って河川上流部や中流域からいなくなる傾向があります。
その頃には下流域や、汽水の絡まない海エリアへ行くのが良いでしょう。

干潟

中電排水口

干潟とは干潮時には地面が露出して満潮時には水没するような条件、かつ砂や泥の底質の場所のことを言います。

カニ穴がたくさんあったり、シャコや貝が獲れるような干潟はチヌにとっては正に餌の宝庫!

チニングの絶好のポイントと言えるでしょう。

基本的に根掛かりするような物もないので初心者の人にも良いですね。

ただ干潟は基本的に浅く、水位の影響を受けやすいのが特徴です。

干潮の時にいったら浅すぎて魚がいない、なんてこともあるのでチニングに行く前にはしっかりとその日の潮汐(満潮・干潮の時間帯)を確認しましょう。

水深が1mぐらいあれば一定数の魚はいると判断して良いです。

岩場

子父雁漁港

岩がゴロゴロしている所や敷石の周りはカニなど甲殻類が多いので、チヌもそれを狙って近くにいることが多いです。

ただしそういう場所は仕掛けが岩の間に挟まったり、針が引っかかってしまうことがとても多いのが難点。

後でご説明する水面に浮かぶルアーや、針先をワームに隠した仕掛けなど工夫をして攻略しましょう。

浅場

向日比港

チヌは浅い場所を好む魚です。

浅場には甲殻類や海藻が多いのでチヌの住処になりやすく、ハク(ボラの稚魚)やイワシなど小魚も溜まっていることが多いのでチヌが餌を食べるのに適しているんです。

もちろん深い所にもいますが、まずは身近な浅い場所でやってみて下さい。

水門

水門湾

水門はチヌの一級ポイント!

チヌはストラクチャー(建造物、障害物等)を付く魚ですし、淡水が流れ込んでくるなど汽水を好む習性とも合致しているし、小魚などの餌が落ちてくることもあります。

まとまった雨が降った後や干潮に排水の為に水門が開いていることが多いので、タイミングを見計らってチャレンジしてみましょう。

テトラ

西脇漁港

テトラもチニングの一級ポイント!

中には空洞があってチヌが隠れることが出来る他、甲殻類など餌になるもの多いので年中チヌが狙えます。

ただしテトラの上は足を踏み外しやすく、隙間が大きいと落ちてしまうこともありますから十分に注意して下さい!

財布やスマホ、車のキーも落とさないようにして下さいね。

詳しくポイントを知りたい人はこの記事をどうぞ。

チニングの仕掛け

リグ

フリーリグ


チニングではワームとシンカー(=おもり)、フック(針)を組み合わせた仕掛けを使用しますが、これをリグと呼びます。

チニングで最もよく使われるのはフリーリグ。直リグの進化系で、専用シンカーのアイ(=ラインを通す穴)にラインを通して針に結ぶリグです。

元々はバス釣り用のリグ(ワーム・シンカー・フックの組合せ)ですが、以下の特徴がチニングにマッチする為今では無くてはならない存在になっています。

・よく飛ぶ
・感度が良い
・沈むのが早い

また本来フリーリグはシンカーがラインに沿って移動するのですが、チニングで使われるフリーリグは上の写真のようにストッパーが付いていて半固定状態にするのが一般的です。

半固定にすることによるメリットは以下です。

・フッキング(アワセ)の力がダイレクトに伝わる
・先行して落ちるシンカーに魚が食ってくるのを防ぐ
・魚がかかるとシンカーが適度に移動してバラさない
・シンカーがノット部(ラインとリーダーの接続部)を乗り超えない
・取り込み時にネットにシンカーが絡まない

他にも斜めにスライドしながら落ちるテキサスリグや、チヌが小魚を追いかけている時に有効なジグヘッドリグなどたくさんの種類があります。

1つのリグだけで全ての状況を攻略することは出来ないので状況に合わせたリグで攻略したいですね。

ワーム

クレイジーフラッパー

ワームにもたくさんの種類がありますが、チニングに使用するのはクロー系と呼ばれるワーム。チヌは底にいるカニやシャコなどの甲殻類が大好きなので、それに似たワームが良いということですね。

バス釣りでよく使われるストレートワームは水押しが弱いのでチニングには不向きですし、シャッドテールワームはベイトライクなのでチヌが小魚を追っている時以外は釣果を出しにくい傾向が強いのです。

チニングに使われるワームのサイズの標準は2.5~3インチぐらい。

カーリー(水を攪拌するパーツ)が大きくてアピールが強いワームや、逆にカーリーが小さくて空気抵抗が少なく飛距離が出るワームなど色々な物があるので状況に応じて使い分けましょう。

カラーに関してはグリーンパンプキンやウォーターメロンがオールマイティー、濁りがあればチャート、クリアウォーターでは薄い透過カラー、夜は赤やオレンジがよく効きますね。

オススメのワームは以下。実績が高く、初心者からベテランまで頼れる秀逸なワーム達です。

  • リトルスパイダー
  • アーバンシュリンプ
  • アーバンクローラー
  • クレイジーフラッパー
  • KJカーリーチニングカスタム
  • ハリーシュリンプ
  • ボトルシュリンプ
  • MSクロー

これらについて詳しく知りたい方は、冒頭の個別記事の一覧からどうぞ。

フック

フック
チニングに使われるフックの種類

・オフセットフック
・ストレートフック

チニングでは主にオフセットフックといって、針先をワームに隠して根掛かりしないように工夫されたフックが用いられます。

やはりボトムを攻めるのが基本の釣りですから、根掛かりにくさは必要ですからね。

ただし根掛かりの心配がない場所では針先を露出させたストレートフックの方が掛かりがよくてオススメ。

チニングで使われるフックはワームの大きさに合わせて#3~#1がよく使われます。

また最近ではフッ素コートされていて刺さりの良い物、スクリューキーパーでワームがズレにくいもの、針先が少しだけ外側を向いている物など様々です。

人気が高いのはチニング専用フックであるシルバーウルフフックSSですが、低価格なスクリューキーパー付きのマキサスも根強い人気があります。

シンカー

シンカー

シンカーは一般的なチニングにおいては5g~10gがよく使われ、基本的に軽ければ根掛かりしにくくて重いほど遠投が効きます。

素材は鉛、真鍮、タングステンなどがありますが現在は感度の良さとサイズがコンパクトなことからチニングではタングステンシンカーがよく使われますね。

同じ重量でも鉛とタングステンでは感度にハッキリと差が出て、ボトムの質や地形の判断に有利になります。

また重量や素材の問題だけではなく、形状によっても遠投性やフォール姿勢(フォール速度)など性質が変わってきますから状況によってベストな物を選択し続けることが出来るかどうかで釣果が決まります。

チニングにおけるシンカーで大人気なのはダイワのバザーズワームシンカーTG。写真のペアーリングとフリリグシンカーが特に人気で、7gと10gがよく売り切れるので在庫がある時に買い溜めしておきましょう。もちろん売り切れるのはチニング勢が買い占めるからなのですが…(笑)

トップウォータープラグ

ペンシル

チヌやキビレは普段は底の物を食べていますが、驚くことにトップ(水面)のルアーにも強い反応を示します。

その習性を利用して水面に浮かんでいるルアーに食わせる釣りをトップウォーター呼び、チヌ水面を割って出る瞬間は視覚的にもエキサイティング!

トップ系のルアー派冬以外は年中通用しますが、基本的には夏に強い釣り方ですね。

トップウォーターには以下のようなルアーがあります。

・ポッパー
・ペンシルベイト
・スイッシャー
・ノイジー
・ダーター

ただし主に使われるのはポッパーとペンシルベイトで、人によってはスイッシャーを使う人が少しいる程度。ノイジーやダーターを使う人はよほどのこだわりがある人だけでしょう。

実際チニングのトップゲームはポッパーとペンシルの2つでほぼ足りますから。

使い分けとしては一ヵ所でネチネチと誘うならポッパー、素早く広範囲を攻めるならペンシルベイトという考え方でOK。言い換えれば小場所はポッパーで大場所はペンシルベイトですね。

その他のルアー

ソウルシャッド

チニングはボトムゲームとトップウォーターが代表的な釣り方ですが、中層のルアーでも釣れます。

<<ハードルアーの種類>>

・ミノー
・シャッド
・バイブレーション
・シンキングペンシル
・メタルバイブ
・スピンテールジグ
など

他にクランクベイトなどもチニングに使えるのですが、用途がかぶる上に使いやすいシャッドの存在にお株を奪われて今ではあまり使われなくなりました。

ボトムでは食わない、でも水面にも出きらない…そんな状況を打破してくれるのが中層系。特に小魚の群れがいてチヌが追い掛け回している時には反応が良いので、忘れずに持っていきたいですね。

チニングのタックル

チニングに限らず、ロッドとリールの組み合わせのことを釣り用語でタックルと言います。

タックルにはスピニングとベイトの2種類がありますが最初はスピニングタックル、慣れてきたら追加でベイトタックルを購入するのが良いでしょう。

チニングにおいては多くのシーンでベイトタックルが有利なのですが、ベイトタックルはバックラッシュと言ってラインがグチャグチャになる現象が起きるので、投げられるようになるまで練習が必要です。

最初からベイトタックルを買うと釣りにならないので気を付けて下さい。

ロッド

ロッド
チニングに適したロッド

・長さ…7~8.3ft
・強さ…L~M
・軽くて感度が良い物

現在発売されているチニングロッドは長さ7ft~8.3f、パワーL~Mの範囲に全てに収まります。

ロッドは短いほど軽く感度が良いのですが、より遠くへ飛ばす為には長い方が有利となります。

基本的なチニングロッドのスペックは長さ7.6ftでパワーはML

総重量5g~から15gのリグが投げられるなら大体の場所はカバー出来ます。

専用ロッドを買う金銭的余裕がない人は長めのバスロッドのML~Mや、短めのシーバスロッドやエギングロッドを代用してもチニングは出来ますよ。

初心者の方はスピニングロッドが使いやすくてオススメですが、本格的にやり込んでいる人達はベイトロッドを使うようになる傾向があります。

ベイトロッドはリールがロッドの上に乗っていて包み込むように握れ、ラインとロッドの間の隙間も少ないので感度が良くてパワーもあるのが特徴です。

詳しくはこちらをどうぞ⇒チニングロッドの記事を読む

リール

スピニングリール

ヴァンキッシュ
チニングに適したスピニングリール

・2500~3000番
・シャロースプール

スピニングなら2500番~3000番がチニングにピッタリ!

これより小さいと糸巻き量が足らなかったり、飛距離が落ちたりします。

逆にこれよりリールが大きいと重くなってロッドとのバランスが悪くなってしまうのでリール選びは難しいですね。

私のオススメはC3000番という2500番のボディに3000番のスプールを搭載したモデル!軽くて、糸巻量も適量で、ドラグ(糸に負荷がかかった時に出ていく機構)も強いのでチニングにはピッタリです。

またラインを巻く部分が浅くなっている(シャロースプール)モデルを買うのがオススメです。余計な下糸を巻かないで済むので軽いし経済的♪

ベイトリール

リール
チニングに適したベイトリール

・~5gシンカーを快適に投げたい…28mmスプール機
・10g~シンカーでかっ飛ばす…34mmスプール機
・その中間がいい…30~32mm機

ベイトリールは風にも強く、感度も良くて、巻き上げ力に優れるという特性があります。その為ボトムゲームに有利に働くので、チニングのベテランは好んで使うことが多いですね。

正しいキャストフォームを身に付けてしまえばスピニングよりも釣りが有利になるので、後々には是非使いこなせるようになりましょう。

リール選びで迷っているなら最初は34mmスプール機が良いです。現在のチニングシーンは大河川や干潟など広い場所で行われることが多いのでオススメ。このリールで主に投げるシンカーは7g、10g、14gですね。

オススメはもりぞーさんが監修したシルバーウルフSVTW
PE0.6号が200m、0.8号なら150m巻けて、スプール重量が16gになるよう徹底計算されています。このスプール重量は7gシンカーから上の重量を快適に投げられる設定です。

5g以下のシンカーを使用するなら28mmスプール機であるアルファスAIRがベストでしょう。3.5gだって余裕でキャスト出来るし、近距離戦なら1.8gからだって投げられます。

5gも投げたいけど10gも飛ばしたいな…という欲張りな人には32mm機であるアルファスSVTW800S XHLがおすすめ。中距離戦メインで、近投も遠投もちょくちょくしたい人向けですね。

詳しくはこちらをどうぞ⇒チニング用リールの記事を読む

PEライン

ライン
チニングに適したライン

・PEライン0.6号~1号
・比重が軽すぎず重すぎない物
・撥水性が高い物

チニングで使われるのはPEラインと言ってポリエチレン繊維を撚った物です。

細くても引張強度がとても高く、伸びないので感度が良いのでオススメ!チニングはPEライン一択と言っても良いほど使われています。

太さは0.6号~1号程度が標準で、細いほど感度がよく遠投出来ます。
その代り傷むのが早くて魚がかかった時に合わせるとプチン!と切れることもありますのでこまめなチェックが必要になります。

最初に使う太さはズバリは0.8号!
強度と性能の差のバランスがとてもよいのでオススメです。

100mほど巻いておけばチニングには十分です。

またPEラインは商品によって比重に差があるので購入時に気を付けないといけません。

比重が軽いと風で大きく流されて釣りがしにくいですし、重いと飛距離が落ちてしまいます。無難な中比重の物を使いましょう。

またベイトタックルを使用する人は何よりも撥水性を重視しなければいけません。使っている間にラインが海水を吸うと、使スプール(ラインを巻いている所)の重量が増えてキャストフィールが変わってしまいます。

今の所最もチニングに適しているラインはアーマードフロロ+ですね。PEラインの周りをフロロでコーティングしているので撥水性がとにかく優れています。

劣化が早いので交換頻度が高いのがたまに傷ですが、安いし入手しやすいのも魅力。

もう1つ注目を浴びているのが磯センサーSS+Si。こちらは樹脂素材を芯にしてPEを編み込んだラインで、コシが強め。比重が1.1~1.2とやや重めなので風が強い時でも影響を受けにくいので使いやすいです。

ただしチニングに最適な0.6号や0.8号は売り切れていることが多いですね。入手しにくいのが難点ですが、あれば2つくらい買っておきましょう。

詳しくはこちらをどうぞ⇒チニング用PEラインの記事を読む


リーダー

リーダー
チニングに適したリーダー

・2.5号…障害物がないポイント、繊細なタックル
・3号…やや弱め~標準
・3.5号…標準~やや強め
・4号…障害物が多いポイント、強めのタックル

PEラインは根ズレに弱く、ほとんど伸びないので瞬間的なショックに弱いのが弱点。その為根ズレに強いフロロカーボン製のライン(=リーダー)を1m~2mほど先端に接続するのが普通です。

リーダーは砂地で岩が沈んでいないような場所では細くて短くてもいいし、牡蠣殻や岩がたくさんある場所では太く長くする必要があります。

だからリーダーは状況によって変わるんですが目安として、太さは3号、長さは1.5m(=1ヒロ)程度取るのが一般的でしょう。

注意点ですが、リーダーはメインのPEラインよりも強度的に少し弱いぐらいがオススメです。というのもPEラインとリーダーの接続(=ノット)は割と面倒で、根掛かりする度にPEラインが切れてしまうと結び直すのが面倒なんですよ(笑)

だから根掛かりした時にラインを引っ張ったらPEラインとの接続部ではなく、リーダーとフックの結び目で切れてくれるのが理想と言えます。

PEラインが16lbならリーダーは3号(12lb)ぐらいにするのがオススメ。それよりも太いリーダーが必要なポイントに通う人は、PEラインをもっと太くしましょう。

オススメはシーガ―のグランドマックスFX

しなやかで使いやすく、60m巻きなので途中で無くなる心配もありません。おまけに安いです。

詳しくはこちらをどうぞ⇒チニング用リーダーの記事を読む

ランディングネット

ブラックシープ
ランディングネットの長さ

・足場が低い場所…2.5~3m
・スタンダード…3~4m
・足場が高い場所…4~6m

「ランディングネットが必要なの?」という疑問を持っている人もいるとかもしれませんが必要です!

いつも砂浜のような浅いポイントでしかチニングをしないのなら不要ですが、色んな所でやる人がほとんどですよね。それに海には満潮や干潮がありますので、潮が引いていたら水面までの距離が開いてしまいます。

せっかく魚がかかっても足場が高い所では抜きあげることが出来ません。

無理に抜き上げようとするとラインが切れて魚が落ちてしまったり、最悪ロッドが折れてしまうこともあります!

足場の高さに応じて2.5m~4m程度のランディングネットを準備しておきましょう。

最初は安い物でいいですよ。たくさん釣れるようになったら長さ違いのちょっと良い物を買うのがベスト。

詳しくはこちらをどうぞ⇒チニング用ランディングネットの記事を読む

チニングのケース

シルバーウルフマルチケース

バッグの中に色々詰め込みすぎると欲しい物がすぐに取り出せません。

ワーム同じパッケージで色違いの物もあるし、シンカーやフックを数種類持っていたら迷ってしまいます。

そうなるとストレスが溜まって釣りのリズムが狂うし、ガサガサやっている時に何か落としてしまうかもしれません。

使用する仕掛けをケースで1つにまとめておけばそんな心配もいらないので便利ですよ!

ダイワのシルバーウルフ(チニングのブランド名)からチニング専用のマルチケースが出ています。

ワームやプラグだけでなく、シンカーやフックもたくさん入ります。とくにシンカーの転がりを抑えるマットが付属で付いているのが嬉しいですね。

ダイワのチニングブランドであるシルバーウルフのロゴもカッコイイので、チニング好きなら持っておきたい一品。

詳しくはこちらをどうぞ⇒チニング用ケースの記事を読む

チニングの釣り方

ボトムゲーム

ボトム

チニングの最もスタンダードな釣り方がボトムゲーム。

まず仕掛け(リグ)を投げたらしたら着底させますが、着底のタイミングはリールから糸が出ていくのが止まることで分かります。

着底したらリールを巻いて底をズルズル、コツコツと引いてきましょう。

チヌやキビレが食ってきたらググッ!と引かれたりゴン!と瞬間的なアタリが手元に伝わってきます。

そうしたらアワセ(=フッキング)といって、ロッドを大きく振り上げる動作で魚の口に針を貫通させてやります。

あとはチヌの引きを存分に楽しみながらリールを巻けばOK!

これがボトムゲームの基本的な釣り方です。

ただずっと単調に巻いていたのでは魚にリグが見切られやすいので、たまにチョンチョンとロッドを動かしてリグにアクションを与えてやりましょう。

底(ボトム)に起伏や石があるようなポイントの場合は、リールを巻いていればリグがぶつかって自然にイレギュラーなアクションが生まれるのでただ巻いているだけで大丈夫。

リールのハンドルを巻く速さはベイト、スピニング共にハンドル1回転2~3秒くらいがオススメです。

基本的にはチヌやキビレの活性が高い時はそれよりも速く巻き、それで食わなければ遅く巻くという風に工夫して、その時の状況にベストな巻き速度を探して下さい。

トップウォーター

ポッパー

トップウォーター系のルアーは竿先でチョンチョンとアクションを付けてやるのが基本的な釣り方。

そうすることによってポッパーはカポンと音を立てて誘い(ポッピング)、ペンシルベイトは左右に首を振って(ドッグウォーク)チヌやキビレの興味を引いて水面におびき寄せます。

コツは単調に動かさないこと。

緩急を付けたり、少し止めたり、逆に高速で動かしたりなど魚に見破られないようにして下さい。

プラッキング

キビレ

チヌやキビレの活性が高い時は中層を泳ぐルアーはただ巻くだけでも釣れます。

小魚の群れを追い掛け回している時は余計なことはせずにゆっくりと巻くのが一番。

ガツン!という強い衝撃が来たらロッドを立てて慎重にリールを巻いて寄せましょう。

巻いていても食わない時はルアーが見切られています。

ミノーやシャッドのような沈みにくいルアーならロッドでチョンチョンとアクションを加えて(トゥイッチ)瞬間的な動きを演出したり、バイブレーションやスピンテールジグなど沈みやすいルアーなら巻くのをやめて落として(フォール)やると口を使いますよ。

ヘチ・落とし込み

岩壁

餌釣りではヘチ釣り、落とし込みといって岩壁についているチヌを狙う釣り方があります。

もちろんワームでも出来るんですがワームやシンカーのセレクトによって釣果に差が出やすシビアな一面もあります。

盛期は岸壁にイガイが付く6~8月ですが、それ以外の時期でも個体数に差はあれどチヌは常に岸壁に居着いています。

この釣りは1.8gを基準として1.3~2.6g程度の極軽量のシンカーと小さめのワームを組み合わせたフリーリグで狙いますが、同じぐらいの重量のジグヘッドリグも良いですね。

糸ふけが出ないベイトタックルを使えば、落としている最中でもコン!と明確なアタリが取れます。

住んでいるエリアによっては港湾周りでしかチニングが出来ない人もいるはずで、垂直護岸の攻略は是非とも引き出しの1つとして身に付けておきたいですね。

チニングのアクション

チニングにおいてメインとなるボトムゲームでのアクションの付け方についてご説明します。

ズル引き

チニング

ズル引きはチニングのボトムゲームにおいては最も基本的な釣り方。

チヌやキビレはカニやシャコなど底にいる甲殻類の餌を食べているのだから、それを模したワームで同じように底をゆっくりズルズルと引こうというものです。

底からワームが離れないようにリールのハンドルをゆっくり(4~5秒に1回転程度)回転させれば良いだけなのでとても簡単!

またはロッドを上に向けることでズルズルとワームを引っ張る方法もあります。
竿先を下してリールのハンドルを巻いて糸ふけを取ってまたロッドで引っ張るのですが、この方法ならワームが底に当たっている感触やチヌの小さなアタリも分かるんです。

糸ふけを取っている時間が食わせの間にもなるのでオススメ!
リールのハンドルを巻くよりも活性が低い状況で有効なメソッドです。

巻き

チニング

巻きはズル引きの高速版の釣り方です。
リールのハンドルを巻いて底を引いてくるのは同じなのですが、ワームが底にコツコツと当たりながら浮き上がらない速度で巻くのがコツ。
リールのギヤ比にもよりますが、目安としては2~3秒にハンドル1回転です。

この巻きの釣りを可能にしたのはフリーリグの存在。
沈みやすいので底から離れにくく、底を取っている感覚が分かりやすいのです。

この巻きの釣りによって、今までズル引きしかなかったチニングに大きな変化が起きました。
広い場所でも高速サーチが可能になったのです。

ズル引きに比べて高活性個体を狙うのに適した釣り方で、主に夏向きですね。

ボトムバンプ

チニング

ボトムバンプとは竿先を上に鋭く2~3回しゃくってワームを跳ね上げる動作です。

魚の活性が高い時は巻きでも良いし、活性が低いならズル引きでもいい。
だけどそれではワームを見切る警戒心が強い魚や、どうにも食い気がなくてワームを相手にしない魚がいるんです。

そういう難攻不落のチヌのやる気スイッチを入れてしまうのがボトムバンプ。
年中使えますが、主に冬向きの釣り方です。

シェイク

チニング

いよいよ釣れない時の手段ですが、リグを竿先で僅かに揺すってズル引きして、また揺するのを繰り返して下さい。

シェイクは低活性個体を食わす最後の手ですが、これをやらないと釣れない時は数釣りは難しい状況です…。

魚の活性が著しく低い上に、遅い釣り方なので効率が悪いんです。これで釣れない時は粘らずに場所を変えるか、タイミングを変える方が良いですね

\残り時間わずか!/

チヌ

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